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「名作映画鑑賞懇親会」戦後初のカラー映画『石の花』
2016-01-30 14:14
昨年は戦後70年という区切りの年で戦争と平和を考える作品を中心に、一年間6回の映画DVD鑑賞を行いました。今年は旧ソ連の作品を中心に開催します。 そのトップは『石の花』です。第二次世界大戦後、日本で最初に公開されたカラー作品です。1946年製作のソ連初の長編カラー映画で、日本公開は1947年でした。まだ、日本中に戦争の傷跡が生々しく残っていました。その焼け野原だったころ、映画館の中でこの『石の花』を観賞した観客は、映像の美しさに声もありませんでした。現在のCGやFSXにも匹敵するような映像の世界は、とても70年以上前のものとは思われません。そのすばらしさは実際に上映会でごらんになってください。
すばらしいのは映像だけでなく、その話の面白さにもあります。民話をもとに、子供から大人まで楽しめる内容になっています。今ここで種明かしをしてしまうと、観る楽しさが減ってしまいますので、内容には触れ
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