• このエントリーをはてなブックマークに追加
【全文無料公開】魔法の世紀を迎えるための助走 前編(落合陽一『魔法使いの研究室』) ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 vol.477 ☆
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

【全文無料公開】魔法の世紀を迎えるための助走 前編(落合陽一『魔法使いの研究室』) ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 vol.477 ☆

2015-12-22 07:00

    チャンネル会員の皆様へお知らせ

    PLANETSチャンネルを快適にお使いいただくための情報を、下記ページにて公開しています。
    (1)メルマガを写真付きのレイアウトで読む方法について
    (2)Gmail使用者の方へ、メルマガが届かない場合の対処法
    (3)ニコ生放送のメール通知を停止する方法について
    を解説していますので、新たに入会された方はぜひご覧ください。

    【全文無料公開】
    魔法の世紀を迎えるための助走 前編
    (落合陽一『魔法使いの研究室』)
    ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 ☆
    2015.12.22 vol.477

    魔法使いの研究室バナー.jpeg

    今朝のメルマガは、メディアアーティスト・落合陽一さんの連載「魔法使いの研究室」です。12月2日にブックファースト新宿店で行われた特別講演「魔法の世紀を迎えるための助走」の前編をお届けします。書籍の内容を踏まえつつ最新の動向や知見を交えながら、来るべき「魔法の世紀」のビジョンと可能性について論じます。


    qFz84bzdmTEhXci9CAaSvtHzXGlGnPmg6JuzkwfU

    【発売中!】落合陽一著『魔法の世紀』(PLANETS)
    ☆「映像の世紀」から「魔法の世紀」へ。研究者にしてメディアアーティストの落合さんが、この世界の変化の本質を、テクノロジーとアートの両面から語ります。
    取り扱い書店リストはこちらから。http://wakusei2nd.com/series/2707#list

    ▼プロフィール
    落合陽一 (おちあい・よういち)
    1987年東京生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程を飛び級で修了し、2015年より筑波大学に着任。コンピュータとアナログなテクノロジーを組み合わせ、新しい作品を次々と生み出し「現代の魔法使い」と称される。研究室ではデジタルとアナログ、リアルとバーチャルの区別を越えた新たな人間と計算機の関係性である「デジタルネイチャー」を目指し研究に従事している。
    音響浮揚の計算機制御によるグラフィクス形成技術「ピクシーダスト」が経済産業省「Innovative Technologies賞」受賞,その他国内外で受賞多数。
    ※『魔法の世紀』の内容をフォローアップすべく、PLANETSチャンネルでは落合さんがこれまでに登場した記事を無料公開中! 無料で読める記事一覧はこちらのリンクから。


     こんにちは、落合陽一です。まずは自己紹介からさせてください。私は筑波大学の落合陽一研究室・デジタルネイチャーグループを主宰しながら、メディアアーティストとして活動しています。そのほかにも、ピクシーダストテクノロジーズという、超音波スピーカーやホログラムを開発している会社の社長業と、VRコンソーシアムという組織の理事もしています。最近では電通のISID(電通国際情報サービス)のイノラボにも所属していて、広告関連のイノベーション事業でも働いています。

    VELXlBNJG7EmhzThlfxzKMRmIKGPSnB7xCBRqrvw

     世の中には「リサーチ」「プロトタイプ」「マーケット」という3種類のモノづくりの場があります。だいたいの製品はこの3つの過程を経由して世の中に出ますが、このうちのリサーチを大学研究、プロトタイプをVRコンソーシアム、最後のマーケットを会社で行っています。そして、アーティストとしては、この3つの間の立ち位置で作品を作っています。
     そんな人間ですので、『魔法の世紀』は、リサーチ・プロトタイプ・マーケットの3要素すべてが含まれた言説となっています。

    dwmXpPXNqtLgfxGffdcW-0tjIdLkMhokJeBw5Ygk

     先日「ワールド・テクノロジー・アワード」という大きな賞をもらいました。青色発光ダイオードを作った中村修二さんに続く日本人の受賞ということで大変恐縮しています。過去にはインテルの創設者であるゴードン・ムーアさんやGoogle創業者の方々も受賞していますね。
     今年の注目すべき受賞者は生物部門のジェニファーとエマニュエルです。彼女たちはCRISPER/Cas9というシステムに関わる技術技術を発明しました。これはDNAの特異的な部位を特定のDNAの鎖で置き換え発現させるというもので、私の予想では、彼女たちはいずれノーベル賞を受賞するでしょう。いまMIT(マサチューセッツ工科大学)でバイオが流行っているのは、このCRISPER/Cas9という因子のおかげだと僕は思っています。


    g_j6KjdYo5ASPcJCvqtYjELlCZVa6h4InnttNj7C
    【ここから先はチャンネル会員限定!】
    PLANETSの日刊メルマガ「ほぼ日刊惑星開発委員会」は今月も厳選された記事を多数配信します! すでに配信済みの記事一覧は下記リンクから更新されていきます。
     
    この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
    入会して購読

    チャンネルに入会して、購読者になればこのチャンネルの全記事が読めます。

    入会者特典:当月に発行された記事はチャンネル月額会員限定です。

    ブログイメージ
    Daily PLANETS
    更新頻度: 毎週火曜朝7:00
    最終更新日:2024-04-16 19:00
    チャンネル月額: ¥880 (税込)

    チャンネルに入会して購読

    ニコニコポイントで購入

    続きを読みたい方は、ニコニコポイントで記事を購入できます。

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。