まーさん のコメント
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第432号 2022.4.5発行 「小林よしのりライジング」
『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。
毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行)
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」…普通にマスクを外して出歩けない限り、コロナ禍は終わりではない。ところが先週あたりからまた新規感染者(陽性者)数が増加傾向に転じたとかで、マスコミは「感染対策の徹底を」と連呼し、マスクの着用を推奨している。しかし人は、それも特に乳幼児には、様々な病原体に感染することで抗体を獲得する「免疫の軍事訓練」が必要なのだ。にも拘らず、既に2年間マスクを着けさせられて、軍事訓練の機会が奪われている。それに加えて、マスク着用によって、子供たちはさらに深刻な問題を抱えてしまう恐れがあるのだ!
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…米フロリダ州では、健康な子どもに対してワクチンを接種しないように勧告されている。しかし日本では子どもに対するワクチン接種は推奨されたままで、4月4日現在、5歳~11歳の子どもに対する接種はすでに60万4269回行われており、そのうち2回接種は、7万回に達している。そんな中、とうとう大勢のワクチン患者を無視しつづけるには限界が来たと見えて、3月18日に行われた第77回ワクチン分科会副反応検討部会では、接種後のワクチン患者への対応について、全国自治体に相談窓口の設置と医療体制の見直し、確保を指示するということになった。だが、ここで部会は「遷延する症状を訴えられる方に対する診療体制の構築について」と不思議な言葉を使っている。「遷延する症状」とはどういうことか??
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!ゼレンスキー大統領の日本での演説後、「ロシア側にも演説させるべき!」という意見が出たことをどう思う?皇統問題が一般に広がらないのは「尊皇心」という言葉が邪魔しているのでは?アカデミー賞でのウィル・スミスのビンタ事件、先生だったらどうしてた?台湾ではワクチン死が認定され補償金が支払われる例も出ているけど、これは自浄能力の差?…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第459回「マスクは子供の虐待である!」
2. しゃべらせてクリ!・第388回「【前編】」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第253回「“遷延する症状を訴える方”~厚労省のごまかしとワクチン後遺症」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記
第459回「マスクは子供の虐待である!」 普通にマスクを外して出歩けない限り、コロナ禍は終わりではない。
ところが先週あたりからまた新規感染者(陽性者)数が増加傾向に転じたとかで、マスコミは「感染対策の徹底を」と連呼し、マスクの着用を推奨している。
このままいくと今年の夏も、猛暑日に人々がマスクをして出歩くという狂気の光景を見ることになるのだろうか? 3年も連続で!
諸外国ではもうマスクの義務化は撤廃され、ほとんど誰もマスクをしていない。
先月24日にブリュッセルで行われたG7首脳会議でも誰もマスクをしておらず、岸田首相もマスクをしていなかった。
ところが岸田は帰国して国会で報告する際には、しっかりマスクを着けていた。国会議員たちも全員マスクをしていたし、 海外ではノーマスクの日常を取り戻しているのに、日本ではマスクの同調圧力に逆らえないのだ。
29日にトルコで行われたウクライナとロシアの停戦協議のニュースを見ていたら、誰もマスクをしていない中でただひとり日本人記者だけがマスクをしていて、そのマスク姿のままテレビカメラに向かってレポートをしていた。
ものすごい違和感だった。テレビ画面を介して、日本の視聴者にウイルスが感染するとでも思ったのだろうか?
とにかく 日本人は、法律で義務化もしていないのに、マスクを外した顔を見せてはいけないという、強固な観念に縛られ続けている。
週刊ポスト3月4日号に、『感染症の権威が断言「7月以降はマスクを外せ」』という記事が載った。
その「権威」は浜松医療センター感染症管理特別顧問の矢野邦夫という医師で、ワクチンの効果に何の疑問も持っていないなど肯定できないことも言っているが、マスクの弊害に対する警鐘については注目すべきものがあった。
矢野医師はこう語っている。
「人間は生まれてから様々な病原体に遭遇し、それに感染することで抗体を獲得していきます。特に幼少期は、親や同年代の友人の唾液などを介して、病原体に自然に感染するものです。
しかし、長期にわたってマスク生活を続けていることにより、子供たちは水痘(みずぼうそう)やムンプス(おたふくかぜ)、手足口病といった『かかっておくべき病原体』と接触する機会を奪われているのです」
コロナ論シリーズを読んでいる人なら、すぐ納得のいく話だろう。人は、それも特に乳幼児には、 「免疫の軍事訓練」 が必要なのだ。
矢野医師によると、 幼少期に感染すべき病原体に感染せず、抗体を持たないまま大人になって、それから初めて感染すると、重症化や後遺症が残るリスクが高くなる という。
水ぼうそう も成人になって初感染すると重症化しやすいし、 おたふくかぜ だと、睾丸が腫れて精子の数が減少するという。
ヘルペスウイルスの仲間である サイトメガロウイルス は、子供の頃に感染すれば無症状か鼻風邪程度で済むが、大人になって初感染すると、様々な大病を発症することがある。
特に妊娠中の女性が感染すると深刻だという。妊娠初期の女性が 風疹 に罹るとお腹の子に障害が出る恐れがあることはよく知られているが、 サイトメガロウイルスの場合は、お腹の子の目や耳に生まれつきの障害が出たり、小頭症という頭が小さな状態で生まれたりする恐れがある。 しかもその 発症リスクは風疹の数千倍 といわれ、そのうえ風疹のようなワクチンもないのだ。
矢野医師は、こんな怖いことを言う。
「ずっとマスクをしていて幼いうちにサイトメガロウイルスに感染せず、免疫を持てなかった子供たちが20~30年後に妊娠適齢期になった時、目を覆うような事態が待っているかもしれません」
子供たちは既に2年間マスクを着けさせられて、感染しておくべき病原体に感染していない状態にされている。
それで昨年は子供に突然 RSウイルス が大流行したわけだが、 ここで一斉にマスクを外したら、水痘、ムンプス、サイトメガロウイルスなどが同時流行して、小児科の医療が逼迫するかもしれない と矢野医師は言う。また、2年間流行していない インフルエンザ のピークがずれて、夏頃に流行する可能性もあるという。
だがそれでも、夏が来る前にマスクは外させてやらなければならない。マスクの最大のリスクは、 熱中症 だからだ。
マスクをつけると熱が体外に出にくく、体内温度が下がりにくい。また、マスクで口の中が湿っていると喉の渇きを感じにくく、無自覚のうちに脱水症状になりやすくなる。
消防庁の統計によれば、新型コロナでマスク生活が日常化した 2020年の熱中症患者の救急搬送件数は、8月だけで全国4万3000件超で、調査を始めた2008年以降で最多だったという。
コロナで子供は死なないが、熱中症では死ぬ危険があるのだ。
いいかげんにマスクを外さないと、このままじゃまずい。特に子供たちは将来にわたって、さらに深刻な問題を抱えてしまう恐れがある。
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