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ニセただしさん のコメント

 岡田晴恵が登場して、パネルのコーナーへ。

 小池百合子が警戒レベルを上げたがっているとの事で、その理由は
【感染状況を把握する為の東京都の新たなモニタリング項目(7つ)】
が、全て上がっているからだそうです。

 それを示すパネルと共に説明が始まりました。
 なお数値は、モニタリング会議が週一回なので、7日間平均で出しているとの事でした。
 どちらも7日間平均なのか、昨日は昨日だけなのか、よく分かりませんでした。

○新規陽性者数
1週間前 108・0人
昨日   186・6人

 検査人数増やしてますからね。

○東京消防庁に寄せられた発熱などの相談件数
1週間前 60・7件
昨日   68・9件

 あんまし変わりません。

○感染経路不明者
1週間前43・7人
(増加比161・9%)
昨日  87・4人
(増加比200・0%)

 無症状者が多いのだから当たり前だと思います。

 ここからは、医療提供体制だそうです。

○検査の陽性率
1週間前5・6%
昨日  6・0%

 検査対象者よって変わると思います。でも大して差がない。

○救急搬送“受け入れ難航”件数
1週間前26・7件
昨日  31・3件

 状況にもよるし、これも大して差はない。

○入院患者数
1週間前444人
昨日  721人

 検査数を増やし、無症状者も陽性扱いして入院させてるんだから、多いのも増えるのも当たり前。

○重症患者数
1週間前6人(444人分の6人)
昨日  8人(721人分の8人)

 少ない。


 そして中盤、今日のクライマックスが訪れました。羽鳥慎一が珍しく、自分の考えをハッキリと玉川徹にぶつけました。
 これだけ言ってもPCR検査数が増えないのは、3割が不確定になるからじゃないのかと。

 すると玉川は、今10割居るんですよ、と訳の分からない言葉を発しました。
 羽鳥が『は?』と聞くと、感染者が10割市中に紛れ込んでいるんですよ、なんて言って話の本筋をズラそうとします。要は10割と印象操作したいのでしょう。

 そして、3割不確定だなんて言っている人は、10割の水がここにあったとして7割しか……何て言いましたかね、何かトンチンカンな例え話をしたんです。
 この時、テレビカメラもズームで寄っていき、いかにも重大な真実を語る玉川みたいな演出をしようとしていましたが、話の例えが悪くて全然ピンと来ません。

 ようするに3割不確定だなんてPCR検査をやらないのは馬鹿なんだ、と言いたい玉川。語気だけは強めて、うろ覚えの話も含めただただ断言します。雰囲気のひと玉川。

 でも今日の羽鳥は
『じゃあ何故やらないんですか!?』
と珍しく引き下がりません。

 すると、横からフォローに飛び込んで来たのが岡田晴恵でした。
『私が昨日政府の関係者と話した所、3割が不確定だからやらないんじゃないんです。』
 何か知っている風です。

 羽鳥
『じゃあ何でやらないんですか!?』
 晴恵にも今日はグイグイ行きます。

 晴恵
『解りません』

おいおいお~~~い!!

 羽鳥
『そこで解らないと言われると困るんですよ。』

おお、いいぞ羽鳥!

 負けず嫌い晴恵
『いや、あのね。電波がって事です。電波に乗せては言えないけど、理由があるんです。』
 政府は国民には言えない理由を晴恵には教えるみたいです。

 玉川
『反対している人が居るんですよ!』

 羽鳥
『政府より発言力のある人が居るんですか?』
 今日の羽鳥は本当にピンポイントで突いてくれます。

 今、録画した物を見れない状況で、言葉などを正確には書けてはいませんが、内容と流れは、この通りです。

 結局この後、岡田が『政府はやろうとしています。』と言い、玉川も『安倍首相もやると言ってたんだから、間違いない。』と言って、二人して、『政府はPCR検査を増やそうとしているんだぞ~』って事にしてました。
 最後、玉川が
『これから僕がまた調べますんで』
と話を濁そうとすると、すかさず岡田が
『玉川さんが調べて下さるそうなんで』
と玉川に丸投げ。

 羽鳥も納得したような体で、次へ。


今日のモーニングショーを見て、追い詰められた者の断末魔の叫びのようにも感じました。
あと少しかも。
No.110
52ヶ月前
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第364号 2020.7.14発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…日本はハンセン病に対して、長年にわたって絶対隔離政策を採ってきた。ハンセン病が完治する病気となっても、治った「元患者」が施設の外に出ることは許されなかったし、死んでも遺骨が故郷に戻されることはなく、全国友園納骨堂には今も里帰りのできない二万有余の遺骨が眠っている。このようなハンセン病政策をリードしたのが、光田健輔という医師である。現在の価値観で過去を裁いてはいけないが、現代の人間は光田健輔を非難してはいけないのだろうか?「彼なりの善意と正義で、生涯を賭けて治療・研究にあたったのだ」と擁護すべきなのだろうか? ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…新型コロナウイルス治療薬として期待されていた「アビガン」について、7月10日、臨床研究を行っていた藤田医科大学などの研究グループから「明確な有効性は確認できなかった」という結果が発表された。メディアは、4月以降大変な「アビガン・ムーブメント」を巻き起こしたが、まったく現実とはかみ合っていない空回りだった。だがそもそも、認可もされていない薬物について、日本中が大盛り上がりすること自体が異常でもある。なぜこんなことになったのか? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!どうやって新しい作品にアンテナを張っているの?電車の中で行儀の悪い奴に遭遇、注意できなかった自分は弱い?医療機関の多くが赤字経営…それが原因で医療崩壊してしまうのでは?水害対策は人為的に出来る?40代を迎える自分に喝を入れて!大阪維新との蜜月ぶりを見ると信用できない…国民民主党は本当に大丈夫?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第380回「善意と正義のはずの残酷」 2. しゃべらせてクリ!・第321回「夢か? 幻か? ぽっくん11人いるぶぁ~い!の巻〈後編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第174回「アビガン、そのサイエンスなき実態」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第380回「善意と正義のはずの残酷」  たいていの人は、自分は正しいことをしていると思って行動しているはずだ。  中には正義感と使命感を抱き、信念をもって何事かを為す人もいる。  しかし、それが完全に誤った結果をもたらすこともある。  そんな時、 「結果を見て非難するのはたやすいが、善意に基づく行為だったことまで否定すべきではない」 と擁護するのは、正しいことだろうか?  日本はハンセン病に対して、長年にわたって 絶対隔離政策 を採ってきた。  戦前は警察が患者を管轄しており、病院でハンセン病と判明した者がいるとの報が入ると、家に警官がやってきて、家族全員に検査を受けさせる。  そしてハンセン病と診断された者は、鉄格子と金網こそ張っていないものの囚人護送車と同じ車に乗せられ、外から鍵をかけられて隔離施設に送られる。  病気が治るまでと思って出かけたら、それが家族との永遠の別れだったという者も少なくない。  施設に着くと施設内の服に着替えさせられ、所持金を施設内だけで使える独自の通貨と交換させられる。脱走を防ぐためである。  施設には「監房」が用意され、園長は命令に逆らう患者を、裁判を経ることなく自分の判断で入れることができた。  各施設によって差異はあるが、総じて衣食住はすべて悪く、個室もなく、ある施設では12畳半に成人4人が生活し、夫婦寮ではカーテンも仕切りも何もない12畳半に夫婦4組が入れられていたという。  入所者同士で夫婦になるケースは多かったが、結婚を認める代わりに男は断種、その前に女が妊娠していたら堕胎するというのが絶対条件だった。  脱走者は後を絶たなかったが、外に出たからといって普通の生活に戻れるわけもなかった。  施設には「煙突から退園」「洋館ゆき」という言葉があった。 「煙突から退園」 は、火葬されてようやく退園できるという意味。 「洋館ゆき」 は、火葬場や解剖室が洋館で立派な造りだったので、死ぬことを「洋館に行ける」と自ら揶揄して言ったのだという。  ハンセン病患者はその家族も差別にさらされ、ハンセン病患者が兄弟姉妹にいることで、縁談が破談になったなどという話は枚挙にいとまがなかった。  施設内では、家族に迷惑が掛からないように偽名を名乗ることが推奨され、ほとんどの患者が、本当の名前をも奪われた。  ハンセン病が完治する病気となっても、治った「元患者」が施設の外に出ることは許されなかった。たとえ出たとしても、外の世界で生きていく方法はもうなかった。  そして、死んでも遺骨が故郷に戻されることはなく、全国友園納骨堂には今も里帰りのできない二万有余の遺骨が眠っている。  このようなハンセン病政策をリードしたのが、 光田健輔 という医師である。   そもそも当初、日本政府は徹底隔離ではなく、「浮浪らい」だけを収容・隔離の対象とする方針だった。   だが光田は「全患者隔離」を信念としていた。 そして、それが予算的に厳しいということで、まずは浮浪らいの隔離で妥協して実績作りをする一方、政界・財界に人脈を作って政策決定への影響力を強め、 さらにハンセン病は悪魔の伝染病だとの宣伝で世論を喚起した。  当初日本でハンセン病を専門に研究していた医師は光田ひとりしか存在せず、その後につくられた日本癩学会の中心は全て光田の弟子が占め、その癩学会が医学界全体を動かした。そして光田も自ら保健衛生調査会に入って国策づくりに加わり、ついには全患者隔離政策を実現したのだった。  今から見たら、その判断は完全に誤りだった。 だが光田はこれが正しいと信じて行い、「慈父の光田先生」「救癩の父」と呼ばれて神格化されたのである。  光田健輔はエリートの出ではない。高等小学校を出て、開業医の兄を手伝いながら私塾に通い、医師を目指して上京して軍医の家の住み込み書生をしながら勉強し、医術開業前期試験に合格。そのため後の伝記には「独学で医学を学んだ」と書かれているほどだ。  その後、私立済生学舎(日本医科大学の前身)に入学し、開業後期試験に合格。軍医を目指すが視力不足で断念し、病理学者を目指して東大医学部選科に学ぶが、この時、 医学生が誰も触れたがらなかったハンセン病者の死体を、光田だけが解剖に当たった。  このエピソードは「救癩の父」の原点の美談として語られることが多いが、 実は光田はかなりの「解剖好き」で、ハンセン病者だけで3000体の解剖をしたという前代未聞の記録を持ち、 東大を出て東京市養育院(困窮者、病者、孤児、老人、障害者の保護施設)に勤める医療官僚になってからも、養育院で死んだ者の死体をろうそくの明かりで解剖していたという話もあるほどだから、それが「美談」だったのかどうかは怪しい。   光田は養育院時代にらい菌と結核菌が同一のリンパ節に共存することをつきとめて初の論文を執筆、以後、ハンセン病の研究に没頭する。  だが、光田はハンセン病の権威になってからも生涯大学教授にならず、医学博士号すら取らなかった。これを謙虚な人柄の表れだと言う人もいる。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!