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四君子さん のコメント

 長くなりましたので、分けます。
 別のかたのコメントについても記しますが、「安倍Q」という語が良かったです。
 いっそ、もっとちぢめて「安Q」なんていかがでしょうか?
 最初によんだ際には、何が言いたいのか、まるで分からなかったのですが、
 阿Qがいきなり百姓の女を引き寄せて、
 自分と寝ろと言って袖にされるところが、面白かったです。
 要は、名無しの権兵衛さんの話で、
 ウルトラマンとか、ヒーローの話と錯覚してはいけないのです。
 (タイトルだけを見ると、そんな感じがしてしまう。「ウルトラQ」みたいで)
 魯迅は、「狂人日記」がイムパクトが強くて、メッセーヂ性もあり、鑑賞にあたいします。(食事前にはよめないけれども)
 「故郷」とかも。

 ちなみに、田中卓先生の「愛子さまが将来の天皇陛下ではいけませんか」ですが、
 日本の戦争状態がサンフランシスコ平和条約締結までつづいていたという話は、
 分かってなければいけなかったのに、思わず気づかされ、はっといたしました。
 それ以前に、この本をもっと前によんでおく必要があったです。
 田中先生の言及されている週刊新調のスキャンダル記事も、今日の事態を先取りしていて、興味深いです。
 高森明勅先生の「天皇「生前退位」の真実」もよみ終えました。
 田中先生も、皇室典範の改正が急務とのべられていたので、両者を並行してよみすすめてみるのを推薦します。
 繁文縟礼(はんぶんじょくれい)は必要ではないことは、よく分かりました。
 高森先生の著書の方の感想になりますが、
 譲位が「日本」において伝統的だというのは、その通りですし、
 現行憲法制定の際に、日本の国会議員のほとんどが公職追放されていたという話は、
 もっと注目しなければならないと感じました(これも知識の上では、知っていなければ ならないことでした。近衛文麿の自殺した理由でもありますね)。
 山本雅人さんの、講談社現代新書の「天皇陛下の全仕事」という本も買ってあるので、そちらもはやいうちに。

 「ザ・議論」も第一部までよみました。それと、ついに「おぼっちゃまくん」讀了です。
 可能ならば、あのつづきからの話がよみたいです。

 あと、平成30年に、障碍者A型に法律の大改正があるそうで、
 その分、支援員の方のてあてを良くするのだそうです。
 大変なのは分かるのですが。
 このことも重要なので、おつたえしておきます。

 最後にキャリー・フィッシャーさんの御冥福をおいのり申しあげます(多分、前もって収録ずみなのでしょうが)。おかあさまもなくなられたのだとか。
 根津甚八さんも。荒川博元監督も、元巨人投手の加藤初さんも。ジョージ・マイケルも、「ケアレス・ウィスパー」とかよく聞いてました。文字通りの「ラスト・クリスマス」。

 ということで、個人的には、転籍やら、自己啓発の自習やらでかなり慌ただしかったのですが
 今年はここまでにいたしとうございまする。
 今年一年、ライジングの配信、有り難うございました。とても勉強になりました。
 来年も期待しています。現状は危殆に瀕しているのだから(あまりいい冗談ではないですね)、
 もっと社会に警鐘を鳴らして欲しいです。
 年末読者企画実行委員のかたがたへ。ライジングの流行語大賞およびイズミー賞の企画、たのしかったです。
 小林先生も、去年にひきつづいての、正月朝生、頑張ってください。應援してゐます。
 先月のも、なるべくはやく視聴します。
 よいお年を。
No.124
97ヶ月前
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第206号 2016.12.27発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが見舞われたヘンテコな経験を疑似体験!?小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…12月15、16日に行われた日露首脳会談は、合意内容を「共同声明」「共同宣言」で発表せず「プレス向け声明」になり、しかも日露が別々に発表した。完全なる日本の外交敗北なのだが、マスコミは官邸にとって不都合なことは書かない。北方領土については歯牙にもかけられない全くの「ゼロ回答」だったのに、「共同経済活動」の名の下に3000億円規模ともみられる「経済協力」をするという。そしてそれが領土返還への新しい第一歩だと言うのだが、そんなことはあり得ない!! ※「2016年イズミー賞 結果発表」…今年も読者の元坂口さんが立ち上げて下さった年末読者企画「イズミー賞」!3ジャンルに及んだ連載『ザ・神様!』『トンデモ見聞録』『小説わたくしのひとたち』から、トンデモ大賞、年間最優秀俳優賞、最もショッキングな瞬間賞、最も笑えた瞬間賞、最も熱かった抗争賞などの結果発表!! ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!好きな熟男俳優は?漫画家をしていて腰や体の不調はある?就職4年目にして結婚・妊娠し離職、これは非難されるようなこと?ドラマ「逃げ恥」で印象に残った台詞や場面は?最近の好物は何?外国の喜劇映画で好きな作品は?カレンダーの六曜って気にする?さだまさしの「関白宣言」は男尊女卑?好きなおでん種(具)は?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第206回「思わせぶりなロシア蝶に騙される安倍オヤジ」 2. しゃべらせてクリ!・第164回「輝く?しゃべクリアワード2016!」 3. 2016年イズミー賞 結果発表 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第206回「思わせぶりなロシア蝶に騙される安倍オヤジ」  12月15、16日に行われた日露首脳会談は、合意内容を「共同声明」「共同宣言」で発表せず、「プレス向け声明」になり、しかも日露が別々に発表した。  これだけ見ても国家間の重要な合意や契約がなされたものではないと、マスコミは本来、分かっているはずなのだ。  完全なる日本の外交敗北なのだが、マスコミは官邸にとって不都合なことは書かないようにした。いかにマスコミが安倍政権に操縦されているのかよく分かる。  北方領土については歯牙にもかけられない全くの「ゼロ回答」だったのに、「共同経済活動」の名の下に3000億円規模ともみられる「経済協力」をするという。それが領土返還への新しい第一歩だと言うのだから、馬鹿も休み休み言えという話だ。  この会談の前、メディアには今度こそ北方領土が帰って来るという怪情報が乱れ飛んだ。  きっかけは9月23日の読売新聞のこんな記事である。 政府は、ロシアとの北方領土問題の交渉で、歯舞群島、色丹島の2島引き渡しを最低条件とする方針を固めた。平和条約締結の際、択捉、国後両島を含めた「4島の帰属」問題の解決を前提としない方向で検討している。  従来、日本政府が条件としてきた「4島の帰属」、すなわち4島を日本の領土だと認めさせることにはこだわらず、まず2島返還を優先させるという。要するに、鈴木宗男が唱えてきたやつだ。  ムネオは最近安倍首相と頻繁に会い、ロシア問題の「ブレーン」的な存在になっている。その入れ知恵で官邸は 「帰属先送り・2島先行返還」 に舵を切り、それを読売にリークしたのだろう。  ムネオは9月28日に行われた日本外国特派員協会の会見でも、日露首脳会談で安倍が北方領土問題について「大きな決断」をし、プーチンも「必ず答えてくれる」と大風呂敷を広げた。そして先の読売新聞の記事についても、確度が高いと評価していた。  これによってメディアは加熱したが、特にすごかったのが小学館の「週刊ポスト」と「SAPIO」だった。    週刊ポスト10月14・21日合併号は「北方領土が、本当に、戻ってくる!」という特大タイトルで、 「…どうせ戻ってきやしないと諦めていなかったか。だが戦後70年を過ぎた今、いよいよ本当に戻ってくる可能性が現実味を帯びてきた」 とぶち上げた。  SAPIO12月号は「北方領土返還で日本が変わる 世界が動く」と題し、「いま我々は、歴史の目撃者になろうとしている」と興奮し、捕らぬ狸の皮算用で返還後のシミュレーションまでしていた。  両誌に登場して、今度こそ北方領土交渉は進展するだろうと煽りまくったデマゴーグが、鈴木宗男の子分の佐藤優だ。結局のところ両誌とも、性懲りもなく鈴木・佐藤に騙されたわけだ。  こうして期待値だけがやたらと釣り上げられたにもかかわらず、大山鳴動して鼠一匹すら出て来なかったものだから、安倍は今さら何もナシでは引っ込みがつかず、せめて「経済協力」だけでもと突っ走り、結局はカネだけ持って行かれるという惨憺たる事態となってしまったのだ。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!