どうも、執事です。



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初回のエンタメ批評館へたくさんのコメントをいただきまして誠にありがとうございました!


好きな作品で皆さまと意見交換を行える事がとても楽しく、
こうして批評館#2執筆への大きな励みとなりました。


今回も皆さまとまた交流をはかるべくるんるん気分で書き出しております。


ぜひぜひお気軽に紹介しましたエンタメ作品についてや、
私の持論に対してこれからもご意見くださいませ。

みんなで楽しくエンタメについて語り合いましょう!


そして、私が今回ご紹介いたしますのはこちらの作品。


『君の名は。』


#2も私の大好きな映画ジャンルから、
そして前回同様に今まさに大ヒット中の作品をピックアップ致しました!


長編アニメーション映画である本作。


まずは基本情報から。


もちろん、ネタバレは無しですので軽い気持ちで目を通していただけたら嬉しいです!








『君の名は。』


2016年8月26日公開(現在も公開中)

監督・脚本・原作:新海誠

出演者:神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみ、市原悦子

音楽:RADWIMPS
 

『雲のむこう、約束の場所』、『秒速5センチメートル』の新海誠監督が、
約3年ぶりに世へ送り出す新作長編アニメーション映画。
上映時間は107分。



早速ですが皆さまは新海誠さんをご存知でしょうか?


基本情報にも記載しました、
『雲のむこう、約束の場所』、『秒速5センチメートル』
などの作品を手が掛けていらっしゃる新海誠さん。

私は名前と上記の有名な作品名は元々存じ上げていたのですが、
実は新海誠さんの作品を観るのはこれが初めてでした。


『シン・ゴジラ』同様、
周囲の評判に推されて劇場まで観に行く事を決心した『君の名は。』


しかし、こちらの作品へは『ゴジラ』の時と対照的にあまり期待値は高くない状態で私は鑑賞する事となります。

というのも、
以前『秒速5センチメートル』へ興味を持っていた時期があったのですが、
すでに視聴済みの知り合いの方から、


「面白いけどなんかこうっ、モヤっとしたものが胸に残る」


そんな生の声をいただいたゆえに今まで新海誠さんの作品を敬遠していた経緯があり、
それが食わず嫌いをしてしまっていた1番の理由です。


鑑賞後にモヤモヤが残ると事前に分かっていて視聴するのは、
結構覚悟がいりますよね……。


そして、踏ん切りが付かぬまま気付けば『君の名は。』が公開されたというわけでした。


今回も鑑賞後に面白かったけど、なんだか消化し切れない何かを映画スクリーンからプレゼントとされるのだろうなあと、
一種、斜に構えた心持ちで映し出された本編を鑑賞していた私でしたが、


「……あれ、コレ面白い」


と、冒頭から惹き込まれていく私。


終始重たくて感傷的な展開が続くかもしれないとすら警戒していた私でしたが、
そのテンポの良さと軽快で陽気な物語の雰囲気に、
あっという間に私の今まで持っていた懸念は綺麗さっぱり消え去ることとなりました。


この『君の名は。』は、
予告や事前情報から推測できる通りに若い男女の恋愛がメインテーマの青春ラブストーリーです。


しかし、私が最も心を惹きつけられたのはこの作品の「脚本」の巧みさでした。


私も物書きの端くれであると自覚していますが、
そんな私から見ても『君の名は。』の脚本は緻密に作り込まれていて、
観る側の気持ちがどのように動いたり、
どうやってシーンを組み立てれば観客が感動するかを良く練り込まれています。

実際に懐疑的な姿勢で鑑賞に来た私を冒頭で物語世界へ惹き込み、
中盤でガッツリと心を掴んで離さない状態にして、
終盤ではこちらが思わず声を上げてしまいたくなるほどに感情を揺さぶって来たものですから、
終演後、素直に私は「今まで敬遠していてごめんなさい」と、
心の中で新海誠さんへ謝罪しました。


もちろん恋愛の要素もまだスレていない若い真っ直ぐな男女が、
青春を変わった形ながらも謳歌する様子は非常に観ていて微笑ましいです。

アンダーバー星人の私どもはまだ17歳ですので、
まだまだ自分にもいつかこんな素敵な恋愛が出来たらと余裕を持って観ていられますが、
青春を十分に謳歌できなかった方々からすると少し眩しすぎる要素も含まれているかもしれません。












青春を……十分に、謳歌……?



青春……?



せい、しゅん……って?





あれ……?







《閑話休題!》






先月より全国で公開されております『君の名は。』


主題歌や挿入歌としてではなく音楽としてクレジットされているのが、
バンドのRADWIMPSさん。


その表記通り本編内の各所で物語に華を添えるRADWIMPSさんの音楽は、
映像と1ミリのズレもなく見事な融合を果たしています。


通常、映画本編へすでに独自の世界観を持ったアーティストの個性が出てきすぎてしまうと、
映像と音楽が衝突してしまい鑑賞者側へミスマッチ感を与えてしまうのですが、
今回の『君の名は。』とRADWIMPSさんに関してはそんな事は一切なかったように感じます。


実は鑑賞前に各レビューサイトなども私はチェックしておりまして、
中には5段階評価で4.5なんてサイトもありましたから、
「さすがにそれはウソでしょう……?」
と、やはり斜に構えていたのですが、
この映画は全ての要素が絶妙に噛み合っておりましたので、
平均評価が4を軽く越えてきたのには今となっては納得の一言です。
#1#2と、


「酷評することもあります!」


と、わざわざ宣言しておきながらここまで両作品ともにベタ褒めの私ですが、
逆にこれだけ邦画で面白い作品がたくさん出てきてくれることは、
私としては嬉しい限りです。


今後も面白くエンタメ性に富んだ邦画がたくさん出てくることを願いつつ、
今回の批評館はこれで閉館とさせていただこうと思います。


今回も最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました!


また#3でお会い致しましょう!








執事

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執事の今後の執筆活動の励みとなります、俄然。