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早雲さん のコメント

民主主義という病の本を読みました。
感想をここに書かせてもらいますね。もし、邪魔であれば削除しておいてください。

この本の中で自分が一番頭に残った個所は、『ドレイは彼らの鎖の中で全てを失ってしまう。そこから逃れたいという欲望までも』という所です。
人の環境適応能力の高さが仇になっているのか。あるいは慣れなのか。

自分はこの箇所を日本の重労働、原発などに捉えています。
小泉純一郎の構造改革が進んでから内需より外需、日本人より安い労働者へと移行し、日本人への収入封鎖が出来上がり、また自己責任と無能を国民に押し付けられ、国民は日本政府にいたぶられ続けています。
自分が就活時代の時、いきなりエクセル、ワードが使えて当たり前という事になりました。
けど自分の学生時代、PCの授業は1回しかなく当時は家にパソコンが1台もなく、なぜエクセルとワードが出来て当たり前という言葉が出て来たのか、今も不思議です。

海外から指摘のある通り日本人は働き過ぎです。
低賃金、サービス残業、ワーキングプア、正社員のリストラ自由化とあまりに労働者に酷すぎる劣悪な雇用問題はどこで終わるのか、もしくは終わりがないのか。
殆どの日本人はハードワークであっても我慢するしかないと働く事を選びます。けど劣悪な雇用条件の元、使い酷された日本人の末路は明るい将来があるでしょうか。主に年金。

自分は人間の許容範囲を超えた労働を、皆もう一度考えてほしいと思っています。
自分が年金を払い続けていた頃はテレビで、預けていた年金を国が勝手にリゾートホテルを建てていき当初、それで黒字を出すつもりが赤字になり年金をドブに捨ててしまい、今は株の投資で使い約8兆円の大損失。

自分はこの日本を、ある家族に例えています。
それは父、母、3人の子供とでもイメージして下さい。
両親は重労働をこなし、2人の子供も真面目だけど1人だけ皆の貯めたお金をギャンブル(株の投資)やとんでもない無駄遣い、贅沢をやらかす。
この無駄遣いを止めないなら、その家族はどう考えても共倒れです。
この日本とて同じ事です。誰も政治家の無駄遣いの暴挙を止めなければ、国民がどんなに重労働をこなしても共倒れです。

日本政府のとんでもない無駄遣い、雇用問題だけでも国民には支えきれないけど、それらよりもっと大きな問題が今はあります。
それは川内原発と、異常すぎる地震と余震の回数です。

川内原発と地震の脅威に慣れてしまっているなら、それは鎖の中で『逃れたいという欲望の喪失』でしかありません。
もし川内原発で事故が発生してしまったら偏西風の為に、九州から東京へと風が流れ、避難場所もほぼアウトになり、すぐに海外に脱出できなかったら大半は放射能を受け続け、間違いなく日本は壊滅します。
農作物も放射能のイメージが付いてしまったら、誰が買ってくれるでしょう。海外では先ず無理です。
また、近隣諸国に多大な迷惑がかかるのは言うまでもありません。
人間はこうも鎖の中で、原発事故の危機意識を失ってしまうものかと思います。

今、自分たち国民は一部の無駄遣いの為に、止む事のない賦役(仕事)で死にかけています。
国民を哀れみない、自分達さえ良ければいい主義の人間たちと袂を分かちたいのなら、海外労働の事も考え英語を今のうちに学んでおくものいいでしょう。

脱原発論にある通り、日本は首の皮一枚で生命が繋がりました。それと賢明な作業員のお陰で。
川内原発、今回ばかりは福島原発の様な幸運続きとはいかないでしょう。
それらについて、僕らは真剣に考えなければいけないと思っています。
No.93
100ヶ月前
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第192号 2016.9.13発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…日本の歴史上、一般国民がこれほどまでに天皇陛下に堂々と盾突くことのできる時代などあっただろうか!?陛下のお言葉を受けても、政府は制度化ではなく「一代限り」の生前退位を、しかも特措法で実現してしまおうとしており、皇室典範には手を付けずに済まそうと目論んでいる。そして「保守」を騙る者たちがこれを支持しており、それどころか生前退位そのものにも反対し、天皇陛下が間違っていると公然と主張する者までいるのである。なぜ自称保守派は、こうも平然と天皇陛下を蔑ろにし、そのご意思に逆らうことができるのか?彼らが言う「男系血脈こそが大御心」は正しいのか? ※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…天皇陛下のお言葉を拝しても、頑なに反逆の自説を撤回しようとせず、「男の血の原理」を主張して皇室典範改正を妨害する男系固執カルト。特に、女性でありながら、女性差別にほかならない男系男子限定論に与してしまう女性たちの存在は改めて劣悪なものに見える。今回は、防衛大臣にのぼり詰めた、いま話題の“準男性”稲田朋美氏の姿を深く追ってみたい。 ※おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて、一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてくり!」。ぽっくん、3週間ぶりに帰ってきたぶぁ~い!♪タイムスリップして幼児のぽっくんとの言い争い中でしゅよ~!MVPは誰の手に!?    【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第187回「天皇は『Y染色体を入れる器』か?」 2. しゃべらせてクリ!・第150回「タイムスリップ!ぽっくんとぽっくんの対決ぶぁ~い!の巻〈後編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第14回「“奥様・稲田朋美”が、“準男性”に変わるまで」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第187回「天皇は『Y染色体を入れる器』か?」  9月11日、「天皇陛下のお気持ちをなぜ叶えないのか?」と題して第58回「ゴー宣道場」を開催した。  当初の予定にはなかった緊急開催で、先月の関西道場に引き続き天皇陛下の生前退位がテーマである。  安定的な皇位継承が実現するよう支援することを最重要のテーマとして掲げてきたゴー宣道場としては、事態が切迫しているいまこの問題を出来る限り議論していく以外にない。  それにしても日本の歴史上、一般国民がこれほどまでに天皇陛下に堂々と盾突くことのできる時代などあっただろうか!?  天皇陛下の「玉音放送」である8月8日のビデオメッセージで、陛下はお言葉の最後に 「象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じ、ここに私の気持ちをお話ししました」 とおっしゃり、 「国民の理解を得られることを、切に願っています」 と締めくくっておられる。  あのお言葉は、自らの高齢化による譲位が入り口であり、その出口は皇位の安定的継承を願い、それを国民に託すというものになっている。  本当なら、これを聞いてすぐにご真意を拝察し、皇室典範を改正して譲位の制度化に向かう以外にないのである。  ところがこのお言葉を受けても、政府は制度化ではなく「一代限り」の生前退位を、しかも特措法で実現してしまおうとしており、皇室典範には手を付けずに済まそうと目論んでいる。  そして「保守」を騙る者たちがこれを支持しており、それどころか中には生前退位そのものにも反対し、天皇陛下が間違っていると公然と主張する者までいるのである。  わしはこういう者たちを「逆賊」と呼ぶ。そもそも彼らはこんなことを天皇陛下に面と向かって言えるのだろうか? そこまでの諫言をするのなら、作法として切腹しなければいけないくらいの大ごとであるのに、彼らは何の覚悟もなく、平気で言ってのけるのだ。  自称保守派は、天皇は祭祀と国事行為さえしておけばいいと主張し、今上陛下が最も重視してこられた被災地ご訪問などの公務は、もともと必要ないとまで言っている。   公務は天皇と国民が直接対話していくことであり、昔の天皇でいえば「国見」にあたる。  古代国家の建設期、天皇は積極的に地方へ行幸(天皇の外出を「行幸」、複数個所を回ることを「巡幸」という)して「国見」をした。  天皇は国見をしてよい言霊を放つことでよい国になるように祈り、その際に詠んだ国褒めの歌がいくつも残されている。そして、天皇は国見によって支配下の国の様子を知り、在地の首長と服属儀礼を結んだのである。  近代国家の形成期にも、明治天皇が全国を巡幸し、人々に新たな時代の到来を実感させると共に、地方の民衆を統合して近代国家建設のために効果を上げた。  そして明治天皇が崩御し、明治神宮が建設される際には、生前の天皇のご厚情に報いようと全国から10万本もの献木が寄付され、15万人ものボランティアが手銭手弁当で上京し、広大な鎮守の森を人手によって造り上げたのである。  戦後の混乱期にも、昭和天皇が自らのご意思で、国民を慰め、励まし、復興に立ち上がるための勇気を与えるために全国をくまなく巡幸している。この時の天皇と国民の触れ合いは『昭和天皇論』に描いた。   今上陛下は歴代の天皇の国見に学び、象徴天皇として国民と共にあるという姿を作るためには公務が絶対に必要だとお考えになり、地方巡幸などの公務を増やしてこられたのだ。  だが自称保守派は天皇が公務として全国に出かけ、国民と触れ合うこと自体に反対している。なぜなら自称保守派の連中は、いつでも自分たちに都合よく天皇を政治利用できるようにしておきたいというのが本音であり、そのために、天皇と国民の間を分断させておきたいのだ。  だから自称保守派は、天皇が勝手に公務を増やしてしまったのであり、高齢なら減らせばいい、天皇は祭祀と国事行為だけやっておけばいいのだと言うのだ。    だがこれは、今上陛下が長年にわたって全身全霊をかけて築いてこられた象徴天皇像を根本から叩き壊そうとしているに等しい。今上陛下の人生を全否定しているに等しいのである!  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!