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na85さん のコメント

 今週も執筆・編集・アップ、お疲れ様でした。みなぼん編集長は病気を押しての作業、ただただ感謝です。

 今回はさしこの魅力全開でしたね。よしりん師範は、さしこが虐げられて同情されることで支持を集めることをよく理解した上で、だからこそあえてアンチになっている気がしました。もちろん恋愛禁止ルールを破ったことへのペナルティー程度にはイジメながら、それさえも糧にしろとばかりに。これは愛ですね。
 さしこは多分怖かったと思います。恋愛禁止ルールに価値を見出しているよしりんはそれを破った自分を嫌っているはずだと。だから一生懸命考えたと思います。自分は同情を集めることが輝く要素だから、対談時の唯一の観客である屋台のおじさん・おばさんの同情を引いて味方につけようと。いつも皆が一生懸命というのがAKBの魅力ですね。
 などということを書いてきましたが私はAKB48には嵌っていません。今後CDを買うこともおそらくないと思います。しかし、恋愛禁止ルールの徹底が現代日本社会に与えるインパクトといった現象としてのAKBにものすごく興味があります。なのでよしりんフィルターを通したAKBは、本家ゴー宣収録の鼎談、白熱論争、ライジングの今週の~といつも楽しんでいます。
 さて、しかしここでよしりん師範とさしこの対談が収録されたソロCDが出るとなると、初めてCDを買うことになるのか?いや、初めてがソロなんてありえないだろう、などという葛藤があります。そこで、もし「よしりんserection・AKB48コンピレーションベスト」3枚組みたいなCDが発売されたら、やっと入門できるような気がするのです。秋元康さんにお願いします。よしりんファンでありかつAKBには入門せずという「タイプC」のための、よしりんベストCDの企画を提案させていただきます。

 『わしズム』も「ライジング」も、いつも全ての記事が有機的に繋がっていて一気に読ませる工夫がされており、編集が秀逸だなと感心します。たとえば今回なら、トッキーさんの『異能戦士』の解説のラストでオウムに嵌った若者の心理(自分が無能かもしれないという恐怖が有能だと言ってくれる宗教に走らせてテロまでさせる)が摘出されており、ここで思い出したのが『白熱論争』で語られていたAKBのような対象を推す文化が広がれば世界でテロが減るかもしれないという件です。かつてならオウムに嵌ったであろう人々が今はネトウヨになって排外主義を煽っています。そこで今号のライジングの巻頭はAKB記事です。ネトウヨはABEでなくAKBを推せ、AKBに精一杯嵌って推すことも異能の一つじゃないか、と思った次第です。Mな魅力のさしこ特集に、よしりんにM性を目覚めさせる事柄、ドM氏からの質問と全部が繋がっています。

 みなぼんさん、『大東亜論』原稿のちら見せありがとうございます。想像が膨らみます。

 無事カード決済に移行でき動画アップに間に合いました na85
No.29
147ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第9号 2012.10.16発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・ 小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、 AKB48ブームから現代社会を掘り下げる(本当は新参ヲタの応援記!?) 「今週のAKB48」、よしりんの愛用品を紹介していく「今週の一品」、 漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと 紹介する「よしりん漫画宝庫」、『おぼっちゃまくん』があなたの 人生相談に真剣回答!「おぼっちゃまくん人生相談~言われたとおりに 生きるぶぁい~」、読者との「Q&Aコーナー」、秘書による よしりん観察記「今週のよしりん」等々、盛り沢山でお送りします。 (毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「今週のAKB48」では『意気地なしマスカレード』指原莉乃  (HKT48)との対談の裏話を紹介!小林よしのりは  「アンチさしこ」を止めたのか!?さらに自らのソロシングルにおける  さしこの奇妙な立ち位置を分析!秋元康の意図は○○だった…!! ※「所有権」と「領有権」の違いを説明できるか!?  東京都に「実効支配」は可能なのか!?  「気合いだけ」で領土は守れない!今週の「ゴー宣」も必読! ※「今週の一品」では、なんと!小林よしのりを「Mな気持ち」にさせた  恐るべき女性の存在が明かされる…!! 【今週の目次】 1. 今週のAKB48・第10回   「『意気地なしマスカレード』の指原莉乃は、なぜ後方なのか?」 2. 今週の一品・8品目「歯間ブラシ」 3. ゴーマニズム宣言・第10回「『気合いだけ』で領土は守れない!」 4. よしりん漫画宝庫・第9回「『異能戦士』③『異能力』は人間を救う」 5. Q&Aコーナー 6. 今週のよしりん・第9回「お洒落なカフェを襲った物騒な会話」 7. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 8. 読者から寄せられた感想・ご要望など 9. 編集後記 第10回 「『意気地なしマスカレード』の指原莉乃は、  なぜ後方なのか?」  指原莉乃(さっしー・さしこ)のソロシングル第二弾は 『意気地なしマスカレード』 である。10月17日発売される。  このType-Cの付録DVDに、さっしーとわしの対談が収録されている。          アイドルのCDなのに、おっさんの顔なんか見たくないだろうと思うのだが、 さっしーのキャラが異形だから成り立つのだろう。  そういえばさっしーは対談中で、わしが指原莉乃は存在が 「異形」 だから アンチが多いのだと言ったのを、 「異常」 と聞き間違えてるようだ。  ググタスで 「こんなに異常異常と言われたのは初めてだ」 とつぶやいていた。 「異形」って言葉を知らんのだな。  しかしこの曲、確かに指原のソロなのに、あまりに指原の扱いがひどい。  ミュージックビデオにも、テレビにも、 「指原莉乃withアンリレ」 として 出演しているが、アンリレとは入山杏奈・川栄李奈・加藤玲奈の3人の ことである。  指原が一人で歌っていて、アンリレはダンスのみだ。  普通、こういう場合、アンリレの3人はバックダンサーとして、指原の 後ろで踊ってるはずだ。  センターはソロの指原のはずだろ?   ところが驚いたことにこの曲は、アンリレが前で踊って、センターは 川栄李奈なのだ!  じゃ、指原は?   なんと後ろの方の端っこで歌っているのである!   あまりにも残酷な事実なのだが、テレビで歌う ときは、指原はもうほとんど映らない!  可愛いアンリレばっかり映している!  こんな扱いがあるか?ちょっとひどすぎると思う。             わしは指原莉乃のアンチである。  指原がそんなに可愛いとは思えないのに、やけに目立っていて、総選挙で 4位になったりするから、不愉快だったのだが、その上劇場に見に来ていた ファンとデキていた過去が発覚した。  指原は「恋愛禁止ルール」を破っていたのだ。  その元カレが卑怯な奴で、週刊文春に指原の半乳の写メを持ち込んでいた。 それが誌上に載せられ、大スキャンダルになり、その結果、指原はHKT48に 左遷という御沙汰になった。   何でわしの故郷の博多が「恋愛禁止ルール」を破った罪人の左遷先なんだ!?  菅原道真から今に至るまで、博多はやっぱり左遷なのかよ!?  ふざけるな―――――っ! ・・・とわしは怒り心頭だ。  それにHKT48の子はまだ14歳とか15歳の子もいて、わしはもう娘か孫の ように目を細めて見ていたのに、恋愛禁止ルールを破った不良がやってきて、 天使たちが 「汚される~~~~~っ!」 とパニクったわけですな。  いずれ「地獄の黙示録」のカーツ大佐みたいに、指原がHKTの王様になって しまうと不安に慄いたわけです。   わしは断固、指原のアンチになる!  そう決心していたのだが、どういうわけだか秋元康氏から、指原と対談して くれという依頼が来てしまった。  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!