司忍六代目自ら餅をつくという嬉しいサプライズ
恒例行事・餅つき大会挙行
昨年十二月二十八日、山口組総本部で、恒例の「年忘れ餅つき大会」が開催された。六代目体制が発足した平成十七年から行なわれている行事で、一般人も自由に入場できるイベントとして定着してきたが、暴排で一般人にまでしわ寄せが及ぶことを配慮してか、今回は招待された直系組長や直系組織幹部の家族、近隣住民だけとなったが、それでも約五百人もの一般人が参加した。
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そのニ その三【熱気が会場に溢れ】
会場の総本部駐車場は、巨大なテントで覆われ、入場者の席が設けられていた。総本部通用門近くには執行部の席が設けられ、背に巨大な日の丸が掲げられた。中央は司忍六代目の席で、赤い布に銀色の刺繍で菱の代紋と「六代目山口組 司忍」の文字があしらわれたテーブルクロスが掛けられていた。
用意されたもち米八百キロが、十台の蒸し器から十基の石臼に次々と運びこまれ、直参らが威勢よく杵を振り下ろした。つきあがった餅はすぐに丸められ、入場者にふるまわれた。
昨年には見られなかった光景だが、司六代目自身が杵を手に取り、最高幹部とともに餅をつくシーンも。 司六代目が復帰し、初めて参加した前回の餅つき大会は、高山清司若頭(※高は上の口がはしご)が勾留中で出席できなかった。今回、十一月三十日に橋本弘文統括委員長が逮捕され、事始めへの出席がかなわず、餅つきの出席も危ぶまれたが、処分保留で釈放され、餅つき当日には不起訴となった。
司六代目と執行部メンバー全員が揃っての開催はこれが初めてで、威勢のいい掛け声の間に笑い声が飛び交う、和気藹々とした雰囲気だった。
最後に執行部が整列し、橋本弘文統括委員長が「親分と頭の臨席を賜り、事故もなく無事に餅つきを終えることができました。ご苦労様でした」と挨拶。全員で三本締めを行い、餅つき大会はつつがなく終了した。
これをもって、山口組は平成二十四年度の組行事をすべて終えた。総本部の玄関などには、この日までに巨大な門松が建てられ、新年を迎える準備が整っていた。
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