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山田玲司のヤングサンデー 第190号 2018/6/11
「女にモテない男」から見えること
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女の人に「どんな男が嫌い?」という質問をすると、必ずと言っていいほど出てくる答えに「店員さんに偉そうな態度をとる男」というのがある。
「不潔」や「自慢」などと並んで、かなり不評ポイントが高い。
なのにまだこれをやる男がいる。
特に「年長の男」に多いので情けない。
何でこんなにみっともない事を女性の前でやるのか?
おそらく彼らは「自分は偉いと思われたい」とか「店員はお金をもらっているのだから自分よりも下の立場」みたいな事を無意識に思っているのだろう。
「経済至上主義」の環境で育てられた「勝つことが偉い」とか「金持ちが偉い」とか「結果を出さないヤツは身分が下」とか言う浅くてマッチョなメンタリティだ。
まったくもって「古くて貧しい思想」だ。
【人はモノ 人は敵】
女の人がこういう男を嫌う理由は「人をモノとして見ている」のがわかってしまうからだろう。
店員を「モノ」として見ている人間は、女も「モノ」として見る、という事を本能的に察知するからだと思う。
人を「モノ」と見る人が生まれるのは「経済的合理性」が至上の価値とされる社会ではありがちな事だ。
さらに受験教育では「人は敵」という設定でレースに出されて「検品」される。
「学校」「塾」「テレビ」では「思いやりを大切に」とか言いつつ、構造的に「人は道具」「人は敵」という刷り込みをしている。
「敗者」にはとことん冷たいくせに、表では「みんな仲間」なんて言ってる。
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