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さらうどんさん のコメント

ライジング「ゴー宣」読みました。

自分の身の回りの知人も多くの人が退任する首相に「お疲れ様」と言うのが「礼儀」か「道徳」かのような感覚でいるみたいでした。
某芸能人の「偉大な総理大臣でした」っていうコメントを称賛している人までいて、凄く違和感を感じていました。
難病だから同情する、という感情とは別に、一国の首相としての責務をどれだけ果たせたのか、という客観的な視点も必要だと思います。
ましてや「偉大な」とか、独裁国家のトップでもあるまいし、マジで言ってるのなら怖さすら感じます。
7年8か月もの間にやったことで評価出来るポイントだったのは徴用工問題に関する韓国への対応と、あとはGO TOキャンペーンくらいでしょうか。
GO TOキャンペーンにしても、新コロに対する緩和策を貫けずに結局コロナ脳の民の大合唱に屈して緊急事態宣言を出してしまったので、
それを思うとプラスマイナスゼロかな、という感じですし。
アベノマスクに200億もかけちゃったのでやっぱりマイナスかも。
しかし、こうして安倍政権がやって来たことを振り返ると滅茶苦茶ですね。リベラル・左翼の人々は一生懸命(?)批判していたようですが、
結局コロナ騒動でお上に自ら首輪のリードを預けてしまうというヘナチョコっぷりだったのでどうしようもないですね。
自称保守系の老年層が主読層の右派系論壇誌の中には、だいぶ遅れて「コロナは風邪」なんていう主張が出始めているようですが、
同じ右派系でもネトウヨの方は左翼の人々と変わらずコロナに怯え続けていますし。
「とにかく民主党政権時代よりはマシだというイメージだけで支持率を保っていた」という指摘はズバリ過ぎますね。
その民主党の後継党も頭数頼りの令和社会党状態になってしまって、後は山尾志桜里議員の個の力を有権者がどれだけ支えられるか、という状態です。
玉木雄一郎議員は八つ墓リベラルから相当いじめられる中で奮闘していたらしいですが、玉木氏自身の政治家としての力量に関しては、これから見極めていくしかないですね。
自民党との協力もありかもしれませんが、自民党も頭数頼りで野党議員と力量に関して大差無さそうな議員も多々いると思うので、
ムラ世間に負けない個を発揮してくれる人を見極めていくしかないですね。
しかし内閣人事局のシステムは本当にどうにかしなければならないですね。
左翼リベラルの識者の中には、安倍が首相だったからこれだけ無茶苦茶になったことも、菅義偉に代われば変わっていくだろうみたいな呑気なことを言ってる人もいましたが、
内閣人事局のシステムはそのままですし、首相と首相夫人に尽くせば出世出来る、人事を握られているというシステムもそのまま、
そして菅義偉も公然と安倍の政策を引き継いでいくと言っているんですから、何が変わるのやらという感じです。
北方領土問題も1ミリも進展しなかったどころかマイナスになっていますね。ロシアは基地とか勝手に作って「我が領土」だとやりたい放題ですから。
結局、日本が本当の意味でアメリカの属国から独立しなければ問題の解決はいつまでも出来ないのですが、
ネトウヨ・自称保守は中国や韓国に対して(自分らから見て)優勢であればどうでも良さそうですし。
「やった感」だけで大半の国民が騙されてしまうこの状況を変えていくって、本当に根気がいることだなと、自分もその国民の一人として思います。


「トンデモ見聞録」読みました。

ドイツ人やイギリス人の権利意識の高さや個人の自由への敏感さと、日本人のムラ社会気性、やっぱりこの辺は国民性とか民族・文化の違いもあるのかなとも思いますが、
海外出羽守になるのではなく、それぞれの国情や文化などの違いが国ごとにあることを踏まえた上での分析と、見習うべきところの見極めというのは大事だなと思いました。
スウェーデンモデルを見習おうとする動きが各国で起きていることも興味深いですし、
香港での命懸けのデモなどもそうですけど、日本と比べると危機意識が物凄くかけ離れていて天と地ほどの差だなと感じます。


追伸:Q&Aありがとうございます。

自分も好きなミュージシャンでコロナ脳になっちゃった人に対しては「仕方ないな」と思うことにしました。
この風潮に風穴が開かない限りどうしようもないですからね。コロナ論の売り上げがもっと伸びることと、
今度出るというよしりん先生と泉美先生との共著にも期待します。
半沢直樹の半沢花については、なるほどと思いました。それぞれの受け取り方の差もあるのかなとも思いましたが、
男の勝手な願望みたいなものを無意識に投影しちゃっていたのかもしれません。
あのドラマ自体、時代劇チックなところが面白さの一つではあるんですが。
他の方々の質問と先生の回答では、なおさんの質問と、僕の中にあるSさんの質問への先生の回答が自分の印象に残りました。
daiさんの質問にもありましたが、リモート飲み会って何が楽しいのかさっぱり分かりません。一人酒で電話かけてるみたいなもんですかね。
No.149
52ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第370号 2020.9.1発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…安倍晋三の首相辞任記者会見を生中継したフジテレビ系「Live News it! 」に出演した橋下徹は、「首相が退任するのに、記者は『お疲れさま』の一言も言わないのか?」と憤慨した。どうやら長期政権を成し遂げた首相には「お疲れさま」と労をねぎらうのが「礼儀」か「道徳」になっているらしい。わしは「お疲れさま」なんて言う義理はないと個人的に思うが、今回はあえて去り行く安倍首相に、ありったけの「お疲れさま」の言葉を贈ってみようと思う。 ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…8月30日、ドイツ・ベルリンで38,000人が集まり、マスクの義務化や移動制限などに対する抗議デモが行われたとTBS系やNHKなどが報じた。デモが起きたのは、ドイツだけではない。イギリス・ロンドンでも、8月29日に「United for Freedom」と命名された政府のコロナ対策に対する抗議デモが開催され、主催者発表で約40,000人が集まった。「恐怖よりも自由を!」と声を上げる欧州デモと、世界各地のコロナ最新情報とは? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!河野太郎が次期総理になる可能性は?核のごみを地層処分するのは自然への冒涜では?コロナが2類から5類に変わっても、人々のコロナ脳は治らない?ベルリン国際映画祭が「男優賞」「女優賞」を廃止し「俳優賞」一本に絞った件をどう思う?「怖かったマンガ」といえば何?マスク警察に絡まれた際の大人な対応とは?キスマークと虫刺されの跡は、どう見分ければ良いの?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第387回「お疲れさま、安倍首相」 2. しゃべらせてクリ!・第327回「貧ぼっちゃまの白い眼!金持ちが肩身の狭い時代ぶぁい!の巻〈後編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第181回「“恐怖よりも自由を”欧州デモと世界各地のコロナ最新情報」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第387回「お疲れさま、安倍首相」  安倍晋三の首相辞任記者会見を生中継したフジテレビ系「Live News it! 」に出演した橋下徹は、 「首相が退任するのに、記者は『お疲れさま』の一言も言わないのか?」 と憤慨した。  どうやら長期政権を成し遂げた首相には「お疲れさま」と労をねぎらうのが「礼儀」か「道徳」になっているらしい。わしは長期にわたって首相をやってくれと頼んだわけでもないし、長期にわたって皇位継承問題を遅らせた罪は万死に値すると思っているので、全然、労をねぎらう気になれないし、「お疲れさま」なんて言う義理はないと個人的に思う。  そもそも「難病」を持っている人物を国のリーダーにしていいのかどうかという問題もあると思う。「病気だから同情せねばならない」というのは、普通に承認できる道徳的感情だが、国民の命運をあずける重責中の重責である首相に、このような市民道徳を適用することは危険ではないか?  難病で政権を任期途中で放り出す様子を見ても、「やっぱりね」という感想しか湧かない。今後は、難病を抱えた人を首相にするのは絶対反対だと主張せねばならない。  だが、今回はあえて去り行く安倍首相に、ありったけの「お疲れさま」の言葉を贈ってみようと思う。  安倍首相、7年8か月もの間、 お疲れさまでした!  目玉政策の「アベノミクス」で日本を完全な格差社会にすることができて、 お疲れさまでした!  とにかく株価だけ釣り上げて、株を持っている人だけ儲けさせて、 お疲れさまでした!  社会人の4人に1人が年収200万円以下となるほど貧困層を拡大して、 お疲れさまでした!  単に団塊世代が退職して雇用が増えただけのことで、しかも非正規雇用ばかりが増えているのに、「アベノミクスが380万人の雇用を生み出した」と成果を誇っていただき、 お疲れさまでした!  拉致問題の解決は最重要課題だと言うだけ言っておきながら、事態を1ミリも動かせず、拉致被害者の兄・蓮池透氏からは、「本当は全く本気で取り組む気がなく、ただ自分の人気取りのために利用しただけ」とまで非難されて、 お疲れさまでした!  おまけに、北朝鮮が核開発を進めていくのに、アメリカ任せで何もできず、みすみす核保有を許してしまって、 お疲れさまでした!  靖国参拝はたった1回、「不戦の誓いのため」などと英霊を馬鹿にするようなことを言いながらこそこそと行っただけで、それもアメリカに叱られてその後は二度と行かず、さらには終戦記念日に閣僚が誰一人参拝しないという、歴代内閣にはなかった事態まで起こしてくれて、 お疲れさまでした!  テレビ番組で「お国のためなら死ねるか?」の質問に「△」の札を上げ、最後まで「死ねる」とは答えず、国のために命をかける覚悟もないような人でも首相になれるということを実証してくれて、 お疲れさまでした! 「私は立法府の長」だの、「憲法は国家権力を縛るものという考え方は、王権が絶対権力を持っていた時代の考え方」だのと発言し、義務教育卒業程度の社会科の知識もない人でも首相にはなれるということを実証してくれて、 お疲れさまでした!  子供の頃から勉強が大嫌いで教養も見識もなく、政策立案能力など皆無、そもそも国政自体に興味がなく、長期政権を維持することにしか関心がないから、政策立案から政局対応・国会運営、マスコミ対応まで、あらゆる戦略を首席秘書官の今井尚哉に丸投げしていた首相の職務、 お疲れさまでした!  日銀や内閣法制局、NHKなど、本来政権から独立した性格を持つ部署に官邸の息のかかった人物を送り込んで、その独立性を奪って政権のコントロール下に置くことに成功して、 お疲れさまでした!  内閣人事局の設置により日本の官僚システムを根本から変え、官僚は国民に尽くすのではなく、首相と首相夫人に尽くせば出世できるという価値観の大転換を起こして、 お疲れさまでした!  マスコミのトップや御用ジャーナリスト、タレントなどと会食を重ね、特定の番組を選んで出演するという手法でマスコミを懐柔し、批判的な論調を抑え込むことに成功して、 お疲れさまでした!  何でもかんでも「閣議決定」で通してしまい、特に歴代政権が一貫して「違憲」と判断し、本来は憲法改正が必要であるはずの集団的自衛権を、改憲が困難だから一内閣の「閣議決定」で容認するという禁じ手を使い、立憲主義を破壊していただいて、 お疲れさまでした!  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!