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ゲストさん のコメント

太鼓連打(ハイドンの交響曲)

今回のライジングを踏まえたような、或いはそれ以上の
アベノミクスのアンチテーゼとなる経済政策を
このままどこの野党も出せなければ
我々ライジング読者は次の参院選で
最早どこにも投票しようがなくなるのではないでしょうか
それでなくともアベノミクスを続けるかどうかの選挙というより
安部総理に代われる存在感のある人はいるかどうかというだけのことで
そんな程度の人物すら目下野党には皆無
本当にいつまでこの状況が続くのでしょうか

閑話休題

私はSNSに疎く
ゴー宣道場の地方開催を目指しているカレー千兵衛氏のtwitterへの
応援メッセージの送り方がわからないのですが
見ればカレー千兵衛氏もこちらをご覧になっているようですので
誠に勝手ながら、こちらを利用してお伝えさせて頂きます


私は学生の頃から続けている研究の一環として
ゴー宣シリーズの影響もあって
議論・討論の研究をしています

[民主主義という病い]を読んでもわかるように
今の民主主義の制度下では
権力が一極集中してしまえば
権力者たちのエゴや盲信を押し通せるようになるのだから
民主主義の御旗の下に
少数意見をバッサリ切り捨てたり
異なる意見との論議をねじ伏せたり
極論すれば、国策・政策を決めるのにも
面倒な議論などしなくてもいいなんて
そんな理不尽、無軌道、いい加減さが罷り通ってしまう
それで破滅しても
責任はその権力者を選出した民にあることになります
今の安倍政権が正にその好例
実際、菅官房長官は
[議論で色んな意見が出るのはいいことですからね]と
私の前で嘲笑っていました

だから、我々国民の側があちこちで公開議論の場を設け
マスコミの流す情報に流されるままにでなく
我々一般国民が主体的により価値のあるものを追求しようと
皆が公論に対し自発的に目を耳を頭を向けるようになれば
民主主義社会が愚民主主義になるのを防ぐ方法としては
まあ理想的なのではと思っていたわけです

それには議論の手本が必要
公論の権威となるものが必要
それではゴー宣道場はどうか?
そう思い、私自身実際に数度参加させて頂きました
そこでの議論の質や議論の進め方等はともかく
僭越ながら難点と思ったことを述べさせて頂けるなら
・2ヶ月に一度、150人程度の参加者及びネット放送の視聴者程度では、影響力が小さすぎる
・3時間弱程度の時間で色んな論点を掘り下げようとするわけだから、最後の方はどうしても駆け足、しりすぼみになりがち
以上の点は、ゴー宣道場の形体上仕方のないことであり
あとは参加者各々が思考し
ゴー宣道場で得た姿勢を自分たちの現場で貫いていくことで
克服していくという希望しかないわけですが
そこにカレー千兵衛氏のゴー宣道場の全国化という大望
本当にこれが実現するなら
上記の点の解決となりうるし
まさに私の考えに近いことを実践しようとしていると
大いに期待を寄せています

ネット上で見知りする限りの印象ですが
小林先生をも圧倒させる
カレー千兵衛氏の情熱とバイタリティ、実行力と誠意には
まったく敬服させられます
頑張らねばと思わされてしまいました
私は関東人なので
地方開催には何の力添えもできませんが
せめて励みにでもなればと
無責任で他力本願みたいで申し訳ないながら
エールを送ろうと思った次第です
勿論たこ焼きざむらい氏も

何より師範方の負担を慮らないといけないでしょうし
その他様々な困難はあるでしょうが
それでも、ゴー宣道場全国行脚により
日本全国の真剣に公論に挑もうという
高い志と熱意、そして様々な意見・思想を持つ人たちに揉まれることで
ゴー宣道場がさらに洗練・パワーアップし
より多くの人に注目されるようになり
そしてより多くの人が公に意識を向けるようになるなら
ゴー宣道場全国開催実現の意義は計りしれないのではないでしょうか
昨年の関西での道場が大盛況であったなら
成就の可能性は大いにあると信じています
そしてその先の公民主義に至るまで
アベノミクスなんかと違って(笑)

こうしてみると
[民主主義という病い]という種が
芽を吹き、花を咲かせ、実を結ぶためには
ゴー宣道場全国化が実現するかどうかにかかっているかもしれませんね
こんなこと書いたら
励みどころか重圧になってしまったかもしれませんが(^_^;)

長文失礼しました
No.103
95ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第179号 2016.6.7発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…安倍政権は消費増税延期を決定した。安倍は一昨年11月、消費増税を延期する際に「再び延期することはない」「景気判断条項を付すことなく確実に実施する」と断言していた。ところが、これをあっさり撤回し再延期、そしてこれを「新しい判断」だと言う。そもそも消費税の10%への引き上げは、2012年に民主党政権が自民、公明と三党合意としてまとめた「社会保障と税の一体改革」が原点で、消費税の増税を財源に子育てや介護などの社会保障を充実するといわれていた。消費増税を再度見送るのなら、社会保障のための財源はどこから捻出するのか?安倍政権の消費増税延期の欺瞞を徹底的に斬る! ※「ザ・神様!」…大天使ミエテルを意識して生活せざるを得ず、いつの間にか「見られているかどうかを見ておかなきゃ」という強迫観念に取りつかれ、“ミエテル・ヲ・ミチャッテル”になってしまっていたモクレンヒメ。平穏な日々はまだ遠いようで…?? ※おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて、一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてくり!」。ぽっくん、ニュースキャスターでしゅ!いつも面白かコーナーでしゅけど、今回は特に傑作揃いぶぁい!!作者のよしりんもビックリでしゅよー!!   【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第174回「社会保障の財源なき消費増税延期の欺瞞」 2. しゃべらせてクリ!・第139回「ぽっくんニュースキャスターでしゅぶぁい!の巻〈前編〉」 3. もくれんの「ザ・神様!」・第82回「わたしの冷酷~となりのおじさん孤独死事件6」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第174回「社会保障の財源なき消費増税延期の欺瞞」  安倍首相は何でも断言するし、誤りが証明されても、絶対に認めない。  イラク戦争を支持したのは誤りだったのではないかと質されると、「大量破壊兵器が存在しないことを証明しなかったサダム・フセインが悪い」などとデタラメな断言をした。  オリンピック招致の際は、福島第一原発事故の汚染水について「私が安全を保証します。状況はコントロールされています」「汚染水は福島第一原発の0.3平方キロメートルの港湾内に完全にブロックされている」「健康に対する問題はない。今までも、現在も、これからもない」と、嘘八百の断言をしまくった。  安保法案の国会審議の際も、断言、断言、断言の連続だった。 「戦争に巻き込まれることはないのか。世界の警察であるアメリカに言われたら断れないのではないか」と追及されれば、「戦争に巻き込まれることは絶対にない」と断言。  徴兵制の是非について質問されれば、「徴兵制の導入は全くあり得ない。今後も合憲になる余地は全くない。子どもたちが兵隊にとられる徴兵制が敷かれることは断じてない」と断言。  安倍首相がそう言っても、後の政権の判断次第で徴兵制が敷かれることもあるのではないかと重ねて聞かれると、「政権が代わっても導入はあり得ない」と断言。  集団的自衛権の行使は「専守防衛」の原則を変えるのではないかとついて問われると、「専守防衛が基本方針であることにいささかの変更もない」と断言した。  同様に断言しまくっていたのが、来年4月に行われるはずだった消費増税だ。  安倍は一昨年11月、消費増税を延期する際にこう演説した。 「来年10月の引き上げを18カ月延期し、そして18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。再び延期することはない。ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします」  さらに安倍は、平成29年4月の消費増税は「景気判断条項を付すことなく確実に実施いたします」と断言し、アベノミクスによって経済成長を達成することで、「必ずやその(増税が可能な)経済状況をつくり出すことができる。私はそう決意しています」と断言した。  ところがその断言を撤回して消費増税の再延期。そしてこれを「新しい判断」だという。  普通、こういうのは「判断を変更した」と言うもので、事実上「前の判断は誤っていた」と認めたことになるはずだ。2度も見送るのだから、なおさらである。ところが「新しい判断」という奇妙な言葉によって、なぜか誤りを認めずに済むようなことになってしまっている。  消費増税の再延期は明らかにアベノミクスが失敗したからなのだが、いくらアベノミクスは失敗だったと批判しても、安倍は失業率が下がったと応戦するだろうし、まだ道半ばだと言い張るだけだから効き目がない。   失業率が低下した理由は、アベノミクスの成果でも何でもない。団塊世代が65歳に達し、労働力人口が大幅に減少したからである。   2012年の労働力人口が17万人の減少だったのに対して、2013年以降は毎年117万人ずつも減少しているのだ。  アベノミクスをやろうがやるまいが、2012年以降は失業率が低下していくことは、日本の人口構造の推移から見て、ずっと以前から予測されていたことだ。今後はさらに人手不足が加速していく。   問題なのは失業率が改善されたことではなく、実質賃金が下がり続けていることなのである。  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!