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軟体社長さん のコメント

なんだかこれから先、9月~10月以降はまたしても景気が落ちていく雰囲気がありますね。
消費税も勿論ですが、中国とアメリカの喧嘩、日本と韓国の喧嘩。

いやまぁそれも大きな問題ですが、もっと根本的なトコを見直さないと、ホントにダメになりますよ。
技術への対価、この意味の分かる人が殆ど居ない。
新しい技術だけが「技術(全部)」だと思う人が多いので、古い技術には見向きもしない。
漫画も手書きが大事なんやで。
俺らの世界も、手仕事が大事なんやで。
コンピューターって便利やけど、今までの技術+αで使いこなすから便利なんやで。
自動化という名前の「堕落装置」に依存するから、画一的な人間しか出来ず、
スペシャリストと呼ばれる人が極少数になっていくんやで。
人と同じ事しか出来ない人が増えていくから、仕事は取り合いになって、確保しようとすると値段でしか差を付けられない。
何処でも出来る仕事しか出来ない会社はどんどん淘汰されていくで~

と10年ほど前から同じ事を言い続けているけど、だんだんそれが現実に進行してるんやで。
サイテーな単価で極小零細企業をこき使ったツケで、会社が潰れて逝く。
潰れた会社が担っていた仕事を同じ単価でヤル会社が無い。
それってどういう事かというと、価格競争の最低限界まで来た単価を適正単価まで
引き上げない限りはやれる訳が無いのですよね。
ちょっと色付けた程度で、極小零細企業の生き残りに依頼した所で・・・・
そこが潤う訳も無く、また潰れる。
そんな感じの負の連鎖で日本を支えていた企業は、、、、、、、、、、
め~~~~~~っちゃ潰れていっています。(現在進行形)
同時に、そんな企業に勤めていた職人さんも、姿を消しています。
プロの仕事を、自動化出来ると信じている人が多いからですね。

そんな会社を見てる若者は、「安定」だけを求めて大企業を目指す。
とりあえず大学出て大企業を目指す~って若者しかいないから、採用されなかった若者は中小・極小零細企業しか選択肢が無いにもかかわらず、楽な方へと安易に走る。
派遣・バイトで満足するから、人手不足は蔓延中(今現在)

少しでもそんな状況を変えたいから、周りのタコ社長と協力して「適正価格で仕事をする」という事を親会社に突き付けています。
「見積り依頼」には「ターゲットプライス提示願います。検討して可否を連絡します」という対応を大企業に対してやっています。
提示される金額の酷い事。ウチの希望単価の1/3以下なんて良い方。
勿論、希望単価なんて通る訳が無いので、仕事は来ません(笑)むしろ来なくて良い。
「希望単価」で仕事が来ないのは、他にやる企業があるという事。今までやってきた実績があるなら、実績ある会社から仕事を奪うような真似をするなというメッセージも込めています。
まぁそうやって来る見積りは、大概が「やってた会社が辞めちゃった」とか、
「もう出来ないって言われた(人が居なくなった・金額が安い)」とか。

目も覆うばかりの「最低単価」で仕事をしてきた会社がいかに多いか。
「技術の対価」を無視してきたツケが、「やる会社が無い」「出来る会社が無い」です。
大企業の提示する単価は、自分トコが儲ける為だけと言っても過言ではないです。
(間違いでは無いケド)
△の頂点に居る人間は、一番底辺に居る人間の事も考えなアカンのやけど、それが見えてない人が多すぎ。

欧米式の働き方(搾取型)を信仰してきたツケですな・・・・

だから、いま生き残れている極小零細企業が頑張らなきゃアカンのですよ。
「こんな金額で仕事が出来るか!キチンとした対価を払え!」
って言わなきゃならない。そうなるとどうなるか?潰される?潰れる?
いやいや、全員が言えば、状況は変わるよ!・・・・と信じて行動をしています。

こういう事考える人、ホント少ないです。
タコ社長のボヤキでした。
No.81
64ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第324号 2019.8.6発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…今回の参院選で「NHKをぶっ壊す!」のひとことをひたすら繰り返して、何の間違いか1議席を獲得してしまった「NHKから国民を守る党」(N国党)。なにしろ比例代表で約84万票を獲得、公職選挙法に規定された政党要件である「得票率2%以上」まで満たしてしまったのだから尋常ではない。このような現象が起きた背景には何があるのか? ※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…今月1日、リクルートキャリア社が運営する新卒者向け求人情報の最大手サイト「リクナビ」が、就職活動のためにサイトに登録していた学生の個人的なデータから、「内定を辞退する確率」をAI(人工知能)で予測し、そのデータを学生本人への十分な説明なしに、大手メーカーなど企業38社に販売していたことが判明した。なぜこんなことが起きたのか?そして「労働」とは何なのか? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!吉本騒動に関して宮迫と松本に感じた不信感とは?画力の研鑽を積んだのはいつ?京アニの事件に関して、京アニ側にも落ち度があったという意見をどう思う?市井紗耶香氏が落選した原因は何?立憲民主党とは距離をおいて、山本太郎議員と接触するのはどうですか?イギリスのEU脱退はどうなる?あいちトリエンナーレでの企画展中止をどう思う?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第335回「N国党に『公』はない!」 2. しゃべらせてクリ!・第281回「夏空の下!イルカに乗った少年少女とカメ乗りぽっくん!の巻〈前編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第135回「リクナビ内定辞退データ販売と、メイヨーの予言」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第335回「N国党に『公』はない!」  以前から選挙のたびに奇矯な「泡沫候補」は出てきた。  それはただ、普段は決して表には出られないような奇人変人を見て、笑っておけばいいだけのものだったはずだ。  ところがそれが国会に1議席でも占めてしまうとなると、話は全く変わってしまう。  今回の参院選で「NHKをぶっ壊す!」のひとことをひたすら繰り返して、何の間違いか1議席を獲得してしまった「NHKから国民を守る党」(N国党)が、とにかくイヤだ。  なにしろ比例代表で約84万票を獲得、公職選挙法に規定された政党要件である「得票率2%以上」まで満たしてしまったのだから尋常ではない。  そもそもNHKをぶっ壊すって、それが国家にとって何か重要な話か?  確かにいまのNHKは政権批判を全然しなくなり、メディアの役割を果たしていないとも言えるし、そういう問題に対してはいくら怒ってもいいが、だからといってその組織や団体すべてを潰してしまえとは、そう簡単には言えない。  わしはNHKには朝ドラなど、別の面では楽しませてもらっている。来年春から朝ドラの土曜日放送がなくなるのは不満だが、それは「土曜日も働け!」というだけの主張であって、そんなことで「NHKをぶっ壊せ」とか言ったらアホである。  わしがNHKに対して最も腹を立てたのは10年前、「シリーズ・JAPANデビュー アジアの“一等国”」(2009年4月5日)という、台湾に関するとんでもない偏向番組を放送した時だ。  それは、日本の台湾領有を全て暗黒に塗りつぶした自虐史観そのものの番組で、わしの『台湾論』を完全否定する内容だった。  日本李登輝友の会によれば、台湾でもこの番組を観た人からの疑問の声が相次ぎ、若い世代の間でも「僕のおじいちゃんは日本大好きなのに、あの番組は変だよ」「NHKはどうしてこんないい加減な番組を日本人に見せるのだろう」と話題になったという。  しかしそれでもわしは、その問題ひとつでNHKを潰せとは全く思わなかった。朝日新聞の慰安婦報道は酷いものだったが、それだけで朝日新聞を潰せと思わない。それと同じことである。  一方、この「JAPANデビュー」の件をきっかけに自称保守・ネトウヨ連中は「反NHK」の運動に沸き立った。  CS放送局(当時・現在はネット配信のみ)の「チャンネル桜」は原告を募ってNHKを相手に「1万人訴訟」を起こし、「NHKの大罪」と題するキャンペーンを展開。日の丸を掲げて「NHK解体」の文字を大きく染め抜いた黒Tシャツを着た一団が、渋谷のNHK周辺でデモ行進を行った。  その頃チャンネル桜らと共闘していたのが、今回参院議員になってしまった立花孝志だ。   立花は元NHK職員で、経理の仕事をしていた。 2005年に不正経理を内部告発、懲戒処分を受けて依願退職した後はパチプロで食っていたようだが、やがてNHK集金人を撃退したり、NHKの「闇」を告発したりといった動画をユーチューブに次々投稿して反NHK運動を始め、ユーチューバーの走りのような存在になっていた。それでチャンネル桜に呼ばれ、共闘関係になったのだ。  ところが安倍政権が発足するとNHKは政権忖度メディアになり、自称保守・ネトウヨのNHK攻撃は次第に下火となって、ターゲットは朝日新聞に移っていった。  それと共に、 立花は自称保守・ネトウヨ界隈からは姿を消した。立花は朝日新聞攻撃には全く興味が無く、それどころか、嫌韓・反中とか、慰安婦とか、靖國とか、その他諸々の問題についても一切関心を持たず、やりたいことはただただたったひとつだけ、「NHKをぶっ壊す」だけだったのである!  そんなわけで立花は「反NHK」の流行がすっかり過ぎ去った後も愚直に「NHKをぶっ壊す!」を唱え続け、2013年に政治団体「NHKから国民を守る党」を設立したのだった。  しかし、立花はなぜそこまで「NHKをぶっ壊す」ことだけにこだわっているのだろうか? 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!