皿うどんボンバーさん のコメント
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第262号 2018.3.20発行 「小林よしのりライジング」
『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。
毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行)
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」…森友学園を巡る決裁文書の「改竄」について、安倍政権や御用メディアは近畿財務局による公文書の「書き換え」問題に矮小化しようと躍起だが、こんなことを官僚が勝手にやったなんて、誰も信じるわけがない。全ての元凶は、安倍昭恵である!アッキード事件が引き起こした「決裁文書の改竄」は、本筋である「国有地の不正大幅値引き」よりも、はるかに深刻な問題だということを見逃してはならない!
※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題。麻生財務相は、のらりくらりと何度も同じことを答弁してじりじりと時間のムダ遣い、安倍首相もまた、「私は丁寧なご説明を心掛けている」などと言って、不必要に長い答弁書を読み上げつつなにも答えない、というお決まりのパターンだ。ここまでの動きをまとめつつ、まだ取り上げられていない問題点も改めて整理しておきたい。
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!この世に真理というものはあるの?昨今流行りの不倫についての論考を聞かせて!モンゴルの元横綱が「コロコロコミック」のチンギスハーン落書きに激怒した件をどう思う?憲法9条“芦田修正”によって自衛隊も自衛権も既に認められているのでは?カラオケの採点機能は使う派?使わない派?安倍政権は本当に終わる?…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第269回「民主主義を無自覚に壊す『昭恵』という怪物」
2. しゃべらせてクリ!・第220回「ド演歌一直線! 歌わせてもら演歌~~~んあんあんあんの巻〈後編〉」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第73回「森友文書改ざん~アッキード事件、総ざらい」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記
第269回「民主主義を無自覚に壊す『昭恵』という怪物」 森友学園を巡る決裁文書の 「改竄」 について、安倍政権や御用メディアは近畿財務局による公文書の 「書き換え」 問題に矮小化しようと躍起だが、こんなことを官僚が勝手にやったなんて、誰も信じるわけがない。
元建設省官僚の増田寛也・元総務相は、3月16日のNHKラジオの番組でこう語っている。
「官僚同士の世界では、到底考えられないような事態です。ですからよほど何かプレッシャー、書き換えざるを得ないというところまで行ってしまった、何かの原因がですね、官僚以外のところに、何かの外的な要因があるんではないか。
ま、今回はね、国会で後で問題になりそうなところを全部削除したような形跡が見られますから、そうすると政治の世界からですね、よほどプレッシャーがあってですね、それでこういう事態に至ったんではないかという気がします」
ほとんど答えを言っているようなものだが、もっとはっきり言ってしまおう。
全ての元凶は、安倍昭恵である。
安倍昭恵がいたからこそ国有地が8億円も値引きされ、それを隠すために公文書が改竄されたのだ。
この本質を、決して忘れてはいけない。
改竄前の文書には、 「昭恵総理夫人から『いい土地ですから、前に進めてください』との言葉をいただいた」 という籠池の言葉が記されていた。
これについては、「昭恵夫人がそう言った」と籠池が言っているだけで、本当に本人がそう言ったのかはわからないとかいう弁解が出てくる。
だが、もはや昭恵が本当にそう言ったかどうかなど問題ではない。
籠池が昭恵との親密ぶりを誇示し、それを官僚が決裁文書に記すほどに意識していたということが決定的に重要なのだ。
改竄前の文書では、籠池がさらに現地で昭恵と並んで撮った写真を提示したとも記されている。
もしも昭恵が総理夫人ではなく、そこらのPTAのオバサンだったとして、それが「前に進めてください」と言ったら、それを官僚は決裁文書に記したか? そんなオバサン関係ないと一蹴していたはずだ。
あくまでも、昭恵が首相夫人だから問題なのだ。
首相夫人が「進めてください」と言っているから、官僚は「特殊性」を感じてそれを決裁文書に記したのであり、後でそれがヤバイということになったから、絶対にしてはいけない決裁文書の改竄という悪事にまで手を染めたのである。
いくら安倍が「妻の関与はない」と言い張ったって、昭恵が名誉校長になっていたこと自体が十分な関与であり、それが出発点なのだ。
そもそも首相夫人なんて誰も選挙で選んだわけでもなく、何も公的な資格も権限もないはずだ。ただ夫人というだけで特定の私学にお墨付きを与えるようなことはおかしいのであり、名誉校長なんかやってはいかんのだ。
昭恵の関与は明確にあったのだから、安倍は約束通り、ただちに総理大臣も国会議員も辞めなければならない。
そして、もちろんこれで話は終わらない。安倍昭恵がどう具体的に関与していたのかも、明らかにしなければいけない。
そのキーパーソンは、当時経済産業省から出向して首相夫人付職員(秘書)を務め、今は在イタリア大使館の1等書記官になっている谷査恵子だ。
谷も、前国税庁長官の佐川宣寿と同じ状態といえる。
権力にとって忠実だったものの、問題が発覚して非常にまずい存在になってしまったものだから、栄転ということにしてマスコミや国民の追及の手の届かないところに異動させたのだ。
こんなものは適材適所でも何でもない。権力に尽くしたから、よりよい身分にしてやっただけだ。
佐川を辞めさせたのなら、谷も辞めさせて、証人喚問にかけなければいけない。
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!
お疲れ様です。
「ゴー宣」読みました。
テレビも新聞も、相撲の話題やら北朝鮮のミサイルの話題やらが席巻していた頃とは、うって変わって、
森友問題・・・というよりも公文書改竄事件(アッキード事件)についての報道が増えて来ましたが、
やはりテレビや新聞ではズバッと言い切れていない部分もあり、
それをズバッと斬っているゴー宣を読んで、溜飲の下がる思いです。
しかし、同時に物凄く恐ろしい事件に発展してしまったものだなあ、と、ため息が出ることもまた事実です。
「そもそも昭恵は名誉校長なんかやってはならんのだ」って言うのは至極真っ当な御指摘ですし、
そして、これを言っている人ってあんまり他にはいないように思います。
しかし安倍首相は「今後は妻もこうした名誉職を「一部を除いて」ほぼ全て辞退させていただく」などと言っている始末です。
いや全部辞退しろや!と思います。一部って何なんだよ!と。
安倍首相は、妻の昭恵に証人喚問を受けさせるくらいなら(安倍首相自身が「証人喚問」を懲罰かのように誤認識しているし、昭恵が実際に出て喋ったら、
もうあらゆることを喋ってしまうから、それだけは避けたい、とか思っていそうですが)首相の職を辞することになるかもしれません。
しかし、事件の解明はやはり、昭恵の証人喚問がなければなされないでしょうし、
その為に佐川宣寿だけでなく谷査恵子の証人喚問は必要ですね。
そして、不当拘留に関しては大問題ではありますが、籠池夫妻の罪も重い、と改めて思います。
そして、今回の事件を矮小化させようとする言論人や政治家の発言は、どれもこれも酷いものばかりですが、
「死ぬほどのことではなかった」と発言した三浦瑠璃の発言は、その中でも改めて酷過ぎます。
三浦瑠璃の「国際政治学者」という虚飾は既に剥がれ落ちていますが、
それでも言論を生業としている人物の、このような妄言が悪影響を与えてしまっていることへの責任が重大であることは、
肩書が何であろうが、変わりません。
そう言えば、タレントの「みちょぱ」こと池田美優が、安倍昭恵のことを「めっちゃパリピ!」と言っていたのが印象深いです。
彼女は昭恵に対しての賛同とか批判とか、そういうのは全然なくて、直感で昭恵のことをそう感じたんでしょう。
それが昭恵の本質だった訳です。
昭恵の所業が、結果的に一人の人間の死、日本の民主主義の根幹の破壊にまで繋がってしまったのだから、
最早そんな可愛い表現では生易し過ぎるということですが。
「バカ女」「純粋まっすぐバカ」ですね。
「トンデモ見聞録」読みました。
良心の呵責に耐えかねて死を選んだ近畿財務局の職員が、本当に気の毒でならないですし、事件に関しての怒りが改めて湧き上がります。
NHKの「官邸に対する逆襲」にも見える報道は重要ですね。
自民党内でも、相変わらず安倍や麻生に胡麻を擂り続ける見苦しい議員は、雨後のタケノコのように後を絶ちませんが、
それでもまともな議員は批判に出ているようですし、官僚の側も、こんな政権と一蓮托生となって運命を共にするなんてまっぴらだ!という本心が、
抑えきれなくなってきた人達が出てきているようですし、雪崩を打つように決壊するのも時間の問題かもしれません。
それにしても小川榮太郎の狂信者っぷりは酷いようですね。
SNS・・・フェイスブックでしょうか?
私はやっていないので、泉美先生の今回の記事で、その狂いっぷりを知りました。
批判をする人達の全員が、資料を全て読み込んでいるという訳でもないでしょうが、
こうして泉美先生のように、ちゃんと読み込んでいる人がいることは、
小川榮太郎には考えられなかったのでしょうかね。
阿比留瑠比のSNSの投稿も、泉美先生の記事で初めて見ましたが、まあ酷いですね。
その一つ一つに泉美先生がツッコんでいますが、そのツッコミがズバリですね。
それにしても「ノーパンしゃぶしゃぶ接待時代」の話を持ち出して来るとは・・・どれだけ脳みそが固化しとんねん!って話ですよね。
バブルの頃で止まっとるんかい!それじゃ昭恵と同じやないかーい!と。
今井尚哉氏に関しては、前川喜平氏も指摘しておられるみたいですね。
「森友問題の“司令塔”は「今井総理秘書官」前川喜平・前文科事務次官が推測」
https://dot.asahi.com/wa/2018031800021.html
安倍政権擁護の攪乱言論は、続々と出ているようですね。
足立康史、西田昌司、義家弘介、青山繁晴、和田政宗・・・この辺りはバカ過ぎて、逆に火にガソリンを注いでいるようですが。
言論人だと上念司とかKAZUYAとか百田尚樹とかも、その類のようですね。
こういう人達よりもむしろ、尤もらしい屁理屈が上手い人物の攪乱を警戒するのが良さそうですね。
後、自民党が「財務省決裁文書改ざん問題」を解明するプロジェクトチームを立ち上げたようですが、
そのメンバーが、金田勝年、柴山昌彦、西田昌司、菅原一秀、青山繁晴、萩生田光一・・・って、解明する気ないだろ!
「やってる感」出す為のチームだろ!皇室制度プロジェクトチームと同じだろ!と、めっちゃツッコミたくなるものでした。
追伸:Q&Aへの回答ありがとうございます。
改めて私の質問内容を自分で見てみると、ちょっと誤解を受けそうな箇所があったなと反省しました。
舛添要一へのバッシングに関しては「セコい問題」でしたが、他事件は全然そんなことないですからね。
ただ、運動が先鋭化したり自己目的化したりすることへの警戒は持ちつつ、庶民としての怒りは表明して行きたいと改めて思いました。
長文失礼しました。
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