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希蝶さん のコメント

希蝶
 >>114のオドレら正気か!!の感想ですが、自分でもまとまっていないと感じましたので、投稿し直します。
 10月3日の生放送の際に、拝見できなかったオドレら正気か!!の感想です。
1.
 一番印象に残ったのは、安倍政権のかわりに、コロナ政権を私たちは受け入れている、というくだりで、私たちは「住めば都」ならぬ「住めば東京都民ファシスト」の感覚で、それを日常のものとして受け入れているのだ、という事実に恐ろしさを感じました。それとも、環境に順応することの方が賢さだと勘違いしている大衆の方が大多数で、その人たちにとっては、危険でも自由を求める精神は理想論で、机上の楼閣のように思えるのでしょうか。前にも記しましたが、姪の大学のリモート授業のことで姉と口論になったことがあり、「いくら異議を唱えても、大学側がそうしているんだから、しかたないでしょう」といった返事でした。姉の側から見れば、大学にはサークル活動などの人的つながりがある、という自分の意見は、経験外の、未知のものとしか感じられないのかもしれないです。
 なお、この件について、当事者である姪は何も語っていません。これが当たり前だと思っているのでしょうか?(また、私には姉がもう一人いて、そちらの姉の意見は聞いていません。とても興味があるのですが、体調を崩しているようでもあるので、聞きづらいのです。自分のアニメファンはその姉の影響なので、とても聞いてみたいのですが)。
 コロナを恐れつつ、ウィズコロナというのは両立するものなんだな、と思いました。

2.
 竹内結子さんなどの自殺の話で、女性が夜に落ち込みやすい、という話は自分にとっては未知の話でしたが、とても哀切きわまりない話でした。この感想を書き直しているように、自分もかなり自分のしたことで落ち込みやすいタイプで、「自分はいったい今、何をしているのだろう」という気分になることしばしばで、夜に気鬱になるのも頷けます。相談相手がいればいい、ということですが、家に閉じこもって、かりにリモートで話をしても、それはその人の「画像」に向かって何かをしゃべっているだけで、テレビ電話をしているとかいう感覚とは異なるように思えます。
 前に勤めていた教育関係の会社で、地方の教室から東京の教室へ、パソコンで電話質問をさせるという試みをしたことがあり、それはそれでかなり人気があったのですが、講師の顔をおがまなくても、電話質問をコレクトコールすれば、電話料金は会社持ちですし、わざわざパソコンを通じたコミュニケーションをしなくても済んだわけで、いわば珍しい見世物をしていたといった感じでした。あくまでも地方から東京の先生に教わる「バーチャル体験」で、お試し程度のものでした。お試しがメインになってしまっては本末顛倒になってしまう、と思います。
 カウンセリングだって、直に面と向かって会話をするから、「專門の先生」に相談に乗って貰っているという安心感が生まれるのであり、電話で2ヶ月、面談1ヶ月では友だちと会話してるのと同じではないか、と思うのですよね。

 この話題と直接関係はないのですが、私のファンの歌手に沢田聖子さんという方がいて、その人の歌に「軌跡」という曲があります。前にも紹介したのですが、改めて歌詞を示しつつ、リンクも貼っておきます。孤独に悩む女性、もしくは男性や子供にぜひとも聞いて貰いたい曲なので。
https://www.youtube.com/watch?v=o-4laI1UeVU(ちなみに、ライブアルバムで聞いた時には「軌跡」というタイトルだったのです)

 疲れた体と痛む頭を 静かに休めて今日は忘れよう
 こんな日もあるさと 力無く笑えば あしたがくるのを思い出す

 よしりん先生も、仕事の後で、こういう心境になることはないのでしょうか?よしりん企画のスタッフのかたがたも。
No.121
51ヶ月前
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第374号 2020.10.6発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…玉川徹(テレビ朝日報道局員)は普段「リベラル」を自称している。ところがコロナ騒動が起きてからの玉川は、政府は早く緊急事態宣言を出すべきだと発言し、権力が個人の自由を制限するように促したり、全国民にPCR検査を受けさせるべきだと、個人に一定の行動を強制するような主張をしたりするようになった。リベラリズムは「自由主義」と訳される。その訳は正確ではないとも指摘されているが、少なくとも日本では、個人の自由を第一の価値とする者がリベラルを標榜してきたはずだ。いったい玉川のどこがリベラルなのか? ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…YouTubeで公開されていた『よしりん・もくれんのオドレら正気か?』冒頭30分間の無料動画のひとつが削除された。2020年6月20日放送の、第45回『勝利・第一弾!「抗体保有率0.1%」の衝撃』である。現在、YouTubeを利用するにあたって遵守しなければならないガイドラインを見ると、「暴力的または危険なコンテンツ」のひとつとして、「COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の医学的に誤った情報」という項目が追加されている。今、YouTube動画削除の実態はどうなっているのだろうか? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!コロナ脳の人達はなぜ旧型コロナの時には怖がらなかったの?先生の生活上、消費行動や感覚で何か変化はある?歴史上一番の犯罪者は誰?自分が生み出した造語が流行った時はどんな気持ちになるの?最近、芸能人の自殺が多いのは「コロナ禍」が影響している?例年に比べ、インフルエンザの罹患者が相当少ない理由は?中曽根元首相の合同葬に9600万円も使う意義はある?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第391回「自由がなくてもいい玉川徹」 2. しゃべらせてクリ!・第331回「ぽっくんパニック!恐怖の人食いワニ襲来ぶぁ~い!の巻〈後編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第185回「正気でないYouTubeに動画を削除された件」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第391回「自由がなくてもいい玉川徹」  日本には、自称保守と自称リベラルはいても、本物の保守と本物のリベラルはほとんどいない。  このことは前々から何度も言ってきたが、それにしても、あまりにもひどい思想崩壊状態を目にしたので、今回はそれを記録しておく。  玉川徹(テレビ朝日報道局員)は普段「リベラル」を自称している。  ところがコロナ騒動が起きてからの玉川は、政府は早く緊急事態宣言を出すべきだと発言し、権力が個人の自由を制限するように促したり、全国民にPCR検査を受けさせるべきだと、個人に一定の行動を強制するような主張をしたりするようになった。  リベラリズムは「自由主義」と訳される。その訳は正確ではないとも指摘されているが、少なくとも日本では、個人の自由を第一の価値とする者がリベラルを標榜してきたはずだ。だからわしは、いったい玉川のどこがリベラルなんだと思いながら見ていた。  そんな中、9月18日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」での玉川の発言(9時17分頃)には、心底呆れ果てた。ほとんど毎日のように呆れてはいるのだが、さすがにこれは特に度が外れていた。  今回はその発言を紹介して分析しよう。長めの発言なので、少しずつ区切りながらツッコミを入れていくことにする。  なお、話し言葉のままだと読みづらいので最小限の語句の整理をしているが、その論旨はもちろん発言そのままである。  その時の話題は対立を深める米中関係についてだったが、その中で玉川はこう言った。   アメリカからすると、読み誤ってたところがあるんです、中国に対して。  中国はだんだん豊かになってくれば、やっぱりみんなが自由になるだろうと、自由を求めると、自由主義国になるんじゃないかと思っていたんですね、アメリカは。  ところが中国型の社会主義は、自由がなくてもみんな豊かになってるから、これでOKなんですよ。  アメリカが中国の動きを読み誤っていたという分析は間違いではないが、問題は玉川自身が、この現象をどう評価しているかである。  本当にリベラルを自認して、自由が一番の価値だと思っている人間なら、 たとえ中国が豊かになっていたとしても、自由がないことは問題だという言葉をひとことくらいは差しはさむはずで、 それがリベラルとして最低限の態度というものだろう。  ところが玉川の発言にはそのような保留が一切ない。あまりにもあっけらかんと 「中国型の社会主義は、自由がなくてもみんな豊かになってるから、これでOKなんですよ」 と言い切ってしまっている。  つまり玉川自身も、明らかに 「自由がなくても、豊かならOK」 という価値観なのである!!  そして玉川は続けて言う。   さらにこれからAIがものすごく大事なんです。AIにいろんなものを決めてもらう人生って嫌だと思うじゃないですか、我々自由主義にしたら。  でもAIがかなり正しくなってしまったら、意外と職業だって、あなたはこうだからこの職業が向いてるよってAIに言われた、その職業をやってみたらやっぱりよかったねというのが、どんどん拡がってったら、わかんないですよ。  これまた、唖然とする発言だ。   コンピューターに自分の職業を決定してもらう人生なんて、完全にディストピアSFの世界で、いちいち説明するまでもなく、そんなのはまっぴらごめんだと即座に思うのが常識だと思っていた。  ところが玉川は、それは単に自由主義国の固定観念にすぎないと思っていて、AIに適性を判断してもらって、間違いのない職業につくことができれば、人生それで「よかったね」ということになるし、それが拡がっていけばそんな考えが一般認識になるかもしれないと思っているのだ。  そりゃ自分の意志というものがなく、人生でやりたいことが何もない人ならそれでもいいのかもしれない。  だが、どうしても人生でやりたいことがあるという人はいる。  成功するか失敗するか、そんなことは度外視して、何かに挑みたい人がいる。   人間は往々にして「やりたいこと」と「できること」が異なるものだが、それでも自分の適性も才能も考えず、やりたいことをやって、失敗するのも人生だ。人生には失敗する権利だってあるのだ。  これがあなたに適した職業ですよとお仕着せられた、好きでもないけどうまくこなせる仕事をやっつけて無難にやり過ごした人生よりも、自分の好きなことに全力を賭けて失敗した人生の方が、はるかに本人にとっては充実していたということだってありうる。人の幸福感は、AIには計算できないのだ! 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!