カレーせんべいさん のコメント
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第248号 2017.11.28発行 「小林よしのりライジング」
『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。
毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行)
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」…安倍政権が目指している憲法改正は、発議されたらもう阻止できない。発議されれば、読売新聞、産経新聞ら安倍政権の御用メディアは、国民の情緒に訴えかけながら圧倒的な物量でキャンペーンを仕掛けるだろう。そうなれば国民投票で否決することは不可能である。この重大な事実について、未だに理解していない者がいる!安倍改憲を止めるためには、発議される前に対案を出して戦うしかない!
※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…11月22日、自民党の和田政宗参議院議員が、自身のツイッターに森友学園の小学校設立に際して財務省に提出されていた設置趣意書の画像を投稿した。設立趣意書のタイトル部分が、「安倍晋三記念小学校設立趣意書」ではなく「開成小学校設立趣意書」だったとして産経メディアは大喜び、「安倍は関わっていない」「籠池の譫言」という印象にすり替えようとしている。しかし籠池氏のこんな小さな嘘に怯んで萎縮してはならない!
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!テレビの時代はもう終わった?日本は本当に借金大国?武士を個人主義たらしめた思想の根源は何?子供の頃に見てドキッとした女性の色っぽい歌は?アメリカが北朝鮮と争うべき焦点ってどこにあるの?議員が乳児を連れて議場に入るのはあり?ミニストップが成人向け雑誌を売らないと決めた件をどう思う?…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第254回「発議される前に対案を出して戦うしかない!」
2. しゃべらせてクリ!・第206回「悪夢ぶぁい! 沙麻代ちゃんが袋小路くんにキッシュ!?の巻〈後編〉」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第58回「森友学園 “籠池は嘘つきだ”に萎縮するな」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記
第254回「発議される前に対案を出して戦うしかない!」 安倍政権が目指している憲法改正は、発議されたらもう阻止できない。
国民投票で否決することは不可能である。
この重大な事実について、立憲民主党にさえ理解していない者がいるのではないかと、わしは非常に危惧している。
憲法改正の発議が行われれば、規定によりその後2カ月から6カ月の間に国民投票が行われ、有効票の過半数の賛成で憲法改正が成立する。現在考えられる最短のスケジュールは、来年4月発議、6月国民投票だ。
発議されれば、読売新聞、産経新聞ら安倍政権の御用メディアは、賛成票を投じるべきだという論調を連日大々的に展開させるだろう。
それに加えて、国民投票に関する広告・宣伝費を制限する法律はないから、政府は電通でも博報堂でも使って、ありとあらゆる媒体を通して賛成票を投じようという巨大キャンペーンを繰り広げるはずだ。
現在のところ、自衛隊明記の改憲案に対する世論調査の結果は、朝日新聞が賛成36%、反対45%。読売新聞が賛成35%、反対42%。共同通信は賛成38.3%、反対52.6%。以上3社は反対が上回っている。
これに対して、日経新聞が賛成44%、反対41%。毎日新聞は賛成33%、反対29%で、賛成がわずかに上回る。
そして産経新聞・FNN合同調査だけは、なぜか賛成59%、反対29.1%と、賛成が圧倒している。
これだったら、圧倒的な物量でキャンペーンを仕掛ければ、国民投票で過半数の賛成を獲得することなど造作もないだろう。
そもそも、憲法9条の1項・2項をそのまま残し、自衛隊の存在だけを明記するという改憲(加憲)案に対しては、朝日新聞や東京新聞でも、反対論は主張しづらいはずだ。
反対する理由を挙げるとしたら、 自衛隊のままで集団的自衛権を行使させてはいけない ということくらいだが、その理屈は一度、安保法制で戦って敗れており、その繰り返しになってしまう。
いくらその手段や議論に問題があったといっても、もうすでに憲法解釈の変更で、集団的自衛権は憲法上認められることになってしまっているのだから、反対の理由としては弱いと言わざるを得ない。これは、反対を唱えるための理論づけが非常に難しいのだ。
それに対して、賛成を訴える側は簡単だ。情緒に訴えりゃイチコロなのだ。
災害救助などで、自衛隊はこれだけ我々の役に立ってくれているのに、長年憲法上の位置づけが明確でないために、差別にさらされてきた。 この差別をなくすため合憲にすべきだ…と言われれば、間違いなく国民感情は情緒的に賛成の方向になびくだろう。
改憲が発議されて国民投票になったら、その時点で安倍の勝ちだ。
国民投票で否決するためには、国民感情の中に、これを通したら大変なことになるという相当の危機感が巻き起こらなければならない。
しかし、現行の9条はそのまま残して、自衛隊を明記するだけと言われれば、そこまでの危機感が湧くことはないだろう。
実際には、安倍改憲が実現すれば、今まで以上に米国追従になり、危険なことになる。
自衛隊は現状の「軍隊未満」のまま、集団的自衛権の行使で米軍の下請け組織として地球の裏側まで行って戦争しなければならなくなる。
しかし、それは今すぐには起こらない。実際にそんな事態となり、自衛官にどんどん戦死者が出てくるようになるまでは、国民は危機感など持たないのだ。
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!
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◆アニサキス以下の馬鹿 (ブログ よしりん 5/26)
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◆実行力のあるバカ (Vol.229 ゴー宣 6/27)
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◆ふざけないでください! (ゴー宣道場 井上達夫 8/6)
◆ちょ、ちょ、ちょ (ゴー宣道場 井上達夫 8/6)
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◆居直って理想や理念を捨ててはいけない (Vol.236 ゴー宣 8/15)
◆わしは最近、男が無意識に冒している女性差別に敏感 (ブログ よしりん 8/16)
◆信頼が壊れることをもっと恐れた方がいい (ブログ よしりん 8/20)
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◆日本の取るべき道、そして人類の目指すべき道 (Vol.237 読者感想返信 8/22)
◆情緒は一朝一夕に育つものではないのだから (Vol.237 トンデモ見聞録 8/22)
◆常識に叛逆する者は信頼を失う (Vol.237 ゴー宣 8/22)
◆カマキリと同じで、男は女のために死ねばいいのだ (ブログ よしりん 8/25)
◆いざとなれば国のために命をかけるのが男であり、女子供ではない (ブログ よしりん 8/27)
◆口先安全保障 (ブログ よしりん 8/29)
◆公と私は真反対が正常 (ブログ よしりん 8/31)
◆父権の抑圧がない子供はニートになる危険性がある (ブログ よしりん 9/1)
◆背中に折れた矢が刺さっているように見える人 (Vol.238 トンデモ見聞録 9/5)
◆男の人ってやっぱり恐いんだな (Vol.238 トンデモ見聞録 9/5)
◆真実の追及という報道の使命を放棄している (Vol.238 ゴー宣 9/5)
◆女性への優しさから、あえて差別してあげます (Vol.238 Q&A 9/5)
◆やっと熟睡できそうだ (ブログ よしりん 9/7)
◆山尾志桜里氏も、倉持麟太郎氏も、我々は守る (ブログ よしりん 9/8)
◆八つ墓村 (オドレら正気か? 9/10)
◆男はど――――んと有能な女を守ってやらにゃ! (Vol.240 Q&A 9/19)
◆今の不倫叩きは姦通罪の名残り (ブログ よしりん 9/19)
◆わしは常にアップデートしている (Vol.240 ゴー宣 9/19)
◆しかし、仕方がない (Vol.240 トンデモ見聞録 9/19)
◆ゴー宣道場はじまって以来、最大のピンチ (Vol.240 トンデモ見聞録 9/19)
◆きのうから舌打ちが止まらない (Vol.240 トンデモ見聞録 9/19)
◆全人格をかけてやる (ブログ もくれん 9/20)
◆説明責任も、時と場合によって異なるものだ (Vol.241 ゴー宣 9/26)
◆この不公平は「姦通罪」の名残としか言いようがない (Vol.241 ゴー宣 9/26)
◆優しい人は、弱い人を蔑まない人 (Vol.242 Q&A 10/4)
◆第三の妙案を考えればよい (Vol.242 ゴー宣 10/4)
◆女だったら、よく笑う人が明るい人。男だったら、サービス精神のある人が明るい人。 (Vol.242 Q&A 10/4)
◆リベラル的改憲論 (ブログ よしりん 10/9)
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◆小池と前原は腹を切れ! (新宿応援演説 10/14)
◆一に立憲民主党、二に共産党。 (ブログ よしりん 10/16)
◆個と公は対立関係ではなく、個が公から独立して作られることもない (Vol.244 ゴー宣 10/18)
◆気違いじみた突進力でやってみた方が人生は面白い (Vol.244 Q&A 10/18)
◆期待して、失望してを繰り返すしかない (Vol.244 Q&A 10/18)
◆トッキーから「ロックオン」された獲物は気の毒だ (Vol.244 ゴー宣 10/18)
◆現場で「公」のために頑張る「個人」になれるかどうかが問題 (Vol.245 Q&A 10/25)
◆わしはあくまでも頭山満でいく (ブログ よしりん 10/25)
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◆「保守」と「保守的」は全く違う (Vol.246 ゴー宣 11/8)
◆日本の憲法は、日本の慣習を踏まえて書くしかない (号外 ゴー宣 11/14)
◆帰属なき個は獣以下である (号外 ゴー宣 11/14)
◆日本はまだ主権回復してないのだから (Vol.247 Q&A 11/21)
◆天皇にとって米国は幕府だということを忘れちゃならない (Vol.247 Q&A 11/21)
◆子供は偽善までは見抜けないからね (Vol.247 Q&A 11/21)
◆シャドーボクシング (ブログ 倉持 11/29)
◆愛国的マイホーム主義者 (ブログ 高森 11/30)
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