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shinkimuさん のコメント

こんにちは。ついにメルマガでまるまる1本私への批判があがりましたね。
コメント欄でどなたかも書かれていましたが、ある意味こんな名誉なこともありません。
ありがとうございます。(笑)

ただ、残念なのは、書いていらっしゃることに事実ではないことが多いです。
私はかつては門弟だったのは確かですが、破門になった経緯など、明らかに事実と異なります。
当時のメーリスでのやり取りなどは、私もすべて自分のパソコンに保存しています。(古株の門弟の方にもそういう方はいらっしゃると思います。)

たとえばそれをここに全部あげて細かく反論することもできますが、そうなるとまた小林先生の立場が悪くなってしまうと思います。
私を貶めたいのはわかりますが、こんなふうにすぐにバレる嘘をなんでつかなければならないのか、理解に苦しむところです。

私はかつて門弟の頃から、今、このコメント欄に書いているようなことをいつも書いてひんしゅくを買っていました。
そのたびに時浦さんからは目を付けられ、他の門弟から呆れられ、今と同じように、ボロカスに叩かれたりもしてきました。
ずっとそんな感じでしたので、ある意味、破門になったのも当然のなりゆきだと思います。

しかし、私は当時から不思議だったのですが、小林先生のファンの方々は、なんでそんなに揺るぎなく一枚岩でいられるのでしょうか。
たとえばTPPの問題、皇統の問題、原発の問題、これらの諸問題に対して、小林先生の主張はバラバラでほとんど一貫性がありません。

「こっちの問題ではこう主張しているのに、こっちの問題ではなんでこういう主張になるのだろう?」
と不思議に思うことはしょっちゅうでした。
いくらファンでも、それらすべての問題で考え方が一致するということはありえません。
さらには小林先生の場合、まったく同じイシューでも、数年の間に、180度主張が逆になることも稀ではありません。

しかし、ファンの方々は、小林先生がどんな意見を言っても、魚群の群れのように忠実に小林先生にくっついていきます。
(これは事実を言っているのであってバカにしているのではありません。)

私は、以前にも書きましたが、誰かのファンであっても、その誰かを盲信するということはありません。
小林先生は小林先生、私は私です。
「先生はこう仰っていらっしゃいますが、私は違う」と考えれば、自分の意見を堂々と述べさせていただきます。

私は別に小林先生に雇用されているわけでもありませんし、業界でのキャリアのためにおつきあいさせて頂いてるわけでもありません。
あえていえば、ゴー宣道場の当初の心得どおり
「公論形成のために議論をしたい。考えをぶつけ合いたい。」
ということでこの場に参加したつもりでした。
これは建前でもなんでもないですよね。

そう思いましたから、道場にいた頃から、師範の胸を借りるつもりで、竹刀を打ち込んでいましたが、その度に言われることが、「お前空気読めよ」みたいな言葉ばかりで、最後には意味のわからない人格攻撃で追放されたという顛末です。

それは今もまったく同じですよね。
「道場」の看板はそろそろ下ろした方が良いのではないでしょうか。私みたいなアスペから空気読めずに竹刀を打ち込まれると、本当にお困りになるようですから。

「『人格攻撃」なんて言う寝言」と題したブログ(2016年9月6日)
https://www.gosen-dojo.com/index.php?action=pages_view_main&active_action=journal_view_main_detail&post_id=7803&comment_flag=1&block_id=1998#_1998

この中で、私に対しての反論もいただきましたが、私は「人格攻撃をするな」と申し上げているのではありません。
「人格攻撃をして、論敵を貶めたところで、そんな卑怯なやり方で、大多数の国民を納得させることができるのですか」
と書いたのです。

小林先生が「世論」というものをどのように考えているのかはわかりませんが、私は世論とはそんなに甘いものではないと考えます。

男系派の竹田恒泰さんにしろ、八木秀次さんにしろ、小林先生から受けているネガティブ・キャンペーンは凄まじいもので、
ほとんど名誉毀損に該当するような人格攻撃を受けてきました。
竹田さんにいたっては、まるで犯罪者のような印象操作までされています。

彼らが立派だなと思ったのは、たとえばツイッターなどの自分のフィールドでも、その「人格攻撃」に対して、一切とりあわず反論をしなかったということです。
その上で、「朝まで生テレビ」では、小林先生と同じテーブルで対峙して、堂々とご自分の主張を展開されたということです。
私など人間が出来ていないため、とてもじゃないですけど、不愉快で相手の顔も見たくないと思いますが、
彼らは「公のため」自分のことを犯罪者や異常者のように言いふらし続けている相手と対面し、堂々と自説を述べたのです。
「人格攻撃」に関しては一切取り合わずにです。

皇統問題で、男系護持派、女系容認派、どちらの主張が正しいのか、これは専門的で難しい問題ですので、一般の方はなかなか判断ができないと思います。
しかし、「議論に対する態度、心構え」という点で、全体を見れば、どちらが正しいのか、それは誰にでも容易に判断がつくと思います。
小林先生がよくおっしゃる、「庶民の常識」というのは、そういうところでおおいに発揮されるのだと思います。

最近の小林先生は「殺し合いの代わりに議論をやっているだけであって、気に入らない相手は殺してしまえばいい」というお考えのようです。
(これは上記ブログを読んだ私の理解ですが、合ってますでしょうか?)
正直言って驚きました。これはまぎれもない全体主義の考え方だと思います。

全体主義について、かつて小林先生は、ご著書の中でこんなふうに仰っています。
以下引用いたします。
(「ゴーマニズム宣言Neo2 日本のタブー」P162より)

左翼の本質そのものが全体主義だから、
左翼は無意識のうちに全体主義の言動をとってしまう!

これがソ連の粛清を生み、
収容所群島を生み、

中共の文革を生み、

ナチス・ドイツのホロコーストを生んだのだ!

左翼の本質・本能をなめてはいけない!
彼らは言論の自由が大っ嫌いなのだ!

(中略)

左翼の本能を警戒せよ!
わしはもちろん小学館も、言論の自由を守る!

全体主義者には断固として屈しないからそう思え!

この「日本のタブー」の中では、佐藤優さんのことを「言論封殺魔」としてまさに正論で徹底抗戦を挑んでいます。
今さらの話ですが、読み返すと小林先生はずいぶんお変わりになったと改めて思います。
今となると思わず笑っちゃうような記述も多いです。
全面改訂をしなければならない過去の本はけっして「天皇論」だけではないかもしれません。

私も、小林先生の言葉を借りて、ゴーマンかまさせてもらうなら、「全体主義には断固として屈しないからそう思え!」と言いたいところです。

砂上の楼閣の、足元の砂はどんどん流れ出していると思います。大変失礼ながら、最近の小林先生や高森先生の言説や行動には、そのことに対する相当な焦りが伺えます。
状況が好転しないことを「安倍政権のせい」と常々仰られていられていますが、果たしてそうでしょうか。
安倍政権だろうとヒトラー政権だろうと、嘘やごまかしのない真実さえあれば、必ずついてくる人はいます。

私ごとき単なる一ファン(?)の、つまらない批判にも、鷹揚に構えることすらできず、5回も削除したり、慌てふためき自ら汚い言葉で罵ったりしかできない最近の小林先生の態度に、率直に言って私は「一片の真実」も感じられません。
こんな体たらくで、小林先生の仰る「大きな仕事」など何も達成できる目はないと感じます。
No.76
91ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第199号 2016.11.1発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが見舞われたヘンテコな経験を疑似体験!?小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…ストーカーによる悲惨な事件が後を絶たない。ストーカーの気質はとにかく「自己承認欲求」が強くて、自分を特別な存在だと認めてほしいと思っている。だがそれが認められなかったら、認めてくれない相手を憎悪し、異様なまでに執着して攻撃的になる。小林よしのりや「ゴー宣道場」に対してもストーカー的行為を繰り返す者がいる。彼らの言動から窺い知れる、現代人の“心の闇”とは? ※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…笹幸恵さんがゴー宣道場ブログで報告された「田中宗子」なる怪人物の情報で、その日は持ちきりだった。発言にも、プロフィールにも、ブログの形態にも不可解な点が散見。ライジングの読者からも「ニセモノでは?」という指摘が相次ぎ、笹さんの追調査でもやはり怪しさが露呈。詳細はすでにブログで報告されているとおりだ。無視で済む案件なのだが、やはり似たような例がいまや大量に存在し、中には事件化したケースもあるので、改めて《ネットリテラシー問題》として考察しておこう。 ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!先生が仕事のやりがいを感じる時とは?過去のキャラクターを当時の絵柄で描くのは難しいもの?「女は男の後ろを歩く」の意味とは?私もパパと一緒に九州ゴー宣道場に行きたい!パパを説得して!比のドゥテルテ大統領をどう思う?複数の恋愛を同時にこなす時に、忘れっぽさが原因で失敗してしまうことは無いの?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第196回「ストーカーの気質についての考察」 2. しゃべらせてクリ!・第157回「愛の募金に協力してクリませ~!の巻〈前編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第18回「ネットにはびこる“自称癖”に要注意!」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第196回「ストーカーの気質についての考察」  ストーカーによる悲惨な事件が後を絶たない。  東京都目黒区の24歳の女性会社員が殺害された事件では、逮捕された元交際相手の50歳の男は、待ち伏せする際に顔がばれないようにと、ロングヘアーのかつらに大きなマスク、赤いブラウスを着てブラジャーまでつけるという入念な女装をする、異常な粘着性を見せていた。  ストーカーというと、見知らぬ男が勝手に一人の女性に執着し始めるというパターンを思い浮かべがちだが、 実際には、交際していた相手が別れた途端にストーカー化したというケースが多い。  そう言うと「そんな男と付き合った被害者も悪かったんじゃないか」と安直に「自己責任論」にされそうだが、そう簡単には言い切れない。  付き合い始めた頃はごく常識的で、真面目で、優しい人に見えたのに、時間が経つうちに違和感を覚えるようになり、それで別れを切り出したら、たちまちストーカーになるということもよくあるものなのだ。  女性はやはり信頼する知人の「保証」のある男、「信用」できる男と徐々に付き合うことを勧める。ネットなどで得体の知れない男と知り合って、いきなり深い関係になるような軽率な行動は慎んでおいた方が身のためだろう。  ストーカーの気質についての解説を読むと、まず 「プライドが高い」 という点を指摘するものが多い。  例えば、ストーカー対策を請け負う探偵・興信所を紹介するサイトでは、こう説明している。  ストーカーになってしまうタイプは、自分が大好きでプライドが高く、自分のことを特別な存在だと思っています。自分を良く見せるためには嘘もつき、人から偉いと思われたいがために見栄もはります。  人の好き嫌いもはっきりしていて、自分を褒めてくれる人は好きで、逆に自分のことを認めない人や従わない人は嫌いと、あくまでも自分が中心でないと気がすまないのです。  自分の自尊心が傷つけられることにはとても敏感で、他人のミスで自分にささいな被害が及んだだけでも、恐ろしいほどに怒るときがありますので注意して観察しましょう。  この説明は概ね正しいだろうが、ここで「プライド」という言葉を使うのは正確ではないように思う。真っ当なプライドを持つこと自体は大切だからだ。   ストーカーの気質は、「プライドが高い」と言うよりも、 「自己承認欲求が強い」 と言うべきだろう。   とにかく「自己承認欲求」が強くて、自分を特別な存在だと認めてほしいと思っている。だがそれが認められなかったら、認めてくれない相手を憎悪し、異様なまでに執着して、攻撃的になる、それがストーカーである。  またストーカー気質の人間には、実は赤の他人には「外面が良い」という特徴がある。人によく思われたいという願望が強いからである。  完璧主義で仕事もできる人が多いが、親しくなった相手には甘えが出て来て、自分勝手に振る舞う。しかしそのような本性は、他人にはわかりにくいから厄介なのである。 「自己承認欲求」の過剰な「かまってちゃん」には、本当は構ってはいけない、無視しなければならないのだが、最近のストーカー事件の多さを見ていると、現代人の「心の闇」を身近に観察できる例として、ちょっと触れておこうと思う。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!