事務所スタッフや一部の同業者には事前に知らせていたそのテーマはずばり「炎上月間」。
ツイッターなどのSNSなどで、これまで黙殺していた卑怯なツイートに敢えて反応し、どれほどまで「炎上」し、それがどのような効果をあげ、あるいはまたどのような悪影響を及ぼすか、自らを「肴」に実験してみることにしたのだ。
5月以降、自由報道協会の公益法人申請中ということもあり、私は強く個人的な意見を発する言論活動を控えざるをえなかった。いうまでもなく、内閣府や認定委員会の心証を悪くしないためである。
その自由報道協会も10月1日には無事に公益法人になり、私はそうした配慮から解放されることになった。そのため、そうした「実験」が行えるようになったのだ。
そして、実はもうひとつ、私は5月から準備していたある「行動」に取り組むことができるようにもなったのだ。
それは、とくに3・11以降繰り返される私への誹謗中傷に対して、具体的な措置を採ってみようというものだった。
今年1月、私は記者クラブを象徴とする日本の閉鎖的なメディアシステムへの抗議の意味を込めて、日本でのジャーナリスト活動を完全休止することを決め、現在実行中である。
実はその判断には、もう一つの理由が隠されていた。それが今回スタートさせる「行動」である。