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さらうどんさん のコメント

ライジング「ゴー宣」を読みました。

私もこうして取り上げられる前までは森喜朗の発言の全文を読んではいなかったので、その意味ではマスコミの切り取り印象操作にまんまとやられてしまっていたと思いました。
前回の道場(ニコニコ生放送で見ました)のラストの金塚弁護士&倉持弁護士&高森氏VSよしりんの議論を見ていて、そこからまたいろいろと考えるきっかけになりました。
「わきまえている」のところに、金塚弁護士が執拗に拘ったところもヘンだなと思ったのですが、それも悪い方に穿って見過ぎだなと改めて思いました。
とは言え、前回、金塚弁護士がいろいろと語ってくれたことには「なるほど」と思えるところも多かったですし、
最後によしりんと激論になったところも含めて、思想が固化してしまっている人よりは、打てば響く人との議論は、そこから思想を深めるきっかけにもなりますし、有難いなと思った次第です。

言葉狩りや糾弾や、理念のみへの拘りだけでは、実践として人権を守れないし、本当の弱者も救えないということをつくづく思いました。
インフォデミックは甚大な実害を生み出しながら、まだ終わりを見せませんが、そこからいろんなものが見えて来たところもありますので、
インフォデミックを実際に終わらせる一人一人のうちの一人が自分だという意識で、日々の実践に繋がる思想を意識して生きたいと思います。

最後の国民性のジョークは、他の文例もいくつか見た記憶がありますが、現状を思うと、ジョークなんだけど何だか笑えないんですよね。


「トンデモ見聞録」を読みました。

前回はヘルパンくんでお休みだった泉美先生ですが、まだ完全に回復しきっていない頃に、詳細な前回の道場の感想を書いていただいて、
読者として読み応えもあってありがたいです。
金塚弁護士の話にはとても参考になるところも多く、またフランスと日本との実情の違いも同時に感じたのですが、
その点に関して、泉美さんがもっと深掘りして詳細を書きつつ、感想も交えて書いてくださって、とても読みやすかったです。

また、金塚弁護士は弁護士としては一流だと思いますが、やっぱり夜の街の話となれば、泉美先生の体験から来る現状分析には到底及びませんよね。
泉美先生が今回のトンデモ見聞録で書いておられた精神疾患の持病を持つ風俗業の女性のことや、前回の道場でよしりんが言っていた、同級生で精神障害があって、醤油屋に勤めていたんだけど、その後ヤクザになり、逮捕されて服役した後はまたカタギに戻って醤油屋に再就職したんだけど、その後自ら命を絶ってしまったというお話、
私も泉美先生ほどの辛酸は舐めていませんが、どん底まで落ちかけたことがあって、いろんな追い詰められた人達をその時に何人か見てきたんですが、
そんな私の細やかな体験と比しても、お二人が人生でめぐりあって来られた方々というのは、壮絶な人生の人・波乱万丈の人生の人が多いんだなあと改めて思った次第です。
私は自分の経験を「糧」に出来ているかと問われれば、まだまだ甘ちゃんの弱虫に過ぎないのですが、お二人は「経験」が揺るぎない「糧」になっているのだろうと感じます。

森喜朗に「権力」があると言われても、そんなに物凄い「権力者」とも思えませんし、影響力についても、バッシングしている人達が思う程の甚大な影響力があるとも思えません。
むしろ、森喜朗を叩いて引き摺り下ろしてやろうとしていた側に「権力者」や「絶大な影響力を持つ者」が多々いたように感じます。


追伸:Q&Aありがとうございます。
若い人は、昭和に生まれた人に嫉妬してしまうのでしょうか?平成元年に生まれた人も、昭和64年1月に生まれた人には嫉妬するのでしょうか?
まあそれは言い過ぎにしても、リアルタイムで昭和を過ごした世代への羨望というのはあるのかもしれませんね。
レイアウトさんの質問とつばめさんの質問に対する小林先生の回答は私も読んでいて響きました。
にらそばさんの質問も重要な指摘ですね。
後、がんTさんの質問にたいするよしりんの回答で「え?よしりんシン・ウルトラマン楽しみにしてたんだ?」と意外に思いました。
シン・ゴジラの時は、確か、トッキーさんは高評価で、よしりんはダメだと仰っていたので。
私も特撮ヒーローもの大好きなので観には行きたいんですけれども、またエヴァンゲリオンのノリを入れたり、変な解釈入れそうで怖いなあという気持ちもあるんですよね(汗)。
庵野氏といえば、そもそも彼は半分アマチュア、半分プロみたいな時代に、自主制作でウルトラマン作ってましたけどね。
No.209
45ヶ月前
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第389号 2021.2.16発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…とうとう森喜朗はオリンピック組織委員会会長の職から追放された。「女性蔑視発言」をしたとされる老人を、マスコミが叩き、大衆が集団リンチで糾弾し、全世界が袋叩きにして追放したわけだが、こういう「糾弾」「集団リンチ」が女性差別の解消になるのだろうか?今回は、問題とされた森の発言の全文を、区切りながら解説していこう。 ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…金塚彩乃弁護士をゲストにお迎えしての『ゴー宣道場:コロナ禍と女性の地位向上』、今回は体調不良のためネットで視聴したので、感想を書いておきたい。水商売とはなにか、風俗とはなにか、森発言は本当に許されざる女性蔑視発言なのか、生きるとはなにか…厳しい現実を知る「夜の女王」の意見を聞け! ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!「金は命より重い」という言葉をどう思う?国民主権党の活動や主張についてどう思う?今の日本の政治家はかなり悪辣になっているのでは?2022年の北京五輪も、チベット・ウイグルの女性に対する人権侵害を理由に開催反対を主張すべきでは?五輪ボランティアが500人ほど辞退したことをどう見る?駐日大使館などのSNSでの日本批判についてどう思う?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第409回「森喜朗発言は女性差別ではない」 2. しゃべらせてクリ!・第346回「みんな喝采してクリ~!ぽっくん何かの凱旋ぶぁい!の巻〈前編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第203回「ゴー宣道場感想:コロナ禍と女性の地位向上」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第409回「森喜朗発言は女性差別ではない」  とうとう森喜朗はオリンピック組織委員会会長の職から追放された。 「女性蔑視発言」をしたとされる老人を、マスコミが叩き、大衆が集団リンチで糾弾し、全世界が袋叩きにして追放したわけだが、こういう「糾弾」「集団リンチ」が女性差別の解消になるのだろうか?  男尊女卑に虐げられた女性のルサンチマンが炸裂して、一人の老人を血祭りにあげただけだと主張する人がいてもいいが、まるでフランス革命の構図そのものだ。   糾弾は左翼、集団リンチは左翼、王殺しは左翼、それがわしの認識である。  先週のライジングではわしはまだ森の発言の全文を読んでおらず、マスコミ報道のみを根拠に書いてしまった。  森は古い価値観の持ち主で、男尊女卑的な感覚を残しているのも確かだと思うのだが、そもそもわしは「森が何を言おうが大した問題ではない」と思っている。  それに先週号は「たとえ森がどんなに酷いことを言ったとしても、それよりも優先して怒らなければならないことがある」という主旨だったため、森の発言そのものには関心が湧かなかったのだ。  とはいえ「何の根拠もなく、ただ化石化したような男尊女卑感覚だけで言ってる、ろくでもないものだ。その発言を擁護するつもりもないし、女性が憤慨するのもわかる」などと書いたのは間違っていた。  先週号のコメント欄に、森発言は「女性蔑視」ではないと指摘する人がいたので、そこで気になって全文を読んでみた。そうしたら、確かにその発言の真意は報道とは全く違うものだった。  わしの読者はわしの「信者」になっているわけではなく、わしが間違っていると思ったらちゃんと指摘してくれる。実にありがたい。  それにしても、新型コロナの件でマスコミは嘘ばっかり言っているということを散々見てきたのに、時間がなかったりするとついマスコミ報道を基に考えてしまったりする。だが今回の件で、それは本当に危ないと思った。マスコミ報道には、もっと徹底的に警戒してかからなければならない。  では、ここで問題とされた森の発言の全文を、区切りながら解説していこう。   これはテレビがあるからやりにくいんだが、女性理事を4割というのは文科省がうるさくいうんですね。だけど女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります。これもうちの恥を言いますが、ラグビー協会は今までの倍時間がかかる。女性がなんと10人くらいいるのか今、5人か、10人に見えた(笑いが起きる)5人います。  まず注意しなければならないのは、ここで森が言っている「時間がかかる会議」はオリンピック組織委員会のことではなく、いわば森の「身内」である「ラグビー協会」のことなのだ。  ラグビー協会の5人の女性理事のうち、元選手は1人しかいない。女子ラグビーはまだマイナー競技で、理事になれる女性の人材が足りないのだ。  だがそれでも文科省が理事の4割を女性にしろとうるさく言うもんだから、専門外の人を理事にせざるを得なくなる。しかしそうなると、知識のない理事から初歩的な発言や的外れな発言が出たりする。それで、会議に時間がかかると言ったのだろうということは、容易に想像がつく。   女性っていうのは優れているところですが競争意識が強い。誰か1人が手を挙げると、自分も言わなきゃいけないと思うんでしょうね、それでみんな発言されるんです。結局女性っていうのはそういう、あまりいうと新聞に悪口かかれる、俺がまた悪口言ったとなるけど、女性を必ずしも増やしていく場合は、発言の時間をある程度規制をしておかないとなかなか終わらないから困ると言っていて、誰が言ったかは言いませんけど、そんなこともあります。  一般論としては、女性が集まると話が弾んで止まらなくなるなんてことは日常的にあって、当たり前のこととして言われているのではないか?  昔から「女三人寄れば、かしましい」という。「かしましい」は漢字で「姦しい」と書くことから言われているのだが、これも女性蔑視になるのか?  今後は、ママ友が集まってやってる井戸端会議も、立派な議論でございますとか言わなければならないのか?  別に男だって、井戸端会議的な無駄話をすることもなくはないだろうが、これは一般的な常識として現実に言われている話の範囲内だとわしは思う。  発言時間の規制云々というのは、一般論とすると女性蔑視的になるが、これはラグビー協会の話だろう。  専門外の女性が無駄に長い発言をすることに相当手を焼いていて、素人でも何でもいいからとにかく必ず女性を増やせと言うのなら、発言時間の規制くらいしないと会議が終わらないという感覚があったのではないか。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!