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Pコラム・umbrella「路地裏サーチライト」
P・やまうちです。
umbarella presents「路地裏サーチライト」
10月24日味園ユニバースがいよいよ迫ってきました。
出演はNoGoD、メリー、deadman、CASCADE…そしてumbrellaっていう
”なんじゃそりゃ?”っていうラインナップです。
この5バンドがよりによって味園ユニバースでやるの趣しかなくて最高ですよね。
閉館が報道されている味園ユニバースなんて、正直ライヴなくても入場料2000円くらいなら全然入りたい場所です。
これだけ由緒ある会場がなくなるのは音楽シーンとって大損失だと思うのですが
摂理ですからね。受け入れるほかない。
こんな貴重な場所にヴィジュアル系をフェイヴァリットとする方おあつらえ向きのイベントがあと何本残されているでしょうか。
これは必見なのです。
VISUNAVIとしてはこのイベントの応援をさせていただきているのですが、発端はumbrella唯さんなんです。
今年の6月に心斎橋CLAPPERで開催された”裏切り者には制裁を”の主催、、先日改名して”ムラサキチハヤ”名義になりましたが、、の取材で私が訪れることを知った唯さんが直接連絡をくださったんです。
曲がかっこいいバンドだな…ぐらいの認識しかなく、直接お会いするのは初めてでしたが
実直さとアツさに打たれ、共にタッグを組んで盛り上げていこうと即決(立ち話60分)しました。
その際に先日の「KHIMAIRA vol.5」の出演もお願いしましたね。
これまでになかったアプローチを欲していたumbrellaと、音楽的説得力と実績を持ちながら若手と能動的に対バンしてくれるバンドを探していた私で、互いにピースがハマった気がします。
うちとしては「KHIMAIRA」におけるumbrellaの存在感はとても大きく
その恩は返さないとなと感じています。
それと同時に「音楽的説得力と実績を持ちながら若手と能動的に対バンしてくれるバンド」ってキマイラ的には永続的な課題なんです。
”能動的に”ってところが肝で。これってお願いしてどうにかなるものではなく”気質”なんですよね。
正直なところ、うちのキマイラを経てどうなったかが大事で。
それこそRoyz主催のカウントダウンライヴにKAKUMAYが選出されていることなんて、とてもやった甲斐を感じられるし、ストーリーを紡いでいただいたなと感謝なのです。
うちはストーリーの火種を起こすのが仕事なので、以降に繋がっていなければこちらの火起こしが甘かったのだと猛省します。しかしこれも”気質”なので、あるところでいうと時の運です。
umbrellaにはその”気質”があったから、同様に”気質”のあるこの4バンドが集まったのだと思います。
イベントは誰が主催するか、その意志で同じラインナップでもグルーヴが恐ろしいほどに変わります。
今回の「路地裏サーチライト」に参加する方はお手並み拝見ぐらいの高見の見物で良いと思います。
トッパーのNoGoDが始まった瞬間にもう理性は吹っ飛ぶと思うので。
月並みなことなんですけど、イベントを構築していくうえで大切なのは
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Pコラム・「#MUCCと対バンが決まった男たち」
このハッシュタグについてはXを参照ください。
P・やまうちです。
というわけで12月1日(日)「KHIMAIRA-SCUM PALACE-」Spotify O-WEST公演が近づいてきました。
(やや長文になりましたが、大事なことを書いてるつもりです。)
軽々しく言う事ではないですが、私の進退もかかってると思います。
これだけカッコいいバンド揃ってて、それで未来掴めなかったらそりゃ責任重大でしょって話なので。
主催としてはブルブル震えてますし、悪夢にうなされ始めました。
思い込みかも知れませんが、このキマイラに出演してきたバンドはどこか信頼を与えてくれてる気がするのです。
何も成し遂げてない私に。
それって実績じゃなくて、可能性にってことじゃないですか。
だとすると、そろそろ実績出さなきゃねってことで挑戦するWEST。
この公演が決まった経緯はおよそ1年ほど前に遡ります。
じゃん。
Visual Rock is not ”DEAD”003
こんなイベントがありました。001はEDGE、002はリキッドルーム。
そして003もEDGE。
俳優(とアルバイトと旅行)しかしてこなかった私が初めて”ゼロからブッキングしたイベント”なんです。この”003”。
完全に独断。誰の助言も聞かずに。なのでこの時も責任は感じていました。
しかも、出演するのは結成数ヶ月のCHAQLA.と孔雀座、MAMA.も新体制始動から僅か。
それまでV系対バンの本数が実は多くなかった色々な十字架。
※色々な十字架??どうなの??って言ってきた人たちは無視しました。この5人はかっこいいバンドですよ。
nurièはキャリアもあって、正直初めから信頼はしてました。助かりました。ありがとう。
しかし関係者さんからすると当時、全体的に”誰それ??”状態だったのは事実です。
僕としてはこの5組と、V系界にポッと出でどう振る舞うべきか模索中の自分が少し重なる部分があったんです。
目標はSOLD OUTでした。余裕だと思ってました。
が、結果は甘くなく
…それでも180名ほどにお越しいただけました。
(あとから聞いたら、このキャリアのバンド対バンでは異常なぐらい入ったらしいです。)
このチャンネルでお馴染み輸血子さんも来てくださいました。
でも、悔しさはこの日なかったんです。
フロアの熱気も凄かったし、これから未来を掴むぞってギラギラに燃えてる世代のバンドが一堂に介したからみんな本気だった。その気迫が生むイベントとしてのグルーヴはこれまでに感じたことがないもので、よく分からないけど先の景色を感じられたんです。
この表現ハマり過ぎてて好きじゃないんですけど、「負けたら終わりの甲子園」なんですよ。
粗削りでも、高校球児が全てを賭けて闘うから大番狂わせが起きる…その情熱とスリルがこの日にはあった。
(夏は甲子園より、大好き!五つ子派でした)
これだけの可能性と確かな音楽、意志があるならヴィジュアル系全然やれるな。「ハッハー!楽勝だわ!」だってバンドがカッコいいんだもん。お客さんもイケてるし。じゃあ大人がしっかりしろよって話ですよね??
ん?あれ…大人って俺のことか??と思い「ハッハー!楽勝だわ!」は秒で撤回することになりましたが。
でも、この日夢が生まれたんですよね。
一緒に上がっていきたいって、心に火が灯った。
ムラッ気があるものの、この日はベストアクトとも言える鬼神のようなステージで心を揺さぶった孔雀座のヴォーカルと、恥ずかしながら池袋EDGEの裏で泣きながら讃え合ったのを今でも覚えている。
その時に言ったんですよ。「俺たちもっといけるから1年後にデカいとこで再会しよう」って。
kikato様と輸血子さんもその場にいらっしゃったかな。
この2023年11月23日が終わって翌々日くらいにはCHAQLA./MAMA./nuriè/色々な十字架/孔雀座…そして本当はこの日も一緒にやりたかったHOWLも含めた6バンドに”2024年の11月~12月の土日祝全部空けておいて!”っていうめちゃくちゃなお願いをしたんですよ。土日祝なんて一番バンドのスケジュールで重要なところにも関わらず、全バンド即答でOKでした。
結果、孔雀座とHOWLは活動を終えてしまったけど、この2024年12月1日スカムパレスには
「俺たちもっといけるから1年後にデカいとこで再会しよう」
この誓いを果たすためにCHAQLA.とMAMA.とnuriè、色々な十字架が集まってくれます。
ex.孔雀座の或さん(Dr)もMAMA.叩くしね。
その後、思うようにいくこといかないことはあったけど、
nurièはMr.JACKさんのイベントでナイスアクトだったし
孔雀座もあの「いじくりROCKS!」のイベントでブチかました。
CHAQLA.とMAMA.と色々な十字架に関しては、まさかのMUCCのツアーにもサポートバンド出演した。
”ちょっと置いて行かないでくれーーーーーー!”という気持ちと同様に
シーンの未来であり、キマイラの誇りだなと思いました。
その素晴らしい姿勢に感謝します。
そして何よりいつでも未来を提示し てくれるMUCCという偉大な存在にも。
今年の12月1日が終わった時にまた新しい約束が生まれるよう頑張ろうと思ってます。
だから、お願いだから、この日だけはキマイラにください。
よく言うセリフだけど、俺たちの12月1日はこの日しかない。
俺は人生で一度くらいオーロラを観測したいんですけど
そういう人生で数回観測できるかどうかの歴史が動く瞬間をお見せします。
そう言えるバンドしかいません。
CHAQLA. / MAMA. / nuriè / 色々な十字架 「#没」 / いかついシークレットバンド
この6バンドの姿勢を浴びてください。当初の予定とは変わったけど、
「#没」と、このシークレットバンドも、超脅威ですよ。
と、随分長くなりましたが
と、その前にも超大一番があります。
「KHIMAIRA vol.6」公演。
まさか、250キャパ池袋EDGEにMUCCが出るなんて…
MUCCのメリットだけで考えたらハッキリ言って出る必要のないイベントです。
でも、MUCCも即答でOKでした。
本当にありがたいです。
これは個人的な想像ですが、
大きい会場を埋めたくてMUCCに出てもらう…だったら逹瑯さんもミヤさんもYUKKEさんも違う答えだったんじゃないかなって思ってます。
どうなんでしょう?
メリット・デメリット論に執着せずにこれができるからMUCCはMUCCだし、人の人生を救い続けてるんだなって感じます。
逹瑯さんもミヤさんもYUKKEさんも、全員が迷わずOKって普通あり得ないですよ。この規模のイベントで。
だからこそ、MUCCという偉大な存在の歴史にもしっかり刻まれる1日にしたいと思ってます。
と言うわけで、ここからが本題(えっ??今から??)です。
この10月26日に出演するCHAQLA.とMAMA.以外のNAZAREと「#没」が出る理由について少し記します。
ブッキングの内情でいうと
MUCCの出演が現実味を帯びてきたものの、”MUCC出るかもよ”って言ってしまうと”それなら出たい!”が横行してしまうので、あくまでその事実を伏せながら、”MUCCにリスペクトのあるバンド”を探し始めました。
”MUCCにリスペクトのあるバンド”なんて無数にいらっしゃるのですが、その中でタイミングや相性を鑑みて熟考。
福岡を拠点にする「#没」に関しては、今夏のLove Togetherツアーをメンバーさんが観にきていたことがきっかけです。
会話は数分でしたが、”チケット買って観に行ってたMUCCと(ライバルの)MAMA.が一緒にやってるのヤバいっす!”の発言で僕の中では決まりでした。「#没」は人間溢れる泥臭いステージもたまらないですよね。
そしてNAZAREに関しては、彼らはあまり多くを語らない寡黙なバンドですが
澪さん(Vo)が、以前MUCCのインストアイベントに足を運び、
特典でミヤリーダーに”いつか一緒に対バンしよう”って言ってもらったことを叶えたがっていたことが全てでした。
そのエピソードを聞いた時点でNAZAREにも絶対出てほしかったのですが、彼らが海外ツアー中で、当初10月26日は埋まっていたんです。
ところが、妖さん(Gt)から”KHIMAIRAなら帰国早めて出たいと思うんですよね”って打診があり、決着しました。
その二言目に”そろそろMUCCとか出そうで怖いっスよ~はははは!”と言われた時は、あまりの勘の良さに、こっちこそ”怖いっス”ではありました(笑)。正解でした。
で、冒頭のハッシュタグに戻るんですけど、
「#MUCCと対バンが決まった男たち」
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