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よっしーさん のコメント

配信ありがとうございます。

今週の木蘭さんの記事は、とても鋭い分析だと思いました。
「お年寄りより若者の方が外出しない。」
「若者の財布には諭吉(壱万円札)が入っていない。」
という現象は、私も普段生活したり仕事をしている中で感じていた「実感」でした。
60代以上のお年寄りが、地元のカラオケやサークル活動、旅行に行く話をわんさか聞いたり目にしたりするのに対して、
若者からその手の「お出かけ話」を聞くことは少ないし、
私が仕事をしている時、年配の人は諭吉(壱万円札)で支払う人が多いのに対して、若者は千円札で支払う率が多いな…と感じていたからです。

こういう現象を見て分析するとき、
よくありがちな分析として、
若者がスマホばかりいじくってるから家に引き込もってしまうのだ。
とか、
人間関係が希薄だから、ネットの関係に依存してしまうのでは?
というような分析になりがちですが、
私以上にスマホでネットを自在に操っている高校生の娘がいる私としては、
その分析には腑に落ちないものがありました。

若い人達の財布に壱万円札がないのも、
旅行やお出かけが少なくなるのも、
スマホを操る時間が増えるのも、
理由はズバリ、「沢山稼げない!お金がない!」というものでしかないと思う。
格差が広がった日本の実情の表れが、
若者の遊び方の変化&若者の財布からの「諭吉消滅現象」なのだと感じます。

今のお年寄りが若い頃は、年々お給料が確実に上がっていた時代で、若くてもローンを簡単に組んで車を買ったり、旅行だ習い事だ飲み会だ!と、ガッツリ稼いで湯水のようにお金を使えて遊んでいた経験があるから、
仕事を引退して時間に余裕が出てきたとき、その感覚で遊ぶのでしょう。

一方若者は物心ついたときから将来不安の大きい時代で、節約・貯金が身に付いていて、就職してもガッツリ稼げる未来は見えないから、なるべくお金を使わない遊びを選んでしまい、スマホへと流れていく…
ということかと、身近な年配者や若者を見ていて感じています。

木蘭さんのブログに書いてありましたが、
私の娘(高3)もテレビは録画したものしか見ないですね。
スマホばっかりいじくってるけど、
今週の記事に書いてあるように、
ネットの怪しい情報に振り回されないだろうか?と、遠くから見守っている所です。

納得の記事を、ありがとうございました。
No.76
87ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第243号 2017.10.10発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…10月8日(日)の東京新聞に、20代若者の1カ月の外出回数が、70代高齢者を下回るという記事が載っていた。民間の広告代理店が今年3月に実施したこの調査結果を見ると、若者世代がとにかく「自宅にいることを好む」実態が浮き彫りになっていた。このレポートでは「スマホ」が原因だと結論づけられていたが、果たしてそれは若者の現実を正しく分析できているだろうか? ※「ゴーマニズム宣言」…いよいよ衆院選は公示された。あまりにも解散から公示までの間の変化が目まぐるしすぎたが、わしとしては、この選挙の焦点はただ一つだと思っている。安倍政権が退陣する結果になるかどうかだ。一時の小池百合子人気もかなり失速し、結局は自公が「漁夫の利」を得ることになる…という予想もある。小池百合子に対する評価を、ライジング読者だけにこっそり教えよう。 ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!新しいNHK連ドラ「わろてんか」はどう?「意識高い系」という言葉は茶々松くん?お酒では何が一番好き?今の北朝鮮問題を見ると、日本の安定はやはり憲法9条によるとも考えられるのでは?心に残っているアニメソングは?小池百合子は首相の椅子を諦めていない?仕事とプライベート、オンとオフを完全に切り替えることは可能?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第52回「スマホとメディアとフェイクニュース」 2. しゃべらせてクリ!・第201回「秋深し、おでん味わう季節ぶぁい!の巻〈前編〉」 3. ゴーマニズム宣言・第248回「わしの小池百合子の評価をこっそり教える」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第52回「スマホとメディアとフェイクニュース」  10月8日(日)の東京新聞に、 20代若者の1カ月の外出回数が、70代高齢者を下回る という記事が載っていた。民間の広告代理店が今年3月に実施した調査だが、家から出かける内容について、通勤・買い物・外食・美容・娯楽・通院など18項目に分類し、その頻度を算出したところ、全年代の1カ月の平均は43.6回。  年代別では、30代が一番活発で49.1回。70代が40.8回だったが、なんとこの調査のなかで一番若い世代である20代は70代を3.5ポイントも下回る37.3回であった。     ジェイアール東日本企画「Move実態調査2017」レポートより   http://www.jeki.co.jp/info/files/upload/20170928/170928hpMDL1.pdf  既婚者は子供がいたりして、育児や学校、病院など自分以外のことで出かける用事も増えたりするから、未婚・離別者よりすこし多いのだろうとすぐに察しがつくが、リタイアした70代よりも、20代のほうが顕著に少ないというのはどういうことなのか?  調査結果を見ると、若者世代がとにかく「自宅にいることを好む」実態が浮き彫りになっていた。     同レポートより。若者ほど「ひきこもり傾向」が高い。  若ければ若いほど「外出しないでよいならなるべく家にいたい」「家にいるのが好き」「自分はどちらかというと“ひきこもり”だと思う」という意識が高まり、 20代の3人に1人が「一日中ずっと家の中で過ごせるほうだ」と回答 している。また、20代の70%以上が「趣味はインドア派」と答えているが、対照的に、70代は全年代のなかでもっともアウトドア率が高かった。  私もアウトドアは虫に噛まれたり足首をひねったりするので苦手で、外出せずに済むならずっと部屋でなにか書くか読むかしていたいタイプだから20代に近いんです、とか思ってしまうが、それはあくまでも私の趣味嗜好と仕事柄の問題。  このレポートによると、どうやら20代の自宅好きは「スマホ」が原因だと結論付けられていた。 「スマホネイティブの若者は“家好き”傾向。世代が増えて、SNSやネットショッピングなどが浸透したことにより、あらゆることが自宅にいながらにして行なえるようになったことが移動減に拍車をかけている」 と。 ●スマホ持っても出掛けたいやろ?  この調査の結論はなんだか腑に落ちない。  スマホがあるから“家好き”だというのは、モノが広告代理店の調査だけに、ネットビジネス向けの展開願望が入り込んで、あまりにも浅薄に結びつけすぎているように感じるのだ。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!