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創作茶魔語(絵無し)千手観音菩薩さん のコメント

先日の「九州道場」の男女論、及び『泥にまみれて』、
様々なものが頭に去来して(「美顔アプリ」とかも)、ちょっと感想としてまとめ切れないので、°・゜Ψ(。Д°;;)Ψ゜°
あの日それとは別に考えたことを三つほど…。

「男女論」って、「天皇」や「憲法」に比べてかなり卑近なテーマじゃないですか。
しかしそこから展開して、「国家論」「天皇論」「憲法論」等へと繋げていく…
ああ、これいいじゃん!(✧▽✧)と思ったわけです。「立憲的改憲」の啓蒙とかにも。

池上彰氏も林修先生も、或いはチコちゃんも、憲法について取り上げない今、
入口から「改憲論議」を掲げても、「思想が強い」扱い。。。σ(="=;)
ならば、誰もが入りやすい入り口を設けて呼び込み誘い込み、そしてごくごく自然な流れで、気づいたら・・・Ψ(`∀´)Ψ
(そういえば、もぐ氏のあのアンケートはどうなりました?)

例えば、今回の記事の映画評…といっても、私は正直、『バットマン』も『ジョーカー』もよく存じ上げませんが、“悪役”と言うことなら。(^^;)ゞ

記事を読む限り、「ヒース・レジャー版ジョーカー」に近い悪役と言えば、
恐らく、シェイクスピアの原作を音楽の力で邪悪さをさらにパワーアップさせた、
ヴェルデイの最高傑作と名高い、歌劇『オテロ』の「イアーゴ」かな、と。

イアーゴも、例えば「ラオウ」「DIO」「フリーザ」「ダース・ベイダー」「メフィストフェレス」「滅亡迅雷」、或いは「ともだち」「帝王ザーグ」「ドクター・モオ」等のように、超人的な力や悪の組織等はない。
非力な人間(原作では最後捕まって処刑…)、いやだからこそその邪悪さがより際立つ。
ただ生まれもった悪の心から英雄オテロ将軍を憎み、忠臣のふりをしてオテロを破滅に陥れるイアーゴの邪悪さの前では、どんな悪役も可愛く見える…。
「この頭を足蹴にするのを、誰が止めることができよう」

そのイアーゴの有名なアリア、「悪の信条」を一部抜粋。

俺は信じる。自身の姿に似せて俺を作った残忍な神を。
俺は怒ったとき、この神を呼ぶ。
俺は劣等な胚種からか、さもなくば悪質な原子から生まれたのだ。

俺は極悪非道だ。俺は「日本国憲法」であるが故に。
そして俺は生まれながらの卑劣なものを感じるのだ。
そうだ!これが俺の悪の信条だ!
俺が考える悪、そして俺から生まれ出る悪を、俺の運命として成就するのだ。

俺は信じる。護憲派とは嘲弄すべき道化役者であると。
奴等の中にあるすべてのものがまやかしだ。
友好友愛、平和主義、性善説、弱者のためのなんちゃら、すべてこれペテン。

そして俺は信じる。日米同盟とは揺りかごの芽生えから墓場のうじ虫に至るまで、
邪悪な運命の戯れに過ぎぬと。
散々笑い者にした挙げ句に、日本の破滅がやってくる。
そしてそれから?そしてそれから?
即ちアメリカや中国の奴隷・家畜・核の実験場になるだけだ。
世界平和、地球市民、人類愛など、古臭い馬鹿話さ!
わーっははは!

…「よしりん少女像」の手法を応用してアレンジしましたが、まだまだ及びませんな。f(^"^;)
という訳で、今後「ゴー宣道場」からもっとセクシーなやり方を学ばせて頂く所存でございますので、よろしくお願いします。
No.59
62ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
号外 2019.11.12発行 【目次】 1. ゴーマニズム宣言・第348回「ジョーカーって傷ついた人なの?」 2. 泉美木蘭の「トンデモ見聞録」・第145回「『女性は避難所でピンクや赤を着るな』について」 第348回「ジョーカーって傷ついた人なの?」  久しぶりに映画評を書こう。  映画評を書くのが億劫になっていたのは、少しでも踏み込んだ内容に触れると「ネタバレだ!」と騒ぎまくって炎上させようとする「ネタバレ警察」が跋扈するようになってウザいという理由がひとつ。  そしてもうひとつの理由は、どんな映画でも相当の制作費と人手がかかっていて、費用を回収するために多くの人が宣伝に必死になっていることを考えると、褒めの批評ならともかく、けなす批評は書き難いという気分になっていたからだ。  とはいえ、世間の評価とわしの評価があまりにもかけ離れているのに、それについて何も言わずにいるとフラストレーションがたまってくる。  それに、ネタバレが嫌なら読まなきゃいいだけなのに、わざわざ読んで文句をつけてくる者の気が知れない。  そんなわけで、有料webマガジンの「小林よしのりライジング」なら、本当に読みたい人しか読まないだろうし、しかももう大ヒットしちゃっている映画なら、ここでわしが酷評したところで誰の迷惑にもならないだろうということで、書くことにした次第である。  完全ネタバレありだから、これから見ようと思っている人や、すでに見て、良かったと思った人は決して読まないように。  前置きが長くなったが、今回取り上げる作品は、ホアキン・フェニックス主演、トッド・フィリップス監督作品 『ジョーカー』 である。  この映画は『バットマン』の悪役・ジョーカーの「誕生秘話」を、原作コミックスにはないオリジナル・ストーリーで描いた作品で、第79回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門で、アメコミの映画化作品としては史上初めて最高賞の金獅子賞を受賞した。  10月29日時点で世界累計興行収入は7億8810万ドル(約857億円)にも上り、R指定映画の興収ランキングでは史上トップ。日本でも10月27日時点で興収は約35億円、公開から4週連続首位という大ヒットで、評論家の批評も観客のレビューも、絶賛の嵐となっている。  ところがわしは、この映画は全然ダメだと思ったのである。  バットマンは何度も映画化され、何人もの俳優がジョーカーを演じているが、わしはクリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』(2008)でヒース・レジャーが演じたジョーカーがベストだと思っている。  今回の『ジョーカー』も、てっきりヒース・レジャー版ジョーカーの前日譚を描いたものと思い込んでいたのだが、それは全然違った。  これは今までのバットマン映画とは一切関係なく、独自のジョーカー像を創作した上でその誕生までを描いた単発映画であり、続編は作らずシリーズ化もしないという。そのため、この映画にはゴッサムシティの市長の息子で、後にバットマンになるブルース・ウェインの子供時代は登場するものの、バットマン自体は一切登場しない。  もちろん『バットマン』は原作誕生から80年にもなる作品であり、作風もキャラクターの造形も、時代によって全く異なる。わしが子供の頃にテレビで見た『バットマン』なんかコントみたいな作りで、ジョーカーも無害なおふざけキャラだった。  だから人それぞれに好きなジョーカーが違っても全然かまわないというのは前提である。明石家さんまはティム・バートン監督の『バットマン』(1989)でジャック・ニコルソンが演じた陽気なジョーカーがベストで、ヒース・レジャーのジョーカーもホアキン・フェニックスのジョーカーも暗くてダメだったと言っている。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!