基礎医学研究者さん のコメント
このコメントは以下の記事についています
号外 2021.6.22発行 【目次】
1. ゴーマニズム宣言・第424回「東京オリンピック潰しへの執着」
2. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第218回「酒の提供は、本当に感染者を増やしていたのか?」 第424回「東京オリンピック潰しへの執着」 羽鳥慎一モーニングショー、特に玉川徹は、なぜここまで東京オリンピックを憎んでいるのだろうか?
大会開幕まで1か月に迫ってきたところで、その憎悪の炎は毎朝毎朝勢いを増して燃え盛っており、わしはその様子を呆気に取られて見るばかりだ。
玉川も、羽鳥や他の出演者も、時折 「私だってオリンピックを楽しみたいんですよ」 というエクスキューズを一言差し挟んだりはする。
これはいつもの手で、思い出したように 「もちろん経済は大切です」 とも言うし、一応は 「私だって旅行したいんですよ!」 と言ったり、 「たまには外で食事もしたいですね」 と言ったりもするし、 「ワクチン接種はあくまでも本人の希望によらなければならない」 という一言は必ず入れる。
とりあえず、それさえ言っときゃいいとしか思っていないのだ。 そうやって心にもない言葉を「0.1」だけ差しはさんでおけば、残りの「99.9」を 「オリンピックなんてもってのほか」「経済なんかどうでもいい」「旅行なんて言ってる場合か」「外食産業なんて知ったこっちゃない」「国民全員ワクチン接種しなければ終わらない」 という内容で埋め尽くしても、責任逃れができると思っているのだ。
全く、クソガキレベルの思考力しかないのである。
クソガキレベルの思考力だから、なぜオリンピックに対して難癖をつけているのかも見え見えである。
オリンピックが盛り上がってコロナへの恐怖が薄れたら、モーニングショーの視聴率が打撃を受けるから。 ただそれだけだ。モーニングショーはコロナ煽りでは他局の追随を許さないが、オリンピック報道一色になってしまったら、その優位が保てなくなってしまうのだ。
もちろん、政権批判さえしていれば正義だとしか思っていない玉川にとっては、オリンピックが中止になって菅政権が大打撃を被ることになれば、もう万々歳だということも大きいだろう。
だからモーニングショーはこれまで、今はオリンピックどころじゃない、中止にすべきだという論調でずっとやってきた。
しかし、どうしても開催は阻止できないという雲行きになってきたものだから、悔しくて悔しくてたまらない。それが、連中のオリンピック憎しの感情の正体である。
こんなことで憎まれたのでは、オリンピックもいい迷惑というものだ。
ドル箱のコロナ恐怖を手放したくないモーニングショーは、オリンピックを開催したら感染者が増えるぞ、8月にはまた緊急事態宣言だぞと、五輪後も恐怖を続かせるための煽りを連日やっている。
だったらモーニングショーは、オリンピック開催期間中も毎日毎日全く変わらずに「昨日の感染者数、○○人です」とかいう番組をやるのだろうか?
それはそうと、この「感染者数」というのは、もちろん正しくは「検査陽性者数」であり、実際には感染していない人も含んでいる。
そのため、最近では 感染の実態を正確に把握するには「感染者数(陽性者数)」ではなく、「重症者数」の推移を見るべきだ という議論も出ているのだが、 玉川はこれに強硬に反対し、 「感染者の数が重症者数につながる」 などと言って、ひたすら「感染者数」にこだわっている。
なぜかといえば、重症者だと数が少なくて迫力が足りなくなってしまうからで、恐怖を煽る方法は結局のところ「感染者数」しかないというのが実情なのだ。
つまり、要するに玉川はこう言っているのである。
「感染者だ感染者だ!感染者数をずーっと言うんだーっ!
感染者数じゃないと、怖く見えないじゃないか!
オリンピックの最中も、感染者数をずっと言うんだ言うんだ言うんだーっ!
オリンピックが終わったら、感染者が増えるんだ増えるんだ増えるんだーっ!
そうじゃないと、オレの活躍の場がないじゃないかーっ!!!」
58歳にもなる大人が、必死で駄々をこねているのだ。
しかしオリンピックの開催期間中に、競技でどんな奇跡が起ころうが、日本中がどんなに沸き立とうが、モーニングショーはその話題についてはそこそこで済ませて、メインコーナーではパネルを出して渋面作って、どこそこでクラスターが出ただの、変異株が出ただのというシケたことをスタジオでネチネチ言い合うだけの放送を、本当にやるのだろうか?
まあ、できるもんならやってみろと言いたいが。
最近、玉川徹は 「開催するなら無観客で!」 と力説している。
たとえ開催を阻止できなくても、無観客にして全く盛り上がらない状態になれば、大会開催中であってもコロナ煽りができるという魂胆である。
男子テニス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手が、無観客開催なら参加を再検討すると言ったが、玉川にとっては観客の前でプレーしたいと切望する選手の気持ちなんか、いくら踏みにじろうとどうでもいいのだ。もはやオリンピックは自分にとっては「邪魔者」でしかないのだから。
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!
今回もラージオの告知、ありがとうございました。以下に、感想を投稿させていただきました。よろしくお願い致します。
・ラジオネーム 基礎医学研究者
・性別 男
・年齢 51歳
・職業 研究職
・コロナ論3第4章の感想
まず、今回の章は他の章とは異なり、「コロナ論2発売(2020年12月)」という時事的な内容が扱われており、当時の臨場感が伝わってきます。しかしながら、そのことは決して内容が古びたことを意味しているわけではなく、むしろ今現在も含めた「コロナ渦」の見事な要約になっている、と私見では思います。当時、51ページのメッセージは物議をかもしだしましたが、今現在落ち着いて読めば、「コロナは優しいウイルスである。子供と大人を殺さないからだ!寿命が来た老人がウイルスで子の機会が与えられる」、これらのことは至極真っ当な言葉としか、自分に思えません。そして、自分はこの章のポイントは実は最初のページにあると思っておりまして、「読んでみてくれ!いかにコロナ脳がバカかがわかる。教養のレベルが違うということを見せてやる!」というセリフは、皮肉にも“コロナ論3”にそのまま置き換えてもそのまま通用するメッセージである、と思う次第であります。
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