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山田玲司のヤングサンデー 第23号 2015/3/9
「最強の先輩」は誰だ?
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今回放送した「仮面ライダーに人生を狂わされた男達」の特集は想像以上に面白かった。

僕だけが面白いと思ってるのかと心配だったんだけど、感想を聞くと、ライダーマニアの男の子(元男の子)に大好評だったのはもちろん、女の人にも意外と好評で安心しました。


今回僕が伝えたかったのは、「好きな事に夢中になりすぎた人っていいよね」っていう話と、「そういう人がいかに幸せに生きているか」を見せたかったのでした。



何かしら生産的でないものに夢中になっていると、親や先生や世間などから「いつまでもそんなことで大丈夫なのか?」と、何かしらの「圧力」を受けます。

同じように寝ないで努力していても、それが「名門大学に合格するための勉強」とか「欧米で認められたビジネス」とか「何だか偉そうな賞」とかもらってたりすれば褒められるのに、理解されない趣味嗜好に人生をかけていると、いかにそれに努力をしていても肩身が狭いのが現代日本です。


何かと言えば「イノベーション」と言うくせに、認められる努力はせいぜい「高級官僚」だの「大企業の社員」になることくらいです。

なので、「世間の言うこと」なんかを聞いていては何の「イノベーション」(変革)も起こせません。


好きな事をして生きられるほど世間は甘くない。という話も聞きます。

確かに世間は厳しいです。好きな事だけでは生きてはいけない人も多いでしょう。


でも、
その厳しさの多くは「みんなと同じこと」をしているから起こります。

ゴールデンウィークにディズニーランドに行くから、人生は「厳しいもの」になるのです。



今回の放送に出演してくれた3人は、自分の好きなものに正直に生きてる人たちです。

もちろん「それ」だけで安定した収入を得て生きているわけではないのですが、違法なことや周囲にさんざん迷惑をかけたりして生きてるわけではないのです。


学校に行っている"ニンニン”以外の2人は、見事に自分の好きな「ライダー」を生かした仕事をして生きています。

学生のニンニンも目下「漫画家としての夢」を追いかけて、僕の所で仕事をしています。


僕はそんな彼らの楽しそうな姿を見て欲しかったのです。


特に「これから進路どうしよう?」とか悩んでいる人や、「このままこの仕事をしていていいのか?」と悩んでいる人たちに「あ、みんなと同じでなくても何とかなるものなんだ」と感じてもらいたかったからの企画でした。

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放送の中でライダーの分析をしていて、特に面白かったのは「傷の話」でした。

かつてのヒーローにはみんな「傷」があるのです。