『サンリオキャラクター大賞』の投票が開始されてヨシキティが話題になっている。

 YOSHIKIとかわいいものは相性が良い。

 出会った頃の僕は、Xにかわいい要素が馴染んでいることが嬉しかった。

 インディーズ時代のYOSHIKIのドラムセットにフェルトのオバQがぶら下がっているのが好きだったのは、僕がかわいいもの好きだからだ。

 
 
 意外に思われるかも知れないが、中学生の僕といえばキティちゃんだった。
 
 まだ世に出たばかりの頃だけど、僕がキティちゃん好きなのはクラスで有名で、女子が自分の持っているキティちゃんグッズの一部、例えばシールの残りなどを、僕の机に下がっている紙袋に寄付する・・・そんなことが流行っていたくらいだ。
 
 津田といえばキティちゃん、そんなイメージだった僕は今も無類のかわいいもの好きで、それを知らない人は周りに一人もいない。
 
 さて、今やそのキティちゃんラインナップにヨシキティすら存在するほどかわいいものと縁のある「YOSHIKI」と「かわいい」の関係について書こうと思うのだが・・・ファンの皆さんがご存知の通り、そもそもYOSHIKI自身がかわいいので、今回はそのことについて書こう。


 
 初めて出会った瞬間から、YOSHIKIのかわいさはちょうど「野生動物のかわいさ」のようだと僕は感じていた。
 
 つまり、無邪気で柔らかな雰囲気のYOSHIKIだけでなく、命懸けの殺気を放つYOSHIKIにも全く同じかわいさを感じていたのだ。
 
 おそらくそれはHIDEも同じだったと思う。
 
 殺気に満ちたYOSHIKIの言動に、かわいいなあ…といった眼差しでYOSHIKIを見つめているHIDEを何度か見たことがあるから、間違いない。
 
 そんなYOSHIKIだが、音楽合宿やライブツアー、海外レコーディングなどで、眠りから覚めたばかり、いわゆる起きがけのYOSHIKIを見る機会があって、僕はその様子を見るのが好きだった。
 
 その様子がまさに野生動物の赤ちゃんのようだからだ。
 
 また、かわいい子どもを天使のようだと表現するけれど、起きがけのYOSHIKIの雰囲気は天使のようでもあった。