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  • 慰霊の「パニヒダ」10年ぶりに開催

    2016-10-15 16:06  
     パニヒダとは正教会において永眠者の為に行われる奉神礼。永眠した人が神の国に安住するために祈り、かつ永眠した人の信仰を受け継いで共に永遠の国に与れるよう祈願するものです。
     前回の開催2006年11月5日から10年。今回は11月6日に行います。 

     横浜外国人墓地に最初に葬られたのはロシア太平洋艦隊所属のロマン・モフェトとイワン・ソコロフという海軍軍人でした。160年前のことです。開港後、横浜で没する外国人が増え、墓地は港近くから段々と山上へ向かっていきました。現在、観光コースとなっている丘の上は実は裏口ということになるのです。そのことを知る人はほとんどいません。また、関東大震災までは横浜が在日ロシア人の最多の地であったことも知る人は多くありません。
     今回のパニヒダでは、埋もれた歴史に光を当て、21世紀を迎えた今日、改めて日本とロシアの相互理解と親善を深める一歩としたいと思います。