GEE-US-Tさん のコメント
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第354号 2020.4.28発行 「小林よしのりライジング」
『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。
毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行)
【今週のお知らせ】
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…世の中はいろんなものが絡み合って複雑にできているものだと思うが、名もなき人々の辛苦などつゆ知らず、『羽鳥慎一モーニングショー』は、《新コロ怖い怖い商法》を指数関数的に大爆発させている。自分は超高給取りの幸せな身分でありながら、経済的に追い詰められる弱者を完全無視!ひたすらPCR検査を連呼し、差別感情を煽り、家族をバラバラにし、超管理国家・中国を見習えとまで言い出す始末!トンデモ炸裂中の『モーニングショー』にブレーキを掛ける人間はいないのか!?
※「ゴーマニズム宣言」…「大切な人を守りたい」「今会えなくても未来にまた会うために」「#stayhome」「#おうち時間」「#うちで過ごそう」今、ネットの中ではこんな言葉が飛び交っているが、わしはこれがキモくてたまらない。そしてYouTubeなどSNSでは有名人から無名人まで誰も彼もが、おうちでこんなことをやってみたなんて動画を上げるのが流行っているが、これも本当に気色悪くてじんましんが出そうである。誰も彼も一斉にお上の言われるままに大人しく家に閉じこもって、「自粛こそ善行・自粛こそ正義・自粛こそ道徳」と世間に自分の良心をアピールしているわけで、権力に従順な家畜である自分を恥じる視点が全くないのだ!!
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!新型コロナウイルス、自粛の成果は出ているの?「老人がコロナで死ぬのは仕方ない」は障害者大量殺人の犯人と同じような優生思想の考え?「大切な人を守るため外出を控えましょう」とか何故マスコミは偽善的なの?大阪では18歳未満の「真剣交際」以外は刑罰の対象となる!?現在の小池都知事をどのように見ている?これを機にオンライン授業や新学期9月スタート案を推進しようという考えをどう思う?…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第164回「指数関数的にトンデモ大爆発中の『モーニングショー』」
2. ゴーマニズム宣言・第370回「お上に従順な家ごもり芸能人」
3. しゃべらせてクリ!・第311回「ぽっくん完全活動自粛!泣かれても布団から出ましぇん!の巻〈後編〉」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記
第164回「指数関数的にトンデモ大爆発中の『モーニングショー』」 借金が1000万円ほどあった頃、私はふたつの選択肢を考えた。ひとつは、いままでの部屋に住みながら高収入の風俗店で働いて、生活を維持しつつ借金を早期に完済すること。
もうひとつは、家財道具を売り払ってマンションを引き払い、やや給料の良い住み込みの仕事をしながら、細々と借金を返していくこと。「給与」「まかない」「寮の充実」などの面で当時の私がピックアップしたのは 「パチンコ屋の住み込み」 と 「旅館の仲居さん」 だった。
結局、「自分はまだ20代前半だし、とにかく短期間で爆稼ぎして仕切りなおしたほうがよい」と考えたので、高収入のほうを選んだ。
そういう経験があるので、ギャンブル性や依存症だけをクローズアップして、ここぞとばかりにパチンコ屋を目の敵にする人々や、観光地を休業させろと平気で訴える人々を見ると、「底辺の苦労を知らずに生きられて、いい御身分だなあ」と思う。
都会のパチンコなんて、どう見ても坪単価の高い場所にあるし、どんどん新台を入れ替えてものすごい経費を使って営業しているのだから、サイクルを止めたら、たちまち超莫大な資金ショートが起きる店もあるのではないだろうか。 現在見直しが検討されているようだが、風営法の兼ね合いで融資の対象から除外されている など、裏事情もあったようだ。
世の中はいろんなものが絡み合って複雑にできているものだと思うが、名もなき人々の辛苦などつゆ知らず、『羽鳥慎一モーニングショー』は、 《新コロ怖い怖い商法》 を指数関数的に大爆発させている。
4月27日(月曜)の放送では、東北新幹線・山形新幹線の自由席で「乗車率0%」が出ていること、日本航空・全日空で運行が「約9割減」になっていることなどを取り上げた。昨年のゴールデンウイークは10日間で国内旅行人数2400万人、消費額8836億円だったそうで、観光地の受ける大打撃を想像すると、恐ろしい。
だが、『モーニングショー』の出演者たちは、そんなことは痛くも痒くもないらしい。岡田晴恵教授は「補償を~」と判で押したような言葉を消え入りそうな声で付け足し、玉川徹氏は、スーパーやゴミの回収業者、医療関係者に力いっぱいの敬意を表したあと、こう言った。
「そういう仕事についていない人ができることと言ったら、 一生懸命休むこと ですよね。休みだから遊びに行くんじゃなくて、休めない人がいるってことも考えて、 休むことが仕事だ というぐらいに思った方がいい」 (玉川徹)
「休める我々、休めるサラリーマンは、それだけで幸福なわけですよ。一生懸命休まなきゃ」 (玉川徹)
右肩上がりにスゴイ。玉川氏は、世の中には「休めるサラリーマン」と「休めないライフライン関係業者」しかいないと思っているらしい!
しかも「休める我々」とか連帯感を醸し出しておきながら、自分はちゃっかり休むことなく毎日テレワークで働くことができる、超高給取りの大企業の社員である。自分だけは稼ぎながら、8836億円が蒸発するGW期間中、その陰で苦渋をなめさせられる人々のことは一切無視して、平気な顔で「休め」と言う。ただただ消費者としての視点しかないのである。
「休むことが仕事」なんて、 「子どもは寝るのが仕事」 とか 「赤ちゃんは泣くのが仕事」 とか言っているのと変わらない。全国放送で、よくそんな幼稚なことを言えるなあと驚く。
『モーニングショー』は、感染2学会がとっくに 「軽症例には基本的にPCR検査を推奨しない」 という考え方を公表しているにも関わらず、いまだにそれを隠蔽しており、 《PCRやれやれ真理教》 の布教につとめている状態だ。
そして、とにかく徹底して人と人とをバラバラにしたがる。4月22日(水曜)の放送では、濃厚接触の定義を 「マスクなしで、1m以内で15分以上会話」 など紹介。どうやら人に対する感染は、症状が現れる2~3日前にはじまり、0.7日前にピークとなる可能性があるという。このことを熱心に、そしてものすごく不安と心配を誘発するふわふわふわ~っとしたテンションで話した岡田晴恵教授は、こう述べた。
「これはやっかいなウイルスなんですねえ、 『人を見たらコロナと思え』 という感じになっちゃうわけですから」 (岡田晴恵)
<PCRやれやれ真理教・教義>
一、人を見たら、コロナと思え
さらに岡田教授は、自分が紹介した濃厚接触の定義も気に入らないらしい。
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!
ザっとみた限り、このコメ欄のコメント者の圧倒的多数は、
コトバの上では、経済、究極には生存への脅威を盾に、
「ヤリ過ぎ」・「必要ない」というコメントが多いようです。
もちろん、それだけじゃない方、そういう外部の識者の主張を
紹介してる方もおられます。
でも、多数の方も、心中を言い尽くしてない可能性があるでしょう。
潜在意識レベルでは無用の自粛に対する疲弊感、「疲れ」の
ホントウの中身はこんなんじゃなくて、という思い。
もしかしたら……自分たちの「集会の自由」・「交通の自由」・
「幸福追求権」といった、生存権の二十六?条より
もっと前、憲法二十条とか十何条?とかレベルの、
本来の基本人権侵害が行われている。
それに対する言い難い苛立ちと不満、不幸感。
たとえば、年に数回の、「人生一番の幸せ」の
ライブやイベントなどの中止。お稽古事の発表会。
それは、アーティストの稼業問題だけではない。
むしろ、我々の幸福追求権の侵害だってもっといえないんかな、
なんて思います。
「人はパンのみにて生きるにあらず。サーカスも必要。
魂の救済はあくまでオプション・コース」
と古代ローマ人もいうてるでしょう?
それとも、近い思いをしてる人は案外少ないんかな?
なにより暫定的なエビデンスによると、どうやら、
英欧米とちがい、日本では「公共の福祉」による
制約の必要が少なくとも同等には、無い。
このことをもっと強く言うべきやないかなぁと思います。
というのも。経済や生存権的な主張はたしかに大事ではある。
しかしそれだけだと、「失われた命は二度と云々」には勝てない。
少なくとも、勝ちにくい。
なんつーんですかね、誰か、M山さんかな、が紹介してました。
罪の都市・ラスベガスの側に、一食何千キロカロリーの
ハンバーガー出す店があって。
「死んでもええからコレ喰うたんねん。Sin City来た
らコレ喰うのがいっちゃん楽しみやねん」
というおデブさんが、食して店を出た直後に死んだ例もある。
アホでしょう?
でも、自由って……
「オレ/わたしの好きなことを愚行と呼ぶがいい、
それを追求する自由を、しからずんば死を」
の部分がどっかにないといけないなぁって。
(最初から反社会的なもんは、まぁ、あかんけど)
母権的か父権的かはともかく、家父長制国家主義
(国家がいつまでも親、庇護者)にからめとられ過ぎない。
局面によっては、生存それ自体より大切なことかも
しれなくないですか?
いまがその局面かは知らんけど。
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