「世の中」を勝手に作る
「とにかく腹が立って仕方ない」
今年はみんなそんな気分だったんじゃないでしょうか。
普段あれだけとんでもない額の税金をぶんどってる「国」だの「自治体」だのが、肝心の時にろくに助けてくれない。
それどころか「利権構造バレバレ」のネジ曲がった政策でいつもの「隠蔽作戦」で霧の中では悪代官と越後屋の影が透けて見える。
SNSでは陰謀ネトウヨけんか祭りが続き、テレビは相変わらず30年前の劣化版みたいな放送をダラダラ流してる。
僕も今年はずいぶん腹を立てていた。
政治だの世間だのマスコミだのに腹を立てても、それらの「状態」は歴史の流れの中から生まれているので、意味がないのはわかっている。
とはいえあまりに酷い支配層の振る舞いにうんざりするし、それを批判できない「世の中」にもうんざりする。
今週のヤングサンデーで「腹を立てるのにも飽きた」と言っていたけど、本当は「飽きた」というより「切り替えることに決めた」という方が近い。
【世の中】
いつの時代も多くの人が「世の中」に苦しめられる。
おまけに「世の中」てのは、基本的に自分1人ではどうにもならない。
勇み足で「過激な行動」に出た人の多くが命を落としたりしている。
「世の中」は栄える。そして腐る。賞味期限だか有効期限だか、そんなものがあって「いい時」はいずれ「悪い時」になる。
「悪い時」に生まれて生きる事になったのなら、諦めて「変化の時」を待つしかない。
インドは独立したし、女性にも選挙権が与えられた。
18歳の若者に「戦闘機に乗って死んでこい」とも言わなくなった。
変化の時を早めるために個人が出来ることは「ゼロ」ではない。
投票も不買運動も契約変更もできる。
酷い世の中も「そのまま」ではないだろう。
その時が来たら何かが大きく変わる。
せいぜい「しなやかさ」を維持しつつ機嫌よく「ダメな時代」をライドするしかない。
「硬い木ほど折れやすい」なんてのは昔から言われていた事。
「世の中バカなのよ」なんてのは北の女王が昔から言ってた事。
なんて・・全部わかっているのに、今年は本当に腹が立つ年だった。
【勝手に創生】
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