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いよいよ!12月7日からスタートする西川チャン主演のミュージカル「ヴェローナの二紳士」。今回も前回に引き続き、「プレゼントや差し入れが苦手」という相談に答えていただきつつ、準備に追われる近況、そして舞台に取り組む上での内面に迫っていきます!


自分だけがOKでは周りから浮いてしまう

――今回の更新日は、開催直前の12月4日となります。取材時期の都合上、直前の心境というわけにはいかないですが…

西川 まぁね(笑)でも、ミュージカルをやらせてもらって…勉強になるなって思うことは多いですよ。いつも思う。なんていうか、普段の活動というのは、僕が中心になって考えるものが多いわけで…「作・演出・主演」みたいな部分があるじゃないですか。迷った時にも、ある意味では僕ひとりで判断したり、決着をつけられる部分がある。

――最終的な責任も自分で負うことができると。

西川 そうですね。でもミュージカルの現場だと、自分がこう思うからとか、自分ができていると思うからOK、とはいかない。周りと合わせていかないといけないわけです。自分だけテンションが高くても浮いてしまうし、自分のセリフを追うだけだったり、完璧に覚えているだけでもダメだし…

――呼吸が合ってないといけない。

西川 そう。そこまでの流れを聞いて、呼吸を合わせていかないとね。ただセリフを言うだけだと観ている人がさめてしまうし、あの人だけ「全然(会話を)聞いてないじゃん」って分かるんだよね。だから感覚としては、その舞台が始まった瞬間から最後まで、一本のバトンをどんどん次の人に渡していく…みたいな感じなんだよね。駅伝のリレーみたいなね。