求刑十年、どうする山口組
六代目山口組・高山清司若頭「京都恐喝事件」結審
〜恐喝事件の矛盾を暴く!〜

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 六代目山口組の高山清司若頭(二代目弘道会会長)(※高は上の口がはしご。以下同じ)の裁判の行方が注目を集めている。
 高山若頭は平成二十二年十一月十八日、京都の建設業者U氏から計四千万円を脅し取ったとして、恐喝容疑で逮捕され、同年十二月八日に起訴された。この時期、警察当局は、司忍六代目の出所・現場復帰(二十三年四月)を前に、山口組に対する頂上作戦、そして司六代目の出身母体で、高山若頭が会長として率い、山口組の中核組織である二代目弘道会に対する〈壊滅作戦〉を展開しており、高山若頭の逮捕は「国策」であった。
 十一月十二日には検察が異例の懲役十年を求刑、十一月十九日には最終弁論が京都地裁で行われた。

 この恐喝事件は、高山若頭が、二代目弘道会舎弟頭補佐から平成二十一年に山口組直参に昇格した高山誠賢・淡海一家総長、同一家の西田幸市幹部、企業舎弟とされるH氏らと共謀し、U氏から三回にわたり、みかじめ料として計四千万円を脅し取ったとされる。

 起訴状などによる、事件のあらましは次のとおりである。