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na85さん のコメント

 今週も濃い内容でした。ありがとうございます。今朝は急激に冷え込みました。よしりん師範、時浦師範代、みなぼん編集長、スタッフの皆様、お変わりありませんか?

 「人生なめてる女って可愛いんだよなあ」
 これを「人生のあらゆる局面をいい加減にしている女」と解釈して読むのはいけませんよね。真剣になるべきときや舐めた態度が許されない局面では真剣になるでしょうし、そうでなければAKB48というおそらくもっとも過酷なシステムのアイドルグループに存続できないと思います。これは「自分にはここまでなら許される」という媚と甘えの絶妙なさじ加減を弁えている女性と解せばよいでしょうか。「お前人生なめてるやろ(笑)」と思わず笑いながら突っ込んでしまう女性、でも守ってあげたくなる女性です。非常に魅力的じゃないですか。でも安定した関係を築けそうにない予感もしますね。
 さてネトウヨが彼女を批判する理由ですが、非正規で底辺の雇用環境に居たり、そこからもドロップアウトしたニートであったりという人々は、「自分には許されていない甘えがなぜこの女には許されるんだ」という怨念を募らせているのでしょう。普段保守の立場で平等主義を批判していながら…。また最後にたどりついたネット共同体の中でオピニオンリーダーが言ったことに逆らうとヤバイから同調して批判しておけという動機もあるでしょう。空気の秩序です。そして自分を保守だと思っているネトウヨのオピニオンリーダーたちは、芸能人がした不道徳な振る舞いは空間的・時間的に伝播するから悪影響だとの理屈で批判しているのかもしれませんが、ネトウヨ共同体全体が吐いた罵詈雑言こそがその何倍も醜い振る舞いであることに気づきません。
 さて、現実に絶望した弱者であるネトウヨが現場で耐えることをせずに丸投げで救世主と見える人物(多くはグローバリスト)にすがったり、自分の苦境を誰かのせいにして叩いたりする状況は支配者にとって実に都合のいい状態です。逆に現場を持つ強者のはずの人もグローバル経済によってますます追い詰められ政治への関心を希薄化させており、これまた支配者に都合が良いでしょう。
 現在は中間層を復活させるための政策(疎外されている非正規やニート、追い詰められている正規も救う政策)を実現する政治家を当選させることすら難しい情勢となっています。よしりん師範が政治家への転身を考えなければならないほどの状況だとよく分ります。どの政党もどこかに瑕疵のある政策を掲げています。一例を挙げれば、反TPPならんと欲すれば脱原発ならず、脱原発せんと欲すれば反TPPならず、です。女性宮家創設で愛子様立太子に道を開き(米定憲法付属の典範の改正も必要か)、脱原発を完遂し(米国の原発技術者確保の思惑に反する)、脱原発の公共投資で景気浮揚する(米国発TPP24の政府調達分野や投資分野に抵触)ことなしにライジング・サン(夜明け)は訪れれないと思います。全て米国からの独立の構えを必要とし、これには政治家の覚悟とそれを支える国民の支持の持続が必要です。
 自分の幸せと国家の隆盛は繋がっていると国民皆が知らねばなりません。そして誰が正しい言葉を発するのかを見極めなければいけません。今正しい言葉を発しているのはよしりん師範だけだと私は思います。その意味で師範には、マスコミによって発言が捻じ曲げられる立場の政治家への転身より表現者としての影響力を保っていていただきたいと考えています。私たちは、自分の現場や身近に原発ムラや経団連、アメリカの多国籍企業が操る人形の言葉に騙された人がいたら、うざったく思われない程度に工夫して正しい言葉を伝え、教化していかないといけないと感じます。

 ライジング・サンまでは、弱者はアイドルAKBを推し、強者はヒーローよしりんも推そう na85
No.28
147ヶ月前
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第13号 2012.11.13発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・ 小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、 AKB48ブームから現代社会を掘り下げる(本当は新参ヲタの応援記!?) 「今週のAKB48」、よしりんの愛用品を紹介していく「今週の一品」、 漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと 紹介する「よしりん漫画宝庫」、『おぼっちゃまくん』があなたの 人生相談に真剣回答!「おぼっちゃまくん人生相談~言われたとおりに 生きるぶぁい~」、読者との「Q&Aコーナー」、秘書によるよしりん 観察記「今週のよしりん」等々、盛り沢山でお送りします。 (毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※仮に原発推進論者の主張が正しくて、原発のコストが最も安かった  としても、絶対安全な原発が 開発されたとしても、「原発ゼロ」  しか選びようがない!  今週の「ゴー宣」は「脱原発は不可避の現実」であることを  明らかにする! ※AKB48河西智美を擁護したよしりんに批判殺到!擁護の真意とは!?  そしてネットで罵詈雑言書き殴る者たちの悲しい実態が浮き彫りに…!! ※今週の「おぼっちゃまくん人生相談」では、おぼっちゃまくん爆笑の  哲学的名言が飛び出した!!あなたは、この格言が受け止められるか!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言   第15回「脱原発は不可避の現実で、選択肢ではない!」 2. 今週の一品・12品目「昼食」 3. 今週のAKB48・第14回「河西智美はキャンディーが好き」 4. おぼっちゃまくん人生相談~言われたとおりに生きるぶぁい~   第47悶~第57悶 5. よしりん漫画宝庫・第13回   「『多分・ザ・ジゴロ』【読切短編】という失われたジャンル」 6. Q&Aコーナー 7. 今週のよしりん・第13回「悪魔か否か!?」 8. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 9. 読者から寄せられた感想・ご要望など 10. 編集後記 第15回 「脱原発は不可避の現実で、選択肢ではない!」            『脱原発論』 (小学館)を出してもなお、「原発ゼロは是か非か」など という論争が行われている。  だが実は、こんな論争は既にとっくに終わっているのである。  もう「是か非か」なんて論争をやっているような段ではない。  原発ゼロか、あるいは何%存続させるかなんてことは、論争によって 選択できるような問題ではないのだ。  我々には、選択肢は一つしか用意されていない。   「原発ゼロ」しか選びようがない。   それが現実なのである!  『週刊ダイヤモンド』11月10日号で、前内閣参与・田坂広志氏が こう語っている。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   まず第一に理解すべきは、「原発ゼロ社会」とは「政策的な選択」の 問題ではなく「不可避の現実」だということだ。たとえ絶対安全な原発が 開発されても、高レベル放射性廃棄物と使用済み燃料の最終処分の方法が 見つからない限り、原発は止めざるを得ない。経済界は、この致命的な 問題から目をそらしているが、この現実は否応なく迫ってくる。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  仮に原発推進論者の主張が正しくて、原発のコストが最も安かったと しても、絶対安全な原発が開発されたとしても、原発を運転すれば、 必ず 高レベル放射性廃棄物 と 使用済み燃料 は増え続ける。そして、 これを処分する方法はないのだ。             これまで国は、使用済み燃料を「再処理」してプルトニウムとウラン を取り出し、残った高レベル放射性廃棄物を「地層処分」、つまり 安定した地下深くに埋めることによって最終的に処分するとしてきた。  再処理をしない場合は、使用済み燃料を直接地下に埋め、これを 最終処分とすることになる。  いずれにしても、 10万年放射性レベルが安全値まで下がらない廃棄物 を「地下に埋める」というのが最終処分であり、これができることを前提 にして、原発は動いていたのである。  ところが9月11日、わが国最高の学問的権威である日本学術会議は、 原子力委員会に提出した公式報告書で、こう結論づけた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   現在の科学では10万年後の地下の安定性を証明することは不可能で あり、日本で地層処分を実施することは適切ではない。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   日本では、地層処分はできないのである!!  国が、原発を稼働する前提とし続けた「地層処分ができる」という 条件は、ウソだったことがもう明白になっているのだ!  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!