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山田玲司のヤングサンデー 第101号 2016/9/12
さよなら占い師
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その日はそんなに気分が悪いわけじゃなかった。
気持ちのいい秋の風が吹いていて、仕事はやれる事は全部やってあったし、むしろ気分のいい昼下がりだった。
少し時間が空いたので、映画「シェフ」のサントラなんかを聴きながら街を歩いていたら、ふと占いの人と目が合った。
隣には大きく「占い1000円」と書いてある。
僕は漫画家という「当たるか外れるか」のバクチ人生なので、常に「未来に怯える日々」を生きている。
なので、仕事の調子が悪いともう何でもいいから「あなたは大丈夫です」と言ってもらいたくなる。
根拠なんかどうでもいいのだ。闇雲な肯定が欲しいだけなのだ。
なので、僕は
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