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「だから、言わんこっちゃない!」3月12日号
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「だから、言わんこっちゃない!」3月12日号

2013-03-12 23:39
    【ブロマガ月別アーカイヴ: 2012-12 / 2013-1 / 2013-2 / 2013-3生放送はこちら 】

    本日の無料生放送「「あとは自分で考えなさい。」でも扱った内容の関連URLを記しておきましょう。

    先ずはシェールガスの副作用。「共同通信」配信記事を「日本経済新聞」がアップしています。

    シェール採掘で「河川汚染」 米環境シンクタンク 

     【ワシントン=共同】化学物質を含む水を大量に地中に送り込んで新型天然ガス「シェールガス」を採掘することによって、米東部の河川に汚染物質が流れ出している可能性があるとの研究結果を、米環境シンクタンク「リソーシズ・フォー・ザ・フューチャー」の研究チームが米科学アカデミー紀要電子版に11日発表した。

     米東部ペンシルベニア州を中心とする世界最大級のガス田「マーセラス・シェール」の周辺の水質データ2万件以上を分析。上流に採掘場があると細かいごみのような浮遊物が増え、採掘に伴う汚染水を処理する浄化施設の下流では塩素化合物の濃度が高くなることを確かめた。

     浮遊物は、汚染水の一部が処理されないまま採掘場から河川に流れ込んだためとみられる。生態系への影響が大きい塩素は浄化施設での除去が難しく、処理後も濃度が下がっていない可能性がある。

     マーセラス・シェールの周辺では既に地下水汚染への懸念が高まり、採掘に反対する運動も起きている。チームは「さらに調査を進め、何らかの規制が必要かどうか検討すべきだ」と指摘している。

    シェールガスの水質汚染は深刻な問題で、既に発売中の「ソトコト」4月号の連載「憂国呆談」で浅田彰氏も指摘しています。

    浅田 今月はエネルギー特集ってことだけど、いま世界でシェール・オイル&ガスの開発で盛り上がってる、あれは慎重に検討しなきゃいけないと思うね。地下深くのオイル・シェール(油母頁岩)の層に水平に何キロも横穴を掘り、化学薬品を混ぜた大量の水を注入してガスを抽出する、ハイドロリック・フラクチャリング(水圧破砕)――略してフラッキングって方法がシェール開発を可能にしたっていうんだけど、ものすごく乱暴な方法だから、採掘地の地層が破壊されたり、周辺の地下水が汚染されたり、それどころか地震さえ誘発するっていうから大変だよ。所有する農場の近くで開発計画が持ち上がったオノ・ヨーコ&ショーン・レノンをはじめ、大勢の文化人が反対運動を起こしてるんだけど、日本ではあんまり報道されてないんじゃない? マット・デイモンの出るガス・ヴァン・サント監督の『プロミスト・ランド(約束の地)』もこの問題がテーマで、だから公開前から業界が総攻撃に出てるようだし…

    田中 石油や石炭も地中から抜き出すという意味では同じだけど、地盤の陥没どころの話で終わらないシェール・ガスは破壊的なんだね。なんだか、永遠に経済は拡大すると信じるシカゴ学派的な匂いがする。シカゴ学派って、逆に言えば社会主義の計画経済みたいなもので、供給側の都合でしょ。消費側の希望じゃない。シェール・ガス開発もそういうアメリカ的な発想を象徴しているんじゃないかな。
    アメリカという社会が良い意味で「奥深い」のは、強きを助け・弱きを挫く、長い物に巻かれる日本と違って、こうした問題を映画化する点です。しかも、マット・ディーモンが主演で、「圧力」が加わっても屈しないってのがね。
    「憂国呆談」は「CREA」⇒「NAVI」⇒「GQ」⇒「週刊ダイヤモンド」⇒「ソトコト」と流浪の連載で、先月3月号以前の「ソトコト」連載分は、
    でお読み頂けます。

    他方でメタンハイドレードはシェールガスに比べると「副作用」も少なく、希望のですね。

    メタンハイドレートからのガス採取成功 世界初 

     政府は12日、愛知・三重県沖の海底にある「メタンハイドレート」からガスの取り出しに成功したと発表した。天然ガス成分を多く含み「燃える氷」とも呼ばれるメタンハイドレートを海底で分解してガスを産出したのは世界で初めて。水深約1000メートルの海底から約300メートル掘り進めたところに分布するメタンハイドレートを減圧して水とガスに分解し回収した。

    地球深部探査船「ちきゅう」が海底のメタンハイドレートからのガス採取に成功。
     経済産業省によると、減圧開始から約4時間後の午前9時半ごろにガスの産出を確認した。高圧で存在するメタンハイドレートは圧力を下げることでガスが分離する。経産省の委託を受けた石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)や産業技術総合研究所が作業に当たっている。産出実験は今後2週間続け、商業化に必要な技術や課題を探る。

     今回産出に成功したのは渥美半島から志摩半島の沖合。同地域には日本の天然ガス消費量の10年分以上のメタンハイドレートがあると推定されており、政府は1月から試掘準備を進めていた。福島の原子力発電所事故後のエネルギー不足の克服に向けて国産資源の開発に弾みをつける。

     12日の閣議後の記者会見で茂木敏充経産相は「(米国の)シェールガスにしても技術的に難しいといわれていたものがこれだけ大規模に生産されるようになった」と指摘。「ひとつひとつ課題を乗り越えてわが国周辺の資源が活用できるようになる日が一日も早く来るようにと思う」と期待を示した。

     政府が今月に決める予定の「海洋基本計画」(2013~17年度)にもメタンハイドレートの商業化を盛り込む方針だ。ガスを安価に回収・貯蔵する技術を5年以内に開発し、23年までに採算の合う産業に育てることを狙う。

    加えて、オーランチオキトリウムこそ日本発の日の丸エネルギーとして推進すべきなのに、原発マンセーな経済産業省も文部科学省も何故か及び腰です。
    他国でも開発が進むメタンハイドレードと違って、日本発とは生意気な、と「資源メジャー」が不快感を表明すると思い込んでいるのかな。
    「3・11」後、最初の予算委員会(2011年4月29日)でオーランチオキトリウムの実用化こそ日本の希望、と提言した議事録&映像は
    筑波大学の渡邊信教授に御出演頂いたBS11「田中康夫のにっぽんサイコー!」映像は
    です。

    この他、本日の生放送「「あとは自分で考えなさい。」で触れた記事は以下の通りです。

    脱原発へ日本と協力

     【ベルリン共同】ドイツのアルトマイヤー環境相は11日までに共同通信に対し、脱原発に向けスマートグリッド(次世代送電網)や蓄電技術の開発などで日本との協力を深める考えを示した。

    3/12 05:31

    メタンハイドレートの生産実験開始

     茂木敏充経済産業相は12日の閣議後記者会見で、同日早朝に愛知県沖で次世代資源「メタンハイドレート」の生産実験を開始したと発表した。

    3/12 09:44

    高台移転加速へ手続き簡素化と安倍首相

     安倍晋三首相は11日の記者会見で、東日本大震災の被災地復興に関し「住居の高台移転を加速できるよう行政手続きを大胆に簡素化する」と表明した。

    3/11 16:41

    具体的な復旧の道筋を夏ごろにまとめると首相

     安倍晋三首相は11日、東日本大震災から2年の記者会見で、いつごろまでに被災地の道路や医療などが復旧するのか具体的な道筋を、夏ごろを目途に明らかにする考えを示した。

    3/11 16:46

    日銀に全責任と岩田氏

     日銀副総裁候補の岩田規久男氏は所信聴取で、2%の物価上昇目標は「金融政策だけで達成できる」とし、「日銀が全責任を負ってやるべきだ」と述べた。

    3/12 10:08

    物価目標を必ず達成と岩田氏

     日銀副総裁候補の岩田規久男学習院大教授は12日午前、参院議院運営委員会での所信聴取で「2%の物価目標を必ず達成すると約束する」と表明した。

    3/12 09:31

    番組でも申し上げましたが、正中頸嚢胞(せいちゅうけいのうほう)の手術で明日からの1週間、入院です。

    正中頸嚢胞とは?



    医師を務める僕の妹に拠れば、耳鼻咽喉科では“朝飯前”の手術なのだとか。
    14日(木)が手術ですので、この日はゲリラ生ヤッシー放送とブロマガ「「あとは自分で考えなさい。」は、或いはお休みさせて頂くかも。
    明日13日(水)は通常通り、お届けします。
    ではでは。

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