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皿うどんボンバーさん のコメント

今週も配信ありがとうございます!
お疲れ様です。

「トンデモ見聞録」読みました。

私はオタクなので過去に某アニメ誌の連載を読んで、岡田斗司夫氏の著作を以降いくつか読んだりしていたのですが、
道場で岡田氏の正体を知ってしまって、ガッカリしたクチです。
尤も、作家の人間性と作品は別物だと思っているので、いいものを世に出してそれが面白ければ、また読むかもしれませんが。
しかし、よりにもよって「人生相談」の回答者が岡田氏というのは無いなあ、と思います。
実際、今回の記事で、相談内容に対する回答を読んでみると、酷いなこりゃと思いましたし。

美輪明宏氏の回答は、美輪明宏が言うからこそ成り立つ言葉ではありますけれども、流石だなと思いました。
相談者の男性は調子のいいこと言うてるなと思いますが。

そして、上野千鶴子氏の回答が一番無茶苦茶ですね。
上野氏の考えが「フェミニズム」を代表する考えなのかどうかは、また違うのかもしれませんが、
この考えがもし世の中に蔓延してしまったら、ただでさえ希薄になってバラバラになりつつある家族や共同体が、
より一層、崩壊に向かって加速化していくと思います。

泉美先生のように離婚経験があったり、複雑な家族関係であったような方でも、
本当であれば、なるべく多数の人が「こうあって欲しい」という家族観があると思いますし、
御自身の苦い経験があるからこそ、上野氏の人間観・家族観が、無責任で薄っぺらく、更に恐ろしく映るのだと思います。

今の知識人が言うような「個人の権利」とか「女性の権利」とか、そういったものが、単なる人のエゴにもっと寛容になれ!と言っているだけのように見えてきます。
福沢諭吉が当初、「right」を「権理」と訳したことの意味は、大きなことだったのだなと改めて思います。

日本人は西欧や大陸の民のような「絶対神」の下での「一神教」ではありませんから、
どうしたって、共同体が自らの核になってくるところがあります。

一切の束縛から解き放たれた浮遊する「個」が、獣性を染み出し、エゴ丸出しの殺人鬼を生み出してしまうということがあるように、
「自由」や「平等」の暴走は、ロクなことにならないと思います。
イデオロギーで日本の社会・共同体がこれ以上無茶苦茶にぶっ壊されないことを切に願います。


「ゴー宣」読みました。

「批評・批判」と、ヘイトや侮蔑・差別との区別がつかず混同している人は、
自称保守にもネトウヨにもネトサヨにも左翼にも多いなと思います。

特に「違和感」や「疑念」を表明することすら「差別」になると言う左翼(自称リベラル)は、
リベラルを自称して欲しくないです。
多様性を認めることがリベラルの筈なのに、全然逆のことをやっておいて、
リベラルを名乗ろうなどと、矛盾も甚だしいです。

そして、個人を糾弾・侮蔑・差別したいという私心を、
「これは思想だ」と言い訳しながらヘイトスピーチを繰り返す者も、言語道断です。

朝鮮学校に対する小林先生の指摘も全く賛成です。
前川喜平氏は加計学園問題に関する姿勢は実に素晴らしいと思いますが、
この主張に関しては首を傾げざるを得ません。
やはり、政権批判の論陣を張って活動しているうちに、左翼系の人達とのつきあいが増えて、
イデオロギーに嵌ってしまっているのでしょうか。

勿論、政権を批判することは悪いことではなく、ガンガンやっていいと思います。
ただ、バランス感覚を失わないことが大切ですよね。

小林先生の道場参加者への回答の中で、
「理想主義・理念主義の若者でも、普通は大人になればバランス感覚が育っていく。
それが「庶民感覚」であり、思想的には「保守」というものなんです。
今の時代は、大衆化したエセ保守と、エセリベラルが、多数派になった。」
という文が強烈に印象に残っています。

バランス感覚を保ち続けるということは、大変なことだと思います。
大衆化して左右いずれかのイデオロギーに染まっていた方が楽ちんです。
しかし、考えることを放棄することは、怖いことだと思います。
私心で「面倒だ」と思ったとしても、公心でそれを律して考え続けていくしかないと思います。
でも、それを楽しみながら続けられるのは、ライジング購読だったり、
ゴー宣や辻説法を読むことだったりします。

メディアを通して見る限りでの前川喜平氏は、決して嫌いではなく、むしろ好印象を持っているので、
変な風な偏り方をせず、今後も活動していって欲しいと思っています。


追伸:Q&A回答ありがとうございます。
角南元編集長が小林先生の漫画の中で悪役キャラで出て来てたような記憶があるのですが、
先生の自宅でタバコ吸いまくられたから、というのもあるんでしょうかね?^^;
いつもQ&Aコーナー楽しいのですが、今週はいつもに増して読み応えたっぷりで楽しかったです。
しゃべクリは、らっこフェスティバルさんMVPおめでとうございます。

あと、倉橋なる人は、ちゃんちゃらおかしいですよね。
ネットの匿名の有象無象のドヤ顔の評論モドキレベルの文章が、朝日新聞と言う大手新聞に載っているという滑稽な図だと思います。
しかし、名を名乗ってプロの言論の場で発言をしてきているのですから、
それ相応に批判されて然るべしですね。
No.51
75ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第290号 2018.10.23発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…朝日新聞の土曜「be」版に、『悩みのるつぼ』という人生相談コーナーがある。これがなかなかインパクトのある相談と回答の宝庫で、読み物としてひそかに楽しみにしている。直近の10月20日(土)掲載の『悩みのるつぼ』には、母の不倫に気がつき苦悶する10代の男子高校生からの相談が寄せられていた。社会学者の上野千鶴子氏から飛び出すぶっ飛んだ回答とは?? ※「ゴーマニズム宣言」…最近は、白か黒かしか分からない極右的人間、極左的人間がやたら多い。韓国の政治的「反日」傾向を「幼稚」だと批判することと、個人の韓国人を攻撃することは同じか?「代理出産」に反対することと、当事者を差別することは同じか?朝鮮学校への高校授業料無償化除外や補助金廃止と、在日朝鮮人へのヘイトスピーチは同じか?批評・批判と、ヘイトスピーチ・差別の差すらつけられない非常識な人間が多すぎる! ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!「いじめの定義」をどう思う?先生自身は『戦争論』を描く以前と以後で、何か変わったことはある?もし娘がいたとして、彼氏を紹介してきたらどうしたと思う?四年制大学進学率に見られる女性差別はおかしいのでは?もしチャーチルがヒットラーと平和交渉に入っていれば、日米開戦は無かったのでは?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第102回「悩みのるつぼ」 2. ゴーマニズム宣言・第298回「批判とヘイトと差別の区別くらいつけなさい」 3. しゃべらせてクリ!・第247回「お助け軍団全員集合! ホントに頼りにしとるぶぁ~い!の巻〈後編〉」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第102回「悩みのるつぼ」  朝日新聞の土曜「be」版に、『悩みのるつぼ』という人生相談コーナーがある。これがなかなかインパクトのある相談と回答の宝庫で、読み物としてひそかに楽しみにしている。  好きな男から月に1回ほど、相手が会いたい時にだけ「今から指定の場所へ来い」と呼び出されて応じるような関係を17年間続けているという30代の女性相談者に対しては、よりにもよってあの岡田斗司夫が、 「あなたの悩みは質より量だ。彼の恋人としての品質ではなく、会う量を増やしたいだけ。そして、呼び出されないあなたは、ヒマで困っているのだ。その男は会う量を増やしてはくれないのだから、あなたがヒマを埋める趣味を作るのがいい」 などと理屈をこねくりまわして回答していた。  朝日新聞って一体どういう人選してるんだと首をひねりつつ、岡田斗司夫って、自分の女たちにも、面と向かってこんなこと言ってきたんだろうと呆れた。(参照: もくれんの「ザ・神様!」第49回『御宅王岡田斗司夫之命』 )  また、美輪明宏を回答者に指名したゲイの男性相談者は、自分の彼氏にはかねてから「子供が欲しい」という希望があり、また親から説得されたこともあって、自分の反対を押し切って女性と見合い結婚して子供を作ってしまったという。それでも今でも隠れて会い続けており、これからも会って欲しいと言われているが、彼の妻に嫉妬してしまい、苦しんでいるとのことだ。美輪明宏はこう答えていた。 「あなたは彼に惚れ足りていない。彼と会いたい、抱き合っていたいというのはただ孤独を逃れたいという自分本位の欲望にすぎない。彼の妻に嫉妬するのは、自分本位である証拠。自分だけでは彼を満足させられず、子供も産めないのだから、彼の子供を産んでくれた妻に感謝して、彼が幸せならいいと思うのが愛だ。それに気づかず突き進めば、ただのウザいストーカーになり、重荷になって嫌われる」  覚悟がないなら、醜い感情に堕す前に身を引けということだ。男女の関係にも言えると思う。  相手の男も調子の良すぎる奴だと思うが、相談者も、自分だけでは相手は満足していなかったという現実は受け入れなければならない。  ただ、このケースの場合は、美輪明宏が言うから通るのであって、異性と結婚して子供のいる人が同じことを言えば、「子供も産めないとはなにごとか!」「LGBT差別だ!」と怒り出す人が現れそうだ。世の中、いろんな人がいる。  そして、直近の『悩みのるつぼ』10月20日(土)には、これまた驚きの悩みと、目をむく回答が掲載されていた。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!