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【ブロマガ月別アーカイヴ: 2012-12 / 2013-1 / 2013-2 / 2013-3 / 生放送はこちら 】
先程は無料生放送へ多数の来場、多数のコメント、多謝!
1986年のチェルノブイリ原発事故後に全ての原発を停止したイタリアは、国民投票の結果、廃炉事業を実施中。
「イタリアはどのように原発を解体するのか?」WIREDの記事をニャンと日経BP社の建設・不動産サイト「ケンプラッツ」が転載しています。
一読に値します。
2025年までに4つの原子力発電所、5つの核燃料管理施設を解体する作業です。
更には、これらの場所から排出された放射性廃棄物(約8万㎥)に加えて全国の医療機関や産業施設の放射性廃棄物も受け入れる処分場をイタリアの「何処か」に建設すると、2012年に法律で規定。
その「何処か」を決定するのは至難の業ですが、翻って、「放射能」に冠して無為無策・無責任な政事の混迷が続く日本は逆に、2度と戻れない・住むべきでない「放射能に占領された領土」である「フクイチ」30km圏内に設ける「アドヴァンテージ」を有するのです。
と記すと、いきり立つ御仁も現れそうですが、冷静に考えてみましょう。
煮ても焼いても流しても半永久的に消え去らない放射能という厄介な存在は、「何処か」で処理・貯蔵しなくてはならないのです。
だからこそ、「促原発」は新自由主義経済では成り立たない、有り得ない存在なのですが、だからといって「脱原発」を掲げるだけで既に排出された放射性廃棄物が雲散霧消する程、ナイーヴでもなく、ですから、イギリスのセラフィールドも停止中、フィンランドのオンカロも未完成の現在、「フクイチ」周辺を処分場とする事こそ、世界中が日本に頼らざるを得なくなる究極の安全保障政策なのです。甲論乙駁 (こうろんおつばく)な集団的自衛権だの憲法改正だの核武装だのよりも遙かに高度な。
ところで、今や日本語翻訳ページも擁する
ベッペ・グリッロ率いる「五つ星運動」(リンク先はWikipedia、朝日の記事はこちら→http://www.asahi.com/international/intro/TKY201206130695.html)
でも耳目を集めるイタリアです。
政治腐敗と政治不信が生んだ「グレムリン的モンスター」。
イタリアに留まらず、日本もアメリカも中国も他人事ではない、この空気に関しては週末に扱う予定です。
「ハーレムシェイク」も
ウォールストリートでの99%運動、官邸前抗議行動と同じ心智ですね。
まあ、ええじゃないか運動とも言えます。
埼玉県で生じた25病院で36回「たらい回し」
に関しては、
をお読み下さい。
医師不足に加えて、救急隊と医療機関がデジタルでなくアナログ状態なのが問題。本日の生放送で詳述しています。
TPPは関税云々ではなく、「安全の聖域」「権利の聖域」が問題なのだ、と繰り返し申し上げてきました。
「週刊SPA!」連載「その『物語』、の物語。」最新回の「農薬使用量世界一、遺伝子組換え種子黙認etc.『日本最大の農業組織』が陥った自家撞着」
元西武百貨店社長の水野誠一氏をゲストに迎え、「TPPは『注文の多い料理店だ!』」と題してお送りした「田中康夫のにっぽんサイコー!」
も御覧下さい。
なお、5年に亘って計216回放送のBS11「田中康夫のにっぽんサイコー!」も3月10日(日)18時からが最終回!
お見逃し無く。
ウゴ・フリウス・チャベスに関しては対照的な2本の記事を紹介します。
「S・ペンがチャベス大統領追悼、『大切な友人亡くした』」
「チャベス大統領の死去でベネズエラにただよう不透明感」
併せて、秀逸な分析で知られる「ル・モンド・ディプロマティーク」の翻訳サイトから、
「ベネズエラ反体制派の大立ち回り」
「ベネズエラ再クーデターの危険」
前者の執筆は、編集総長だったイニャオ・ラモネ氏です。
2006年に来日した際、懇談したのを思い出します。
もう1本、ガブリエル・ガルシア・マルケスの「2人のウゴ・チャベス」も御一読を。
「フクイチ」に関する2本の「毎日新聞」記事も必読です。
福島第1原発:東電 処理後汚染水を海に放出計画
東日本大震災:福島第1原発事故 県健康管理調査の検討委、疾病の防止を目的に 県弁護士会・本田会長に聞く /福島地方版
次回の無料生放送は1日早い3月12日(火)16時からです。
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田中康夫公式ブロマガ「だから言わんこっちゃない!」
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