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希蝶さん のコメント

またテーマからずれてしまいそうなのですが。某新聞にのっていた、某私鉄の駅名大量改名について。

嘆かわしい、と一言で言ってしまえば簡単なんでしょうが、命名権の問題同様、名前が売り物になっていること自体が問題なような気がします。わかりやすいたとえをあげると、「ドラゴンボール」が「龍玉」とかいう題名になったら、読者が反発するのではないでしょうか。イメージもだいぶかわってしまうだろうし。『路傍の石』ではありませんが、名前の問題は、とても重要だと思います。

某市には「日産スタジアム」があり、今でこそその名前で定着してしまっていますが、初めてそこを訪れる人は、新幹線の案内でわかるレベルなんじゃないかと思います(新幹線の駅からも少し離れているし)。その新幹線の駅が「日産スタジアム前駅」になったら、あまりいい感じはしないでしょう。
その某私鉄でいうなら、「県立大学」という駅もあるのですが、この名前を聞いて、大都市の駅だろうと勘違いするんじゃないか、とも。元の安浦とか公郷とかいう名前の方が、まだ地理的関係が分かりやすく、安っぽくないと私は感じるのですが(ちなみに、ここは改名候補になってないんですが)。

少し個人的な意見を言うと、YRPとかいう変な頭文字の方が要らないと思うし、三崎の入口でも何でもない「三崎口」の方が改名候補として適当だと思うのですが。かりに「水道橋駅」が「三崎町駅」とか、「お茶の水駅」が「神田駿河台駅」になったらどうなのか、と想像しても良いと思う(いつまでも某駅周辺でバザールが開かれるわけでもないとも思うし)。さらにJRでいうなら、「原宿駅」を「神宮前」とか、「明治神宮」とか改名するとか、旧御徒町域ではないのに、「新御徒町」という駅をつくるとか、そんなレベルの話だろうと。

それこそ、歴史の縦軸と、橫軸の問題であって、死者の民主主義なんだろうと思います。

閑話休題。しかし、そうは言っても、そういう名称商業主義を批判することはできても、それを提案した人は、その方がその私鉄の収益もあがり、会社にとっても自分や家族にとっても得になると思ったのだろうし、提案者がそのことだけ考えているわけでもないのだろうと想像します。

何だか無理矢理今回のライジングの話に絡めてみましたが、いかがでしょうか。つまり、人間は一つの運動とか、思想とかそういうことだけに捕らわれていたり、無我夢中になっているわけではなくて、日々の生活を送り、その日一日を生きることで精一杯だったりするので、その人が所属する集団や組織の思想で、その人の人格をすべて否定してしまうことはできない、ということなのだろうと思います。トランプだって、今日の夕食は何か、ということにやきもきしているのかも知れないし(彼ほどの金持ちになると、そんなことないのかな)。
この前の徴用工問題で、韓国の司法や政府を批判するのは当然だけれども、韓国人そのものを差別するのはあやまりだろうと思います。むしろ、北朝鮮と親密にする危険性をもっと訴える方が理にかなっているように感じます。

以上、この場で記すべき話題と外れてしまっていたら、申しわけありませんでした。

最後に、報道ステーションで「ブルーウェーブ」とかいう言葉を初めて知りましたが、国民皆保険とか至極全うなことを主張していると思いました。
No.219
74ヶ月前
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第290号 2018.10.23発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…朝日新聞の土曜「be」版に、『悩みのるつぼ』という人生相談コーナーがある。これがなかなかインパクトのある相談と回答の宝庫で、読み物としてひそかに楽しみにしている。直近の10月20日(土)掲載の『悩みのるつぼ』には、母の不倫に気がつき苦悶する10代の男子高校生からの相談が寄せられていた。社会学者の上野千鶴子氏から飛び出すぶっ飛んだ回答とは?? ※「ゴーマニズム宣言」…最近は、白か黒かしか分からない極右的人間、極左的人間がやたら多い。韓国の政治的「反日」傾向を「幼稚」だと批判することと、個人の韓国人を攻撃することは同じか?「代理出産」に反対することと、当事者を差別することは同じか?朝鮮学校への高校授業料無償化除外や補助金廃止と、在日朝鮮人へのヘイトスピーチは同じか?批評・批判と、ヘイトスピーチ・差別の差すらつけられない非常識な人間が多すぎる! ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!「いじめの定義」をどう思う?先生自身は『戦争論』を描く以前と以後で、何か変わったことはある?もし娘がいたとして、彼氏を紹介してきたらどうしたと思う?四年制大学進学率に見られる女性差別はおかしいのでは?もしチャーチルがヒットラーと平和交渉に入っていれば、日米開戦は無かったのでは?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第102回「悩みのるつぼ」 2. ゴーマニズム宣言・第298回「批判とヘイトと差別の区別くらいつけなさい」 3. しゃべらせてクリ!・第247回「お助け軍団全員集合! ホントに頼りにしとるぶぁ~い!の巻〈後編〉」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第102回「悩みのるつぼ」  朝日新聞の土曜「be」版に、『悩みのるつぼ』という人生相談コーナーがある。これがなかなかインパクトのある相談と回答の宝庫で、読み物としてひそかに楽しみにしている。  好きな男から月に1回ほど、相手が会いたい時にだけ「今から指定の場所へ来い」と呼び出されて応じるような関係を17年間続けているという30代の女性相談者に対しては、よりにもよってあの岡田斗司夫が、 「あなたの悩みは質より量だ。彼の恋人としての品質ではなく、会う量を増やしたいだけ。そして、呼び出されないあなたは、ヒマで困っているのだ。その男は会う量を増やしてはくれないのだから、あなたがヒマを埋める趣味を作るのがいい」 などと理屈をこねくりまわして回答していた。  朝日新聞って一体どういう人選してるんだと首をひねりつつ、岡田斗司夫って、自分の女たちにも、面と向かってこんなこと言ってきたんだろうと呆れた。(参照: もくれんの「ザ・神様!」第49回『御宅王岡田斗司夫之命』 )  また、美輪明宏を回答者に指名したゲイの男性相談者は、自分の彼氏にはかねてから「子供が欲しい」という希望があり、また親から説得されたこともあって、自分の反対を押し切って女性と見合い結婚して子供を作ってしまったという。それでも今でも隠れて会い続けており、これからも会って欲しいと言われているが、彼の妻に嫉妬してしまい、苦しんでいるとのことだ。美輪明宏はこう答えていた。 「あなたは彼に惚れ足りていない。彼と会いたい、抱き合っていたいというのはただ孤独を逃れたいという自分本位の欲望にすぎない。彼の妻に嫉妬するのは、自分本位である証拠。自分だけでは彼を満足させられず、子供も産めないのだから、彼の子供を産んでくれた妻に感謝して、彼が幸せならいいと思うのが愛だ。それに気づかず突き進めば、ただのウザいストーカーになり、重荷になって嫌われる」  覚悟がないなら、醜い感情に堕す前に身を引けということだ。男女の関係にも言えると思う。  相手の男も調子の良すぎる奴だと思うが、相談者も、自分だけでは相手は満足していなかったという現実は受け入れなければならない。  ただ、このケースの場合は、美輪明宏が言うから通るのであって、異性と結婚して子供のいる人が同じことを言えば、「子供も産めないとはなにごとか!」「LGBT差別だ!」と怒り出す人が現れそうだ。世の中、いろんな人がいる。  そして、直近の『悩みのるつぼ』10月20日(土)には、これまた驚きの悩みと、目をむく回答が掲載されていた。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!