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皿うどんボンバーさん のコメント

今週も配信ありがとうございます!
お疲れ様です。

「ゴー宣」読みました。
これは自分にとっては完全に盲点でした。
「籠池夫妻の不当拘留は許されない」とは思っておりました。
しかし、森友問題のそもそもの発端は籠池氏であり、そこで「神風」を吹かせて多額の値引きで便宜を図り、
結果として公文書改竄事件に繋がる原因を作ったのは安倍夫妻、そういう認識でおりました。
「籠池氏は詐欺罪を働いたのだから、その罪に対する責任は負わなければならない」と考えておりました。

「詐欺罪」と「補助金適正化法違反」の違いについては知りませんでした。勉強になります。
また、補助金を全額返済しながら起訴された例はこれまで一度も無かったということ、
籠池氏が補助金を全額返済したということはニュースで知っておりましたが、
ここも自分にとっては盲点でした。

「内閣人事局」の存在が事件の元凶の一つであるという認識は持っておりましたが、
自分などが考えていたよりも遥かに深刻な状況で、
日本は、中国や北朝鮮のような人治国家へとなり果てていきつつあるということが分かりました。
恐ろしい事です。

佐川前国税庁長官がなりふり構わず安倍を守った理由も、
私は「何かの見返りがあるのか、或いは何かを官邸側に握られているのか」という見方でおりましたが、
やはり相当な脅しをかけられているという可能性が一番強いですね。

マスメディアでもネットでも、政権批判はされるようにはなってはきましたが、
左派方面の言う「戦前・戦中の日本に戻そうとしている」という批判はどうも違うように思っていたので、
まさに今週のゴー宣こそが一番的を得ている批判だと改めて思いました。

そして「安倍は馬鹿だ」「昭恵は馬鹿だ」という人達の言い分も、まあ当たってはいるのですが、
いかにも見え見えで杜撰なことを、権力で強引に進めようとしている、というところもあるにはあるのですが、
やはり、巧みにやっているところもあり、それを擁護したり煙に巻いたりして、
政権を擁護しようとする側がイメージ操作しているところもあり、
批判する側も、逆に権力の思う壺になってしまっているところもあると改めて思うので、要警戒ですね。

しかし、自分が暮らす国がまさかこんなことになってしまうとは、と、暗澹たる思いでもあります。
腐敗した権力は徹底的に糾弾されるべきですし、その腐敗した権力を擁護しようとする言論人、政治家も大いに批判されるべきです。
しかし、安倍政権が倒れたとして、倒れた後のことを考えていかなければなりません。
小泉進次郎は危険すぎるし、石破茂氏が一番適任だとは思うのですが、
国民にある程度人気はあっても、政治家に人気が無い、という状況が変わっていなければ、どうなってしまうのか・・・。
そこも引き続き、注目しておきたいところです。


「トンデモ見聞録」読みました。
フェイクの洪水に疲れてニヒリズムに陥る罠、ありますね。
「真実を見破る者VSどうでもよくなった大勢」という構図になっていくのは危険です。
公文書改竄事件を矮小化しようとする人達の狙いも、そこにあるのでしょう。
しかし、三浦瑠璃の「スリーパーセル」の妄言、これを徹底的に批判しても、
やはり一度そういう発言が出てしまったら、それを利する者達が出てきてしまいますね・・・。
杉田水脈、要警戒ですね。

平成もまもなく終わろうとしている現代に現れた「ブラジル勝ち組」のような「信じたいものしか信じない」者達、
その中心となっている者達は、狂っているとしか言いようがないのですが、
そういう者達がまき散らす妄言が、ネトウヨに影響を与え、
なんとなく与党を支持している人達に影響を与え・・・と考えていくと、
看過できないものがあります。

安倍首相は、昭恵夫人を証人喚問に出させて、自分が恥をかくぐらいだったら、辞任する、と思っているかもしれません。
しかし、まだ安倍首相は厳然として権力を握っている訳ですし、人事権を掌握した内閣人事局も、そのままです。

日本がまだ民主主義国家としての体を為していれば、昭恵夫人の証人喚問、もしくは安倍首相の辞任、内閣総辞職まで追い込めるでしょう。
野党も追及していますし、報道もされています。しかし、少しずつ、中国や北朝鮮のような人治国家に近付いている可能性があります。
実際に、首相官邸の動向を見ると、メディアトップとの会食の予定が入っていたり、油断なりません。


追伸:Q&A回答ありがとうございます。
小林先生の漫画に興味を持った知人に薦めてみたいと思います。
「異常天才図鑑」は、イースト・プレス版で自分は所有しておりました。
「異常天才図鑑」「ゴーマニズム大辞典」は品切れかもしれないのですね(汗)。
SPA!のゴー宣と、小説幻冬のおぼっちゃまくんと、よしりん辻説法をまず薦めてみたいと思います。
しかし、現時点でSPA!は地方在住なのでまだ店頭に並んでおりません。店頭に並ぶのが待ち遠しいです。
No.16
80ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第264号 2018.4.3発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…日本の社会はもはや、中国や北朝鮮まであと一歩というところまで来ている。それを象徴する出来事が、森友学園問題における籠池前理事長夫妻の逮捕と長期勾留である。そもそも、籠池夫妻を「詐欺」容疑で逮捕すること自体が不当であり、これは「冤罪」以外の何物でもないのだ。そしてもうすぐ9か月となる厳重かつ長期の勾留、家族との接見禁止等の異常な処遇は、憲法にも国際規則にも完全に違反している。なぜこんなことが許されているのか?籠池氏の現状を見ていくと、佐川前国税庁長官がなりふり構わず安倍を守った理由も明らかになるのだ。 ※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…フェイクは、乱発すればするほど、なにが真実かを見つけようとする側の意欲を削ぐことにつながっていく。その結果、最初は「真実VSフェイク」だった対立が、「真実を見破る者VSどうでもよくなった大勢」という構図に移り変わっていく恐れがある。政権擁護のためのフェイクを乱発する安倍信者たち。「劣化のトレンド」に目を光らせよう! ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!大家の漫画家には秘書がいるもの?次の首相は誰が良い?よしりん初心者入門向けの作品はどれ?画力で他の漫画家を羨ましいと思うことはある?アメリカからの輸入品に高い関税をかける事は出来ないの?漫画作品などの海賊版の氾濫をどうしたら止められる?バーで隣の席の女性が泣いている…私はどう行動すべき?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第271回「籠池は冤罪であり、不当な勾留であり、人権侵害であり、憲法違反である」 2. しゃべらせてクリ!・第222回「マチャイ族の酋ちゃまと対面ぶぁ~い!の巻〈後編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第75回「昭恵擁護のフェイクは日系ブラジル人『勝ち組』と完全に一致」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第271回「籠池は冤罪であり、不当な勾留であり、人権侵害であり、憲法違反である」  日本の社会はもはや、中国や北朝鮮まであと一歩というところまで来ている。  それを象徴する出来事が、森友学園問題における籠池前理事長夫妻の逮捕と長期勾留である。  そもそも、籠池夫妻を「詐欺」容疑で逮捕すること自体が不当であり、これは「冤罪」以外の何物でもないのだ。   森友学園が校舎の建築に際して、国土交通省の 「サスティナブル建築物先導事業に対する補助金」 というのを不正に受給したというのが逮捕容疑なのだが、これに「詐欺罪」を適用すること自体がありえない。  素人考えでは、お金を騙し取ったのなら詐欺罪じゃないかと思ってしまいそうだが、 国の補助金を騙し取った場合には 「補助金適正化法違反」 が適用されるのだ。  お金を騙し取れば、 一般に詐欺罪 が適用される。  ただし、騙し取ったお金が国の補助金であれば、 特別に補助金適正化法違反 が適用される。  一般的に適用される法律があるのに、それとは別に、適用範囲が狭い特別の法律が存在するのである。  このような場合、 適用範囲の広い方(詐欺罪)を「一般法」、狭い方(補助金適正化法違反)を「特別法」 という。  お金を騙し取るという行為は同じでも、 そもそも国の補助金というものは当局の十分な審査を経て支給されるべきものであり、不正な受給があれば、交付した国の側にも責任があると言わねばならない。  そこで国の補助金を騙し取った場合には、特別に「詐欺罪」よりは罪の軽い 「補助金適正化法違反」 という犯罪とすることにしたわけだ。  詐欺罪は「10年以下の懲役」で「未遂罪」も設けられているが、補助金適正化法違反は「5年以下の懲役・罰金」で、「未遂罪」はない。  このような法の趣旨から、「一般法」と「特別法」の両方が存在する場合は、必ず「特別法」が適用される。  籠池夫妻の場合、あくまでも国の補助金なのだから「補助金適正化法違反」が適用されなければならず、大阪地検は法律上の「基本のキ」も外したデタラメな逮捕をしたのである。  しかも、籠池は虚偽の請負契約書などを提出して不正に補助金を引き出そうとしたものの、 当局はそれに騙されずに審査し、適正な額の補助金を交付したということなので、これは「未遂」だった ことになり、 未遂罪のない補助金適正化法違反は適用されない。   そのうえ籠池は既に補助金を全額返済している。 過去には、よほど多額の補助金不正受給でない限り、全額返済しながら起訴された例はないという。  つまり、籠池夫妻は本来適用されるべき補助金適正化法違反で起訴される可能性はほぼなく、事件化などされるはずがなかったのだ。   それをあろうことか、大阪地検は詐欺罪で逮捕・起訴してしまったのだから、これは過去に数々あった検察不祥事にも匹敵する、もしくはそれ以上の暴挙としか言いようがない。  そもそも、籠池夫妻を逮捕・勾留する必要がどこにあるのか?  逮捕が認められるのは「逃亡のおそれ」「証拠隠滅のおそれ」がある場合だが、籠池は「逃げも隠れもしない」と公言し、「百万円返す」と安倍を追いかけたりして人ごみの中にも平気で現れ、「危険だから少し隠れてくれ」と言いたいほどだったから、逃亡のおそれなど全くない。  証拠隠滅にしても、すでに検察は補助金受給をめぐる事実関係に関する主要な物証をほとんど押収し、関係者の取調べも実質的に終えており、実際に逮捕の翌月には夫妻を起訴している。収集した証拠で十分と判断したからこそ起訴したはずで、もはや証拠隠滅のおそれなど全く関係ない。   それなのに籠池夫妻の勾留はもうすぐ9カ月となる。家族との接見も禁止、手紙のやり取りも弁護人を通じてしかできないという異常な状態が未だに続いている。  しかも司法当局は、なぜ籠池夫妻がこのような厳重かつ長期にわたる勾留をされているのかについて、法的根拠の説明を一切していない。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!