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四君子さん のコメント

 申しおくれました。今回もライジング配信、有り難うございました。

 忖度ということについて、書き忘れていました。

 生放送で、官僚は忖度をしてはならないと小林先生はおっしゃられましたが、これは社会全般において当てはまることです。
 すなわち、上司の意向を確認せず、自己判断でものごとをすませてしまうと、「勝手なことをした」としかられ、場合によっては懲罰を受けます。
 その一方で、日本人の文化では、相手の気持ちを思いやることが、より重視されます。そこで、「忖度」といった言葉が取り沙汰され、自己の推理力による他者の気持ちの推し量りが日常茶飯事となります。
 私は、そこで分からなくなってしまうのです。いったい、どこまでを相手の感情を推量してすすめ、どこまでを上司の指示通りのおうかがいを立てなければならないのか、と。
 自分では、上の人の判断を仰いだり、報告をかかさずにしていると思っていても、なぜか自己判断をした、ということになって、しばしばとまどったりします。
 上司がほかの作業で手がはなせない場合だったり、小さなトラブルだった場合には、否応でも自分の判断で物事をすすめ、事後報告になることもしばしばでしょう。逆に、上司の手のあくまで待っていて、それからおうかがいを立てたりしたら、「こんなことも分からないのか」と言われたりすることもあるのです。
 とはいえ、役人というのは、自分のためだけではなく、公共のために慎重を帰す仕事なので、下のものが何かを自分で決めて処理してしまってはいけない職務なのだろうと、この前の生放送を聞いて、思いました。周囲からは、「おまえは官庁につとめるしかない、官庁なら、決められたことだけやっていればいい、官僚になるのは大変なんだぞ」と言われたりもしたのですが、今思えばそういう問題もあったので、その道だけは進まなくて良かったと思っています(単にもの覚えが悪く、興味を持ったことしか理解しづらかった、といった事情もあるのですが)。
No.103
93ヶ月前
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第219号 2017.4.4発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが見舞われたヘンテコな経験を疑似体験!?小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…先月末、森友学園疑惑に関連して、ネットを中心に一部で怪情報が乱れ飛んだ。「辻元清美が塚本幼稚園に侵入しかけた」「辻元清美が小学校の建設現場に工作員を送り込んだ」…というのだ。こんな話、聞いた瞬間に完全なデマだと一蹴しなければおかしい。ところがこんなヨタ話を信じ、森友学園疑惑を相対化してもみ消せるほどの武器になると、本気で思い込んだ馬鹿がウヨウヨいる。呆れかえるその馬鹿っぷりとは? ※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…自民党議員が必死に「博愛主義者でピュアでイノセント」と言って全力でかばいまくっている昭恵夫人は、実際のところどんな人物なのか!?夫人だけではない、安倍晋三本人も嵌った数々のトンデモカルトたちをご紹介!果たしてこの夫婦、日本の首相夫妻としてふさわしいのか? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!男系派には「男(武士)に二言はない」という思想信条があるのでは?必死に安倍昭恵を擁護する男がいるのはなぜ?照ノ富士への野次「モンゴル帰れ」をどう思う?書籍の「帯」って必要?、日常でつい口に出てしまう「茶魔語」は?朝ドラ「ひよっこ」は面白い?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第219回「デマで辻元清美を叩くチンケな右派」 2. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第27回「安倍晋三・昭恵夫妻のカルト信仰、霊感頼み」 3. しゃべらせてクリ!・第177回「バブル再来?イケイケ艶子しぇんしぇー!の巻〈前編〉」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第219回「デマで辻元清美を叩くチンケな右派」  先月末、森友学園疑惑に関連して、ネットを中心に一部で怪情報が乱れ飛んだ。 「辻元清美が塚本幼稚園に侵入しかけた」 「辻元清美が小学校の建設現場に工作員を送り込んだ」  …というのだ。  こんな話、聞いた瞬間に完全なデマだと一蹴しなければおかしい。  ところがこんなヨタ話を信じ、森友学園疑惑を相対化してもみ消せるほどの武器になると、本気で思い込んだ馬鹿がウヨウヨいる。しかもその馬鹿の一人がわが国の首相とくるから、頭が痛くなる。   馬鹿の1は、例によってネトウヨ連中だ。  3月24日、自民党参院議員・西田昌司が、籠池理事長の妻と安倍昭恵とのメールのやり取りを公表。  その中には籠池夫人のこんなメールがあった。 辻元清美が幼稚園に侵入しかけ 私達を怒らせようとしました嘘の証言した男は辻元と仲良しの関西生コンの人間でした。さしむけたようです。  よくわからない文章だが、要するに ●辻元が不法に幼稚園に「侵入」しようとした。 ●小学校建設現場で「ゴミの混じった土を敷地に埋めた」と森友学園に不利な証言をした作業員は、辻元が送り込んだ「工作員」だった。 …と言いたいらしい。  あまりに意味不明のため、当初メールのこの部分に注目して報道したマスコミはなかった。  辻元がいち早く「全くの事実無根」と表明し、メディアにも「誤った内容を拡散しないよう強く求めます」と訴えたこともあり、毎日新聞は辻元に言及する部分を削除して報じた。   ところがこれに対してネトウヨどもは「辻元の犯罪を隠蔽した!」と騒ぎ出し、ネット内にはわけのわからない「辻元清美陰謀論」が駆け巡った。   馬鹿の2は、日本維新の会・衆院議員の足立康史だ。  足立は3月25日、自身のツイッターで 「辻元清美議員のやらせ、を明らかにしていきます」 として「侵入」「工作員」の話を拡散。  26日にはフジテレビ「新報道2001」で 「民進党が昭恵夫人(の証人喚問)にこだわるのなら、辻元氏も」 と主張した。   籠池の息子は、足立の「私設秘書」をしていたとブログに記したが、足立は籠池の息子を「知らない」と言い、「雇用契約が1日でもあれば議員辞職する」と宣言している。  ところが同番組では隠しきれずに籠池の息子と知り合いであることを認め、当初「知らない」と答えていたことについては 「それはね、そう言いたくなる感じがあるんです」 と籠池側に問題があるかのような言い訳をした。   つまりこのネトウヨ議員は、かつては籠池と昵懇だったのに、疑惑が発覚すると手のひらを返し、さらに自分と籠池のつながりから目をそらそうと「辻元清美のヤラセ」をでっち上げたのだ。   馬鹿の3は安倍政権の提灯ジャーナリスト、山口敬之だ。  山口は3月26日のフジテレビ「とくダネ!」で、辻元に「侵入」「工作員」の疑惑があると紹介した上で、こう言った。 「昭恵さんは100万円渡していませんという悪魔の証明に与党側は苦労してるところなんだけど、今度は野党側の辻元さんはそういうことをしてないという証明しなきゃいけないんですね。そうすると悪魔の証明のどうしガチンコになると、もう泥仕合というか、じゃあお宅も証人喚問応じなさいよ、ということで、多少のカードを自民党側は得たという意識でいるんですね」 「まあちょっとレベルは低いんですけど、悪魔の証明どうしっていったらね、これ国民はついていかないと思いますが。でも、そもそもがその程度の話ですから、まあ、僕らがね冷めた目で見てるのが一番なんだと思いますけどね」  山口は他の番組でも同様の主張を繰り返した。   さすがは提灯ジャーナリスト、本物の疑惑と単なるデマを同列に並べ立てて、矮小化・相殺し、国民の関心を冷まそうと画策したのだ。   馬鹿の4は、産経新聞だ。  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!