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バッファローTさん のコメント

高山佳奈子氏の「共謀罪の何が問題か」読みました。
関西ゴー宣道場設営隊長に読書日記の掲載を紹介していただいたのですが、本の内容は理解しやすく書かれてあり
改めて、なんでこんな危険な法案を成立させたのかと考えさせられます。
週間エコノミストの読書日記での先生の掲載注意していきたいと思います。
No.155
90ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第230号 2017.7.4発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが見舞われたヘンテコな経験を疑似体験!?小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…先日行われた都議選において、自民党は過去最低を下回り歴史的大惨敗となった。相次いで起きた安倍自民党議員の不祥事に、遂に国民の間にも安倍政権への嫌悪感が浸透してきたようだ。それは投票前日に、秋葉原で行われた安倍首相の街頭演説で起きた現象にもよく現れていた。「こんな人たち」と平気で国民を侮蔑するネトウヨ首相と、それを支持する一部の安倍妄信者。しかしネトウヨの巣窟にも、明かな変化が起きているようで…? ※「ゴーマニズム宣言」…数年前まで完全に「あの人は今?」状態だった素人外タレの一人、ケント・ギルバート。そんなケントが出した本『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』が35万部を突破したという。タイトルだけで明白だが、これは散々使い古されたデマや陰謀論を集めただけの単なる中韓ヘイト本である。このネトウヨ本が売れている現象には、身も蓋もないほどわかりやすい仕組みがある。なぜ日本人はこんな物にまんまと騙されるのか? ※『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて、一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてくり!」。ぽっくん、もう、な~んもやる気が起こりましぇん。そういうことって、誰だってあるじゃなかでしゅか。袋小路くん、いくらテーブル叩いたって、ぽっくんビクとも動きましぇんよ~。   【今週の目次】 1. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第39回「“国民侮蔑”首相と “一部の”安倍妄信者」 2. ゴーマニズム宣言・第234回「儒教のことなど一切分からないヘイト本」 3. しゃべらせてクリ!・第188回「だるだる、ぐだぐだ、やる気が起きましぇ~ん!の巻〈後編〉」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第39回「“国民侮蔑”首相と “一部の”安倍妄信者」  自民党の歴史的大惨敗、まずは誠におめでとうございます。待望の朗報、まったくもって大慶の至り、祝着至極に存じます。  東京都議選。実は私の選挙区には民進党の候補者がいなかった。前回落選の民進党候補者が、小池旋風に乗っかって都民ファーストに乗り換えてしまったからだ。  投票の記載台で思わず顎をつまみながら迷ったが、国会で、生前退位・森友学園・加計学園・共謀罪と必死で戦ってくれた民進党の姿を思うと、“風”に乗ってあっさり鞍替えした人間には、どうも投票する気になれない。  ほかの候補者は、公明党、共産党、そして自民党の現職2名。選挙期間中、街角で候補者の姿やポスターを見かけても、「自民」と書いてある時点で、その名に目もくれないぐらいの拒絶反応が私にはあった。鉛筆をうろうろとさせた末、共産党候補の名前を書いた。  天皇陛下に対する共産党の姿勢にはまったく共感しないが、権力の肥大化・私物化・腐敗に関しては的確な言葉で敢然と闘っていると評価しているし、豊洲移転問題で「築地の再整備」を求めているのは共産党だけ。それに、今年前半は『トンデモ見聞録』を書く上で、『赤旗』の報じた情報はずいぶん頼りにさせてもらったから、お礼の意味も込めて一票入れておこうと思った。  結果、乗り換え都民ファーストがトップ当選、ついで公明党、共産党が当選した。自民党の現職は2名とも圧倒的劣勢で落選だった。  下村博文・自民党都連会長が、敗戦のコメントとして 「国政の問題などで逆風が吹いたことが、都議選の結果に影響した。候補者に大変申し訳ない」 と語っていたが、その通りだよと思った。  都議選と言ったって、投票する側の都民は、候補者個人の姿よりも、国政のあまりにひどすぎる顛末のほうを見て、“意思表示”のために投票先を選んだ人がかなり多かったのではないか?  私の友人は、 「自民党、あんまり調子乗りすぎだから反対票入れて来てやった!」 と憤慨していた。 「豊田真由子なんて氷山の一角だよね。いい加減にしろだよ」 と。告示直前までは、長期間に渡って連日あれだけ「豊洲・築地、どっち?」が報じられていたにも関わらず、実際には判断基準としてかなり優先順位が低かったとも思う。 「都民=国民の意志」が表出した都議選。投票前日に秋葉原で行われた安倍首相の街頭演説で起きた現象にもよく現れていた。 ◆「こんな人たち」…安倍首相の国民侮蔑発言  投票前日の7月1日、安倍首相が秋葉原の「AKBカフェ」前で応援演説に立ち、大勢の聴衆が集まった。  個人的には、群衆にまぎれて出現した森友学園・籠池のおっちゃんが、安倍首相に向かって 「ウソついたらアカーン! ウソつくなあー! 本当のことを言えー!」 「もらったものはもらったと言えー! 100万円渡したら渡したと言えー!」 とヤジを飛ばす姿にウケてしまったが。  ただ、籠池のおっちゃん、ほかに抵抗する手段がないのはわかるが、いろんな意味で注目を浴びすぎて危ないから、ああいう場所には不用意に姿を現さないほうがいいんじゃないかと赤の他人ながらハラハラする。報道陣に囲まれた結果、警察官に抱えられて現場から立ち去ったようで、これを「排除された」という言い方をするネットメディアがあったが、人物が人物だけに、事件が起きる前に「保護された」意味合いのほうがはるかに大きいだろう。  さて、現場には、日の丸の旗を持ったネット系の安倍支援者たちが詰めかけたが、同時に、巨大な 「安倍やめろ」の横断幕 を広げた市民グループが陣取り、 「安倍ヤメロ!」「安倍カエレ!」 の大コールが起きた。  路上から一般人らが撮影した一連の映像を見ると、自民党陣営のほうから 「自民党青年局」 とプリントされたのぼり旗を持ったスーツ姿の男たちがぞろぞろと歩いてやってきて、街宣車の安倍から「安倍やめろ」の横断幕が見えないよう、旗を広げて覆い隠すように並んだ。横断幕が移動すると、のぼり旗軍団も同じようにぞろぞろと移動してまた視界をふさぐ。 「安倍やめろ」の文字が安倍の視界に入らないようにしたところで、 「安倍ヤメロ!」 はあたりに響き渡っている。そもそも、のぼり旗で隠そうとする姿そのものが、四方八方からスマホで撮影されてネット上にアップされているのだから、むしろ隠そうとする姿そのものが不信感を増長させる原因になっているとしか思えなかった。  案の定、応援演説をはじめた安倍は、「安倍ヤメロ!」コールにブチ切れ。街宣車の上から、大合唱の起きているほうを指差して、こう言い放った。 「憎悪からはなんにも生まれない。相手を誹謗中傷したって、なにも生まれないんです。   こんな人たちに 、みなさん、私たちは負けるわけにはいかない! 都政を任せるわけにいかないじゃありませんか!」  一国の首相が、街頭で声をあげる一般市民に向かって、指をさして「こんな人たち」。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!