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希蝶さん のコメント

 もう1週間前の話になってしまい。20日の放送もありましたが、1月13日のミヤネ屋の内容を文字起こしをしてみました(20日の方もでき次第、投稿します)

 まず、宮根さんが木村盛世さんの経歴を紹介。その際にジョン・ホプキンズ大学出身という話が出たので、木村さんがジョン・ホプキンズ大学はお金にがめつい、という冗談まがいのようなことを言って笑いをとりました。

 加えて、大型客船はバイオテロの対象になる、という話も。さらに、国民は不安を感じているが、日本国の医療はきわめて優秀であり、現在の情況はさざなみのようなものであり、医療関係者の3割しか従事しておらず、総力戦にすらなっていない、日本国はさらなる努力をするべきだ、日本医師会は事態を真摯に受け止めて、あらゆる努力をするべきだ、と提言。

 続けて、勝田吉彰、橋本五郎、本村弁護士、おおたわさんという人たちを紹介。宮根さんは最近情報が多すぎて整理できていないと呟く。橋本という人は、1回目の緊急事態宣言から何も学んでいないとも。おおたわさんは、都立広尾病院、公社荏原病院、公社豊嶋病院の3つに都内のコロナ患者治療が集中していることに、それらの病院に勤務してきた人達は、普通に医療に携われると思ってきたのに、いきなりコロナを担当させられて、対応できるのか、とコメントしました。

 続いて、最近のニュースとして、緊急事態宣言の拡大を7府県、北関東と九州で感染者拡大、アメリカでワクチン3種類認可というニュースをやり、

勝田:ワクチンの効果は95%、抗体は75%できるが、抗体がどれだけ長持ちするか
おおたわ:ワクチンには短期的な副反応と長期的な副反応があるが、すべてを怖がっていても始まらない

 ここで、中継が入り、渋谷の人混みはそれほど減っていないようだ、と。宮根さんが大阪は車、人共に皆無状態とつけ加える。

 そして、木村さんにコメントを求め始めたところで、日本医師会の中継がはいりました。

 日本医師会の人は
1.医療体制の崩壊は進行している。医療を必要とする患者は新型コロナだけではなく、田の疾病もある
2.法的医療機関の役割として、民間には設備がない、医療を必要とする患者は新型ころなだけではない、ICUの数も民間では少ない、專門性を持った医師や看護師が必要、病床数も民間ではすくない、民間病院は地域を面として支えている。

といったところで、中継は終わり、木村先生の発言が再開され、

木村:医療の逼迫数の度合いについて、民間病院は日本全体の医院の8割を占めている。ここで政府の5兆円を投じないでどうするのか、赤字の損失補償に廻すべき、コロナを受け入れる病院にお金をどんと配る、春夏になれば数が引くけれども、冬になって、そのたびに緊急事態宣言を出していたら、医療崩壊ではなく、国家崩壊だ、基金をつくってお金を集めるべきだ、日本医師会が逃げていてはしょうがない。医師ならば人口呼吸器をつける訓練をしている筈だ。

おおたわ:自分も研修を受ければ多分できるだろう。

 ここで、宮根さんが、「もしも自分が手術を受けていて、その担当医がコロナに駆り出されていなくなった場合はどうなるのだろうか?」という疑問を発した、と思います。

木村:その補填はしないといけないだろう。日本医師会と厚生労働省は腹を括らないといけない。それに、日本のコロナ患者数は少ないから、その点は問題がないだろう。

勝田:(木村さんの意見に賛同しつつ)、諸外国の医学生はペーペーで活動しているが、日本人は完璧を求める傾向がある。また、裁判の問題があり、医師の読んでいる雑誌には裁判関係の記事が多い。訴訟リスクの免責が必要なのでは?

 ここで、スタジオのパネルの説明があり、
 日本の病床数とCT数は世界一である、という(このライジングでも繰り返し指摘のあった)事実があげられ、しかし、医師数、看護師数は決して多くはないとあって、

おおたわ:日本が医師や看護師を育てて来なかったつけがでている。

木村:諸外国は公的な病院が多い。イギリスもスウェーデンも。政府対応の病院でも給料は2倍、コロナを扱ったら貰える。人、物、金で、飴は必要。かりに病院が廃業になったら、事務員など、病院関係で働いている人も路頭に迷う。

橋本:(木村さんの意見に同意し)、先の会見は医師会が積極的にできないいいわけに聞こえる。

木村:イギリスの感染者数は20分の1だけれども、死者数はその4分の1。医師会は努力すべき。現に杉並区でも実験的に民間病院への協力をやっている。それでも医療逼迫しており、トリアージを決めて欲しいと国に要請している。
医療のことは地方自治体に任されていて、国が何もやっていない。

勝田:ある別の番組の企画で飲み屋街を何も飲まずにただぶらぶらする、という企画をしたことがあったが、法律をつくって、抑止力とするのがいいのではないか。

本村弁護士:特別措置法をつくり、適切な罰則をつくって、効果的に運用するのは良いのではないか。

 ここで、またパネル解説があり、新型コロナウイルスは現在指定感染症2類扱いになっているけれども、さらにひきあげようとしているようだ、との解説があった。

木村:確かに新型コロナとインフルとを比べると、重症化しやすいのはコロナの方だが、エボラ出血熱と同じ扱いなのはおかしい。病院のスタッフのマンパワーが奪われる。防護服対応もおかしい。指定感染症の扱いはレベルを下げた方がいいが、どこに入れるのかは分からない。ワクチンができればなし崩し的に落ちて行くだろう。

勝田:エボラ出血熱の致死率に比べても、指定感染症5類位にするのが妥当なのではないか。このままでは国の信用度にもかかわる。

木村:東京五輪を開催するのに、バイオテロのカテゴリーにするのはおかしい。変異ウイルスのことは良く分からないが、毒性の問題ではなく、感染力でもなく、「数」の問題ではないか、医療キャパシティーをあげて対応する必要がある。

 ここで、宮根さんが、木村さんが
1.自衛隊で地域間空輸すること
2.高齢者は隔離すること
を提言していることにコメントを求め、

1→地域的に逼迫しているところからそうでないところへ送るのは適切な処置である。そのために自衛隊ヘリを活用する。確かに患者を輸送される地方には抵抗感があるが、地方交付税の給付増額で対応したらどうか?
2→高齢者は死亡者の平均年齢が79歳で、マスクをつけていたとしても危ない。高齢者を家で過ごすアイデアが必要。リハビリなどの問題があるが、半数以上が単独、あるいは夫婦2人ぐらしの家庭であり、こういうかたがたが自粛をすれば感染は防げるだろう。

…というような内容でした。1週間前の内容ですが、参考になるのではと思い、(及ばずながら)モーニングショーの監視報告をされているかたがたにならって、内容を文章化してみました。一度聞いただけなので、聞き間違いや逃した場面もあるかも知れないです。いちおう、録画してあるので、ミスに気づいたら、また訂正します。
 20日放送分も、できたら投稿します。
No.78
46ヶ月前
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第385号 2021.1.20発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…昨年1月16日に日本で新型コロナウイルスの感染が確認されてから、1年が経過した。この1年間の日本の検査陽性者数は、31万7838人、死者数は4419人。従来の季節性インフルエンザの年間推計患者数1000万人、間接死込みの死者数1万人とは、比較にならないほど少ない。にもかかわらず、毎日新聞や共同通信の報道によると、政府は新コロを「新型インフルエンザ等感染症」に格上げ・分類変更する方針だというのだ!厚労省幹部は5類変更について「現在の高い致死率と感染力を考えると難しい」などと話したようだが、何を根拠に言っているのか? ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…現在、政府の新型インフル特措法、感染症法、検疫法の改正案では、飲食店に対して「営業短縮や休業の【命令】ができる」「違反した店舗に対しては罰金、店舗名の公表、立ち入り調査を行える」、「知事は住民に対して対象店舗に立ち入らないよう要請できる」といった内容が検討されている。飲食店に対する、権力者による公然とした嫌がらせ、営業妨害以外のなにものでもない。東京都の飲食店には、緊急事態宣言下において一律一日6万円の休業協力金が支払われることになっているが、これも不公平極まりない内容だ。飲食店やその周りで生きる人々のリアルを見よ! ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!戦前の日本の「全体主義」を批判していた人々は今どこへ?印象に残る胆力のあった日本の政治家と言えば誰?天から与えられた運命や使命を感じることはある?新春LIVEの登壇ゲストの間でもマスクに関する見解は違いそうですが、その辺はどう考えている?コロナに関して「東京は情報統制されている」というのは本当?自粛メッセージは20代には響いてない?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第405回「政府と厚労省を揺さぶれ!」 2. しゃべらせてクリ!・第342回「反自粛!自家用機で勝手にGoToトラベルぶぁ~い!の巻〈前編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第199回「最期まで焼き鳥屋として生きた新宿のおじちゃんのこと」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第405回「政府と厚労省を揺さぶれ!」  昨年1月16日に日本で新型コロナウイルスの感染が確認されてから、1年が経過した。   この1年間の日本の検査陽性者数は、31万7838人、死者数は4419人。   従来の季節性インフルエンザの年間推計患者数1000万人、間接死込みの死者数1万人とは、比較にならないほど少ない。  それなのにもっと自粛しろ、昼間も外出するな、ランチも食うなと言うのだ。なぜこんなありえないことが起こっているのか、政府も厚労省もエセ専門家どもも、度を越した愚か者だ。  諸悪の根源は、日本人にとっては完全にインフルエンザ以下でしかない新型コロナウイルス感染症を 「指定感染症」の2類相当、一部は1類相当 としていることにある。   指定感染症を外し、普通の季節性インフルエンザと同じ「5類感染症」に格下げすれば、全感染者数の報告義務がなくなるため、毎日毎日速報で「感染者数」が発表されて恐怖を煽られることはなくなる。  また、 日本には160万床に上る世界有数の病床数があるのに「医療逼迫」だの「医療崩壊」だのと騒いでいるのも、指定感染症のため指定医療機関でしか診療ができず、160万床のうち3%しか使えないからであり、これさえ見直せば済む話なのだ。  ところがその格下げの議論が一向に進まないばかりか、逆に「格上げ」されるというから驚いた。毎日新聞や共同通信の報道によると、政府は新コロを 「新型インフルエンザ等感染症」 に分類変更する方針だというのだ!   新型インフルエンザ等感染症に分類されると現在の扱いが維持され、政令を出せばさらにエボラ出血熱等と同じ1類相当の措置を追加できて、今よりもっと強力な制限を課すことさえ可能となる。  しかも指定感染症は期限が1年間、延長しても最長2年間までとなっているのに対して、 新型インフルエンザ等感染症は、いまの扱いを恒久的に続けることも可能になる。  新コロを5類にせよという意見は、完全に全体主義化したテレビの中でさえチラホラとは聞かれるようになっていたのに、なぜ5類を検討せず、いきなり新型インフルエンザ等感染症になんて話になっているのか!?  共同通信の報道によれば、厚労省幹部が5類変更について 「現在の高い致死率と感染力を考えると難しい」 と話したという。 「現在の高い致死率と感染力」??  厚労省幹部のくせに、何を根拠に言っているのか?  共同通信記事ではその厚労省幹部が具体的に「高い致死率と感染力」の根拠を上げたかどうかはわからないが、たぶん上げてはいないはずだ。そんな根拠になる具体的なデータなど、存在しないからだ。  おそらくこの厚労省幹部は、単に感染症法における「2類感染症」の定義である、「感染力や罹患した場合の重篤性などに基づく総合的な観点からみた危険性が高い感染症」という文言を要約して言っただけだろう。  そもそも 「致死率」 とは、その病気の感染者のうち何%が死んだかを示す数字である。つまり「感染者分の死亡者」、  [死亡者] ―――――――  [感染者] という数式になるわけだが、この数値は使うデータによって大きく変わる。  分子はもちろん「死亡者数」だが、日本の新型コロナの場合は、死亡者数そのものに疑問がある。 公表されている数字には、「死因を問わず」死亡時に検査陽性であれば、何でも「コロナ死」に計上してしまうという無茶苦茶な水増しが行われているからだ。  しかも致死率を算出する際には「分母」となる「感染者数」をどう決めるのかが大きな問題になり、それには二通りの方法がある。  ひとつはその病気に感染しているという 「確定診断がついた感染者数」 を分母にする方法。  もうひとつは未検査の人を含む 「おおよその推定感染者数」 を分母にする方法である。  前者の場合、流行が終わって全体像が明らかにならなければ決定値が出ない。 それまでに発表されるものはあくまでもその時点における「暫定値」で、後に大きく修正される場合がある。  一方、感染力が強く無症状者が非常に多い感染症の場合は、「おおよその推定感染者数」を基にすると、分母の数がものすごく大きくなる。そのため、致死率は「確定診断がついた感染者」を分母にした場合よりも、はるかに小さな数字になるのである。  もともとどんな感染症でも「致死率」の算出にはこういう問題が生じて、簡単には確定できない。   しかも日本の新型コロナの場合はPCR検査の感度を上げ過ぎており、他国の基準では感染者と見なされない者まで感染者数に計上されているから、 実態よりも多すぎる数字が「感染者数」となっているかもしれない。  逆に、現在のPCR検査数能力は医療機関よりも民間会社の方が大幅に上回っているのに、 民間会社が結果を当局に報告する法律上の義務はなく、それは政府が集計する公式数字には含まれていないため、実態よりも少なすぎる数が「感染者数」になっている かもしれない。  要するに「分母」とすべき感染者数が公式数字よりも大幅に多いかもしれず、少ないかもしれず、全く分からないのだ。  そんな数字ではあるが、これしかデータがないから一応公式数字である年間の死者数4419人を分子に、感染者数31万7838人を分母にして割ってみよう。 すると致死率は1.4%である。  では、現在の新コロと同じ扱いの2類感染症である結核はどうか。日本ではいまも毎年約18000人が発症し、約1900人が亡くなっている。 結核は決して過去の病気ではなく、致死率は10.6%にもなるのだ。  これだけ見ても、新コロを「2類感染症相当」の扱いにするのは明らかに過剰といえる。  それでは、季節性インフルエンザの致死率と比べるとどうなるか。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!