四君子さん のコメント
このコメントは以下の記事についています
第199号 2016.11.1発行 「小林よしのりライジング」
『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。
毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが見舞われたヘンテコな経験を疑似体験!?小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行)
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」…ストーカーによる悲惨な事件が後を絶たない。ストーカーの気質はとにかく「自己承認欲求」が強くて、自分を特別な存在だと認めてほしいと思っている。だがそれが認められなかったら、認めてくれない相手を憎悪し、異様なまでに執着して攻撃的になる。小林よしのりや「ゴー宣道場」に対してもストーカー的行為を繰り返す者がいる。彼らの言動から窺い知れる、現代人の“心の闇”とは?
※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…笹幸恵さんがゴー宣道場ブログで報告された「田中宗子」なる怪人物の情報で、その日は持ちきりだった。発言にも、プロフィールにも、ブログの形態にも不可解な点が散見。ライジングの読者からも「ニセモノでは?」という指摘が相次ぎ、笹さんの追調査でもやはり怪しさが露呈。詳細はすでにブログで報告されているとおりだ。無視で済む案件なのだが、やはり似たような例がいまや大量に存在し、中には事件化したケースもあるので、改めて《ネットリテラシー問題》として考察しておこう。
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!先生が仕事のやりがいを感じる時とは?過去のキャラクターを当時の絵柄で描くのは難しいもの?「女は男の後ろを歩く」の意味とは?私もパパと一緒に九州ゴー宣道場に行きたい!パパを説得して!比のドゥテルテ大統領をどう思う?複数の恋愛を同時にこなす時に、忘れっぽさが原因で失敗してしまうことは無いの?…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第196回「ストーカーの気質についての考察」
2. しゃべらせてクリ!・第157回「愛の募金に協力してクリませ~!の巻〈前編〉」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第18回「ネットにはびこる“自称癖”に要注意!」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 読者から寄せられた感想・ご要望など
7. 編集後記
第196回「ストーカーの気質についての考察」 ストーカーによる悲惨な事件が後を絶たない。
東京都目黒区の24歳の女性会社員が殺害された事件では、逮捕された元交際相手の50歳の男は、待ち伏せする際に顔がばれないようにと、ロングヘアーのかつらに大きなマスク、赤いブラウスを着てブラジャーまでつけるという入念な女装をする、異常な粘着性を見せていた。
ストーカーというと、見知らぬ男が勝手に一人の女性に執着し始めるというパターンを思い浮かべがちだが、 実際には、交際していた相手が別れた途端にストーカー化したというケースが多い。
そう言うと「そんな男と付き合った被害者も悪かったんじゃないか」と安直に「自己責任論」にされそうだが、そう簡単には言い切れない。
付き合い始めた頃はごく常識的で、真面目で、優しい人に見えたのに、時間が経つうちに違和感を覚えるようになり、それで別れを切り出したら、たちまちストーカーになるということもよくあるものなのだ。
女性はやはり信頼する知人の「保証」のある男、「信用」できる男と徐々に付き合うことを勧める。ネットなどで得体の知れない男と知り合って、いきなり深い関係になるような軽率な行動は慎んでおいた方が身のためだろう。
ストーカーの気質についての解説を読むと、まず 「プライドが高い」 という点を指摘するものが多い。
例えば、ストーカー対策を請け負う探偵・興信所を紹介するサイトでは、こう説明している。
ストーカーになってしまうタイプは、自分が大好きでプライドが高く、自分のことを特別な存在だと思っています。自分を良く見せるためには嘘もつき、人から偉いと思われたいがために見栄もはります。
人の好き嫌いもはっきりしていて、自分を褒めてくれる人は好きで、逆に自分のことを認めない人や従わない人は嫌いと、あくまでも自分が中心でないと気がすまないのです。
自分の自尊心が傷つけられることにはとても敏感で、他人のミスで自分にささいな被害が及んだだけでも、恐ろしいほどに怒るときがありますので注意して観察しましょう。
この説明は概ね正しいだろうが、ここで「プライド」という言葉を使うのは正確ではないように思う。真っ当なプライドを持つこと自体は大切だからだ。
ストーカーの気質は、「プライドが高い」と言うよりも、 「自己承認欲求が強い」 と言うべきだろう。
とにかく「自己承認欲求」が強くて、自分を特別な存在だと認めてほしいと思っている。だがそれが認められなかったら、認めてくれない相手を憎悪し、異様なまでに執着して、攻撃的になる、それがストーカーである。
またストーカー気質の人間には、実は赤の他人には「外面が良い」という特徴がある。人によく思われたいという願望が強いからである。
完璧主義で仕事もできる人が多いが、親しくなった相手には甘えが出て来て、自分勝手に振る舞う。しかしそのような本性は、他人にはわかりにくいから厄介なのである。
「自己承認欲求」の過剰な「かまってちゃん」には、本当は構ってはいけない、無視しなければならないのだが、最近のストーカー事件の多さを見ていると、現代人の「心の闇」を身近に観察できる例として、ちょっと触れておこうと思う。
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!
このコメント欄には、初めて投稿いたします。
こちらには投稿しないと決めていましたし、今回みたいな記事については特に、自分が何か感想をのべたら、そのshinkimuさん以上の迷惑をかけてしまうのではないか、と躊躇しておりましたが、na85さんや童人さんの御名前を確認したら、私も何か発言しなければならないと思いました。
実は、私も掲示板道場への書き込みかたが分からなくて、右往左往した人間です。そして、その後のコミュニティー掲示板・チャンネル掲示板でも、(掲示板道場で迷惑をかけたおわびの気持ちもこめて)場を盛り上げるために、自分を派手に演出しすぎて、ある人から自己愛者だとか、先生がおっしゃっているような「構って欲しい」だと指摘されて、その場を立ち去りました。
実を言うと、未だによく意味が分からないままです。ただ、自分が迷惑をかけたのかも知れない、という事実だけは分かりました。
正直言って、客観的に自分を見る、ということがよく分かりません。自分では内省的な視点で物事を考え、自分の記したものを何度も読み返すという作業を繰り返しても、相手はそうは見ていない、ということは多々あります。
自分の考えを言うと、それでもストーカーまがいのことをする心理は、矛盾するようですが、その相手のことが大切だからだろうと思います。それが逆効果だとしても、当の本人は、相手のことを良いところも缺点も含めて何とかしてあげたいと、自分のことを棚にあげて、真剣に心配しているのだろうと思います。
ただし、その元門弟のかたの文章は、さかのぼって確認してみましたが、読んでいられませんでした。何を訴えたいのかがまるで見えて来ませんでした。もっと自分の言葉で、何を言いたいのかを、最初にまとめる工夫をした方がよいと思います。
実は、恋愛面でも、同じような失敗をしています。「たけし」の番組に影響されて、「勇気を出して初めての告白」をして、「オイシイのが好き」というドラマの結末に感動して、ただの友達にもどれるのか、ということをしました(初めから、友人ですらなかったのに)。当時は、廻りの人間がはやしたてたのも良くないぢゃないか、無責任だとも感じたものです(その当時には、ストーカーという語は存在しませんでした)。
今の私は、男女関係は、慎重でありすぎて何ら差し支えはない、と思っています。ついでに言うと、「百一回目のプロポーズ」は、私のもっとも嫌いなドラマでした。あんなこと、現実世界においては迷惑以外の何物でもないと、私は思うのです(とはいえ、浅野温子のヒロインの、婚約者に先立たれた気持ちをもう一度前に向かせるためには、必要なプロセスだったのでしょうか)。
また同じ愚を犯すと思うので、私はインターネットには絶体投稿しないと決めています(今回は、本当に特別です)。ただ、勝手な願いを申し上げますが、ファンとして反応を返すのは、当然のことだと思いますので、隔月の投書やアンケート葉書を出すのだけは許していただきたいのです。文面も、先生の迷惑にならぬよう、短くしようと努力しているのですが、2ヶ月あると、「大東亜論」・「道場」、それとあれこれウェブログの記事も充実していて、伝えたい言葉が多くなり、どうしてもうまくゆきません。この場を借りて、申し上げますが、運良く目を通していただけるだけで幸いだと思っておりますし、ゆっくりで構わないのです。自分も、なるべく簡潔なことを記し、内容を見直すように心がけます。
「道場」ヴィデオの方へは、時折投稿するかも知れません(そちらは、誰かの注目をあびるものではないので)。
私自身は、安楽死問題を除くと、それほど先生たちの主張に異論はないです(もう二つあるのかも知れませんが、そのことはここでは触れないことにいたします)。皇室や貧困の問題は、可及的すみやかに対処しなければならないでしょう。それと、「コロコロアニキ」の「おぼっちゃまくん」に、あまり肯定的なことを記せなくてすみませんでした(ペンネームの件についても、失礼だったのかも知れません。そのこともお詫びいたします)。
最後に、私は、誰かに構って貰おうとする行為は恥づべきことだと思っています。そんなことは、奴隷の立場をみづから求めに行っているように感じられてならないのです。少しきついことをのべましたが、ここまでにします。長くなりましたことをお詫びします
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