☆ メルマガPLANETS vol.38 ☆
~書籍版・Kindle版本日同時発売!『原子爆弾とジョーカーなき世界』~
発行:PLANETS 2013.6.21 (毎週金曜日発行)
http://wakusei2nd.com
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こんにちは。PLANETS編集部・秘書A子です。
今週の金曜日も、「メルマガPLANETS」をお送り致します。
いよいよ本日発売です!
既に各地からフライングゲットの報告をちらほら頂いております、
『原子爆弾とジョーカーなき世界』。
Kindle版を予約購入された方も、配信されたでしょうか?
コンテンツ評論で単行本がまとまるのは久しぶりなので、
読了後の感想、楽しみにお待ちしております。
twitterでつぶやかれる場合は、ハッシュタグ #genshijoker をつけて下さると嬉しいです!
書店の入荷情報・売り切れ情報も引き続きお待ちしておりますよ。
▼Amazonリンクはこちらから
http://www.amazon.co.jp/dp/484015211X
今週末は台風+梅雨で各地荒れ模様ですが、
こちらも嵐のような生放送です!
「ニコニコ超会議2」で偶然立ち上がった奇跡の組み合わせが、
まさかの続編で「ニコ生PLANETS」に登場。
そのメンバーとは、夏野剛×福島みずほ×堀潤×宇野常寛!
▼6/25(火)19:00~ニコ生PLANETS 6月号「リベラル再生会議2」
都議選が始まり、夏の参院選に向けて緊張が高まる中、改めて問う
20~30代をはじめ「夜の世界の住人」が共感できる、この国のあたらしい形とは?
もちろん台本・仕込み一切無し。ニコ生ならではの本気の激論をお届けします。
予習には、下記の動画をご覧下さい。
▼夏野剛×福島みずほ×堀潤×宇野常寛「新しいリベラル再生会議」@ニコニコ超会議2
あと、会員の皆さま向けに、先週のイベント動画もアップされております。
▼【前編】プレ・母性のディストピア 第1回 押井守[連続講義]
http://www.nicovideo.jp/watch/1371646005
「プレ『母性のディストピア』」連続講義、第2回は7/11(木)の開催。
次のテーマは、高橋留美子作品です!
平日ですが20:30スタートなので、お時間ある方はぜひ予約を。
参考図書もご紹介しております。詳細は下記エントリからどうぞ。
http://wakusei2nd.com/archives/2276
以上、告知でした。
それでは、
今号のコンテンツはこちら↓
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├○ メルマガPLANETS vol.38:2013.6.21
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├○ 01.【特別掲載】嶋浩一郎×宇野常寛
├○ 本と雑誌と本屋の未来
├○ 第2回 人間と言葉との新しい関係
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├○ 02.【批評】中川大地
├○ 中川大地の現代ゲーム全史[日本編]
├○ 第7回 インベーダーブームがもたらした〈虚構の時代〉
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├○ 03.【ルポルタージュ】稲垣知郎+濱野智史
├○ ちろうのAKB体験記
├○ 第23回 疑問、葛藤、推し変へ
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├○ 04.【インタビュー】この人のこの話がききたい
├○ 6月のこの人:吉田浩一郎さん(クラウドワークス)
├○ 第3回 日本でクラウドソーシングを根付かせるには
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├○ 05.【ノンフィクション】武本弦
├○ 震災離婚
├○ 第11回 子供どうするか問題【後編】
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├○ 06.【過去原稿】今週のお蔵出し
├○ 6/21のお蔵出し:異形の花々、その後
├○ (初出:「中央公論」2013年4月号)
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├○ 07.【食べ歩き】
├○ 秘書A子の馬場ランチグルメ
├○ 馬場グルメ十軒目:凸凹キッチン
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├○ 08.【リアルタイムレビュー】中川大地
├○ じぇじぇじぇ!!('jjj’)『あまちゃん』日記
├○ 第11週 「おら、アイドルになりてぇ!」
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├○ 09.【告知】今週のスケジュール
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├○ 10. 編集後記&次回予告
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※一部の連載記事については、
「メルマガPLANETS vol.37」からの続きとなっております。
▼「vol.37」へのリンクはこちらです。
http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/blomaga/ar258375
未読の方は併せてお楽しみ下さい!
【 特 報 】
「哲学の先生と人生の話をしよう」終了から、早3週間……
「國分先生の連載が終わって寂しいです……」というお声が続出するのを受け、
待望の 新 連 載 開 始 !
装いも新たにパワーアップした人生相談、その名も……
「 世 界 の 真 実 を 語 る 人 生 相 談 」開始!
何と、宇野編集長が皆さまのお悩みに答えます!
「國分先生の回答よりは優しくなる予定です」(本人談)、
来週からの掲載に向け、相談大募集!
ペンネーム・年齢・職業・都道府県をお書き添えの上、
下記フォームからどしどしご応募下さい。
http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/letter
皆さまのご相談、お待ちしております。
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┗■ 01.【特別掲載】本と雑誌と本屋の未来
嶋浩一郎×宇野常寛
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▼本コンテンツは連載です。前回記事はこちら
http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/blomaga/ar258375
第2回 人間と言葉との新しい関係
宇野 じゃあ、双方向性の快楽を発生させやすいテキストって一体なにか、ということを考えます。まずみんな考えるのは、ノベルゲームみたいなものですよね。ストーリーの展開を選択できるようなものを、ノベルゲームという形でやってみたらいいんじゃないかと。でもこれは、実際には最初からプログラマーが組んだシナリオをなぞっているだけなので、擬似的な双方向性的システムにとどまっています。むしろ、ノベルゲーム的なものは近代小説の枠内にあるものだと思います。実際に双方向性の快楽を発生させているのは、メールやソーシャルネットワーキングサービスへの投稿や引用や編集が可能になるということなんです。我々が今、最も頻繁に接しているテキストがこのような、ローカルなコミュニケーションです。顔見知りの人間との慣れ合いの言葉っていうのが、今や書き言葉のメインになっているんです。これまで我々が接してきた書き言葉で、最も大衆化されたメジャーなものって、おそらく自らの専門領域での、仕事上の文章のやり取りです。あとは、漫画の台詞や、新聞記事などのメディアの言葉ですね。それが今や、一番接している活字は、直接の知り合いとのやり取りなんです。これは大きな変化で、これからの言葉というものを考える時、すごく大きな意味を持っていると思います。三つめは……これがいちばん大きな変化なのですが、現代において言葉とは原則的にネットワークで検索されえるものになった、ということです。
例えば『もしドラ(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら)』と『拝金』という二つの作品があります。それぞれ岩崎夏海と堀江貴文が書いていて、僕はこの二つがヒットしたことを出版業界はもっと重く受け止めるべきだと思うんです。ちなみに、僕は『もしドラ』や『拝金』みたいなものをもっと作れと言いたいのではなく、この二つの作品がヒットしたことが、出版業界と本のこれからを考える際の示唆に富んでいるのだという話をしたいんです。