ただしさん のコメント
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第441号 2022.7.12発行 「小林よしのりライジング」
『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。
毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行)
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」…前々回・前回に続き「表現者クライテリオン(7月号)」のウクライナ戦争に関する論評の批判である。この特集の冒頭に収録されているのは藤井氏と元外交官・東郷和彦氏のオンライン対談である。しかしこの東郷氏は外務省時代、鈴木宗男の下僕のような存在で、北方領土の「二島返還先行論」という売国策を推進していた張本人であり、その発言は、以前から「ロシアべったり」だとさんざん批判されてきたのだ!「第三者」として「冷静に」「淡々と」見ることが重要と言いながら、完全にロシア側のプロパガンダに乗っかった、デマと陰謀論だらけの対談を徹底批判する!!
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…世界3大通信社である、英ロイター通信、米AP通信、仏AFP通信をはじめ、PCRをやめて集計を終えた国が増えているが、日本では毎日感染者数が発表されつづけ、陽性者数の推移を表示したサイトがいまだに重宝されている。そんなマスク村・日本では、とうとう学者からこんな発表が登場した…〈豪雨時のマスク避難はアリかナシか?〉…そんなことわざわざ実験などしなくても常識でわかりそうなことだが、大真面目に研究している学者がいるのだ。コロナを煽るのではなく、水辺でのマスク着用の危険を煽れ!!
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」…小学生くらいの子供がいたとしたら、マスクを外させるために学校や教育委員会とどのように戦う?「日本はロシアとウクライナの交渉の橋渡しをして停戦に尽力すべき」というのは可能だと思う?クライテリオンの藤井氏らは、むしろ西部邁氏の後をしっかり継いでいるのでは?日本のNATO加盟は可能?安倍晋三氏が殺されたことに同情していない自分はオカシイ?統一協会を野放しにしていた行政にも責任があるのでは?安倍晋三氏の国葬をどう思う?…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第470回「怒りのデスロードだぜ!」
2. しゃべらせてクリ!・第397回「へむむ~っしゅ! 男の涙は武器にならんとでしゅか?の巻【後編】」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第264回「取り残されたマスク村・日本のヤバさ」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記
第470回「怒りのデスロードだぜ!」 あんな事件が起きてしまった以上、安倍晋三や統一協会について書かないわけにはいかないのだが、それは次回以降にする。
それよりも先に、前々回・前回と続けている「表現者クライテリオン」7月号のウクライナ戦争に関する論評の批判を済ませなければ、これがすっかり霞んでしまいかねない。これだけは、どうしてもやらねばならないのだ。
同誌は「『ウクライナ』からの教訓」と題して約100ページにもわたる特集を組んでいるのだが、ライジングで2回書いても、まだ藤井聡編集長による巻頭言と、藤井氏が筆者であろう匿名の巻頭コラムしか批判できていない。それほどまでに酷いのだ。
今回はようやく特集そのものを扱うことができる。その冒頭に収録されているのは、藤井氏と元外交官・東郷和彦氏のオンライン対談である。
わしは藤井氏らと本を出す予定だったが、「オンライン」で話して作ると言われたので断った。しかし藤井氏にとってはオンライン対談での記事づくりは普通のことらしい。
対談の冒頭、藤井氏はこんなあいさつをする。
このたびはお時間をいただきまして、ありがとうございます。我々『表現者クライテリオン』は、東郷先生もお付き合いいただいていた西部邁先生がつくられた『発言者』『表現者』の後継の雑誌としてやっております。
わざわざ「我こそは西部邁の後継者なるぞ」と宣言してから対談を始めることに違和感を覚える。権威主義的な態度に見えて、つい顔をしかめてしまった。クライテリオンは皇室論にしろ、ウクライナ問題にしろ、西部の思想を受け継いでいるとは到底思えないから、なおのことそう思わざるを得ない。
続けて藤井氏は、対談の趣旨をこう説明する。
今回の企画は「『ウクライナ』からの教訓」です。テレビ・新聞・雑誌を見ると、「ロシアの軍事侵攻は許されざる暴挙であり、ロシアが全面的な悪でウクライナが完全に被害者である」という勧善懲悪のストーリーになっています。
それで何も悪くないはずなのだが、藤井氏はそれにこう異議を唱える。
もちろん、そういう側面があることには同意するのですが、それ以外の様々な文脈もあることもまた事実です。そうである以上、アメリカ・ウクライナ側の激しいプロパガンダ戦も割り引きながら、第三者の視点で冷静にウクライナとロシアの戦いを眺め解釈し、淡々と教訓を引き出していく必要があります。
要するに、 「『ウクライナ=善、ロシア=悪』以外の視点もある」という「価値相対主義」 を言っているのだ。
だが、そんなことを言い出せば、これは間違いなく前々回に詳しく批判した 「どっちもどっち論」 に行きつく。
( https://ch.nicovideo.jp/yoshirin/blomaga/ar2106378 )
それは確実にロシアの「悪」から目をそらし、ロシアの味方をする結果となる。そう批判されるのが分かっているから、藤井氏は 「もちろん、そういう(勧善懲悪の)側面があることには同意するのですが」 という逃げの一言を用心深く、忘れずに入れておくのだ。その学校秀才優等生的臆病さには、もう笑うしかないが。
そもそもロシアの国際法無視、ウクライナ侵略というあまりにも明らかな事実を目の前にしながら、なおも 「第三者の視点で」「冷静に眺め解釈し」「淡々と教訓を」 なんて呑気なことを平気で言っていられる藤井氏は、日本人としての立場を完全に忘却しているとしか思えない。
日本とロシアの間には未だに第二次世界大戦の講和条約も締結されておらず、北方領土を不法占拠されたままである。
ロシアは日本にとって「敵国」であり、しかも「隣国」である。ロシアに侵略されているウクライナのことは 「明日は我が身」 として見なければならないのだ。
それを全くの他人事のように「第三者の視点」だの「冷静に」だの「淡々と」だのと言えるのは、価値相対主義に芯まで染まって、日本人としてのナショナリズムを完全に失っているからである。
ナショナリズムのない保守なんて、ありうるのだろうか?
そんな藤井氏は、北方領土問題に関してはこう言っている。
しかも、日本はロシアとの間で北方領土問題を抱えています。そうした関係がある中で、単に欧米と同じ論調でロシアを非難し、ウクライナを支援するだけでは適当とは言い難いように思います。
何を言っているのだろうか? 北方領土問題があるからこそ、ここは欧米と歩調を合わせてウクライナを支援し、ロシアを追い込むべきじゃないか。 ロシアが徹底的に弱体化した時にこそ初めて北方領土返還のチャンスが生まれるはずであり、むしろ領土拡張に意欲を燃やす「帝国主義化」しているときに、北方領土を日本に返すなんて、100%ない!
今回に関しては欧米と協調すること日本の国益になるのだ。
ところが、藤井氏は決してそうは考えない。むしろ欧米とは違う論調を探るべきだと思っている。
藤井氏は、どの立場にも立たずに高みに上り、「第三者」として「冷静に」「淡々と」見ることが「中立」で「客観的」で「知的」な態度であり、これこそが知識人たる態度だとでも思っているのだろうか? だとしたら、あまりにも単純で幼稚な感覚だと言うしかない。
以上、疑問だらけの前口上を述べた上で、藤井氏は本題に入る。
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!
北村の声がするじゃああ〜りませんかあ。久しぶりに見ました、パンツ北村。なんかサッパリした顔してます。
サル痘・国内初感染なんて申し訳程度に取り上げていましたが、メインはそっちじゃないことくらい、すぐ察しが付きます。
とっととサル痘の話題は済ませて、十八番の新型コロナの話題に。
テッパンの日本地図、いままでだと感染者(ホントはPCR検査陽性者)数が増えた真っ赤に染めた県がどんどん増えてく頃だと思うのですが、早くも黄色ばっかしになってます。赤い県は一県くらいでした。
シレッと無かったことのように振る舞うのが得意なテレビマンたち、テッパン日本地図の表記を感染者数じゃなく、ちゃっかり検査陽性者数なんて表記もしていました。
重症者数も死者数も、全国では一日それくらいになるだろうってくらいの数です。
東京はPCR陽性率が50.某で、最高レベルとか言っていましたが、この表記もちゃっかりしています。
間が空いたから、みんな細部までは覚えちゃいないだろう、俺たち何もおかしいことしていなかったぜ、みたいなモンで、シレッと何事もなかったかのように振る舞い始めた番組。
最初、2類から5類へなどという話題を堂々と扱います。今まで何度もあった医療逼迫ピークの時には、一切避けていたクセに図々しいです。
パネルでバタリアンのオバンバのような顔した尾身が、『そろそろ対応を現状に沿ったものにしていくべき』なんて、どの口が言ってんだってセリフを紹介されたり、ペテン師や詐欺師だらけの出演者たちも5類なんて堂々と口にしたりしていましたが、
『5塁だと自己負担もある』
この一点のみを強調して、ネチョネチョゴニョゴニョまだ早いとか反対してみせる番組。
パネルの山際経済再生担当大臣も『2類、5塁とかではなく』現状を見てとかトンチンカンな内容の発言を。
2類、5類とかなんだよ、山際! この際それだけ考えてくれればいいよアンタは、瀬戸際、じゃなかった山際!
きっと敢えて番組で取り上げて、自己負担があるということを言うことで、5類変更を潰す腹づもりなんだと思います、番組としては。
パネルなどにして見せはしますが、北村、菊間、玉川と訳の分からない変な理屈をこねくり回して、まだ早いと言う結論に全員で持っていました。
薄っぺらい発言の数々は全部端折りますが、玉川が視聴者に再度恐怖を植え付けようとした発言、
『6波のときでも一万人死んでるんですよ。』
の時に、急に思いっきりキャメラ目線になってコッチに語りかけていました。あんな玉川、初めてでした。
パネルコーナー後半は、新型コロナ後遺症についてでした。
リモート出演のインチキ医師は、目白もちづき耳鼻咽喉科という所の望月優一郎院長って人。
羽鳥から『望月センセ、○○なんでしょうか?』『○○なんですよね?』みたいに何度か話を振られるのですが、
『○○なんじゃないかなあと思います。』
とか、まあハッキリと断言するのは避ける望月センセ。科学的というよりも保身です、望月センセは。
パネルを羽鳥がネチネチネチネチはがしていくと、コロナ後遺症の色々な、様々な症例が紹介されていきます。ほとんどが女性でした。
ただ、ワクチン後遺症だろそれ、と思うのばっか。ワクチン接種歴などは絶対に表示しません。
望月も歯切れが悪いです。
コロナ自体は軽症でも後遺症が重いケースもあるとか、嘘八百みたいなことも平気で言う望月ですが、羽鳥に『望月先生、○○ということですよね?』と聞かれると、『そうです…、よねえ。』みたいになる望月。
厚労省のコロナ後遺症の定義なんてのもパネルで紹介していましたが、どうなのでしょう?
コロナ後遺症が一年続いている人も何割だかいるとかパネルに出して説明していましたが、そのグラフ信ぴょう性あるのかなと思えて。『いろいろな症状がありますので』ばっかり言う望月だったりで、怪しいです。
北村は、『われわれはコロナで初めて体験した多くのことを』とか、『どこの医学書にもない』とか、風邪など診たこともなかったと白状したようなものでしたし。
脳に霧がかかったようになるブレインフォグという症状を、コロナ後遺症の中でも特に大大大大的に喧伝していました。
『ワクチン2回打った男性は出にくいと言われている』なんて望月。
誰に言われているんだ望月!?
『分からないことが多いブレインフォグ』と北村。
じゃあコロナの後遺症と断定出来ないじゃないかバカ!!
羽鳥の瞼もいい具合に腫れぼったくなっています。
結局、番組としては、ワクチン後遺症をぜ〜~~んぶコロナの後遺症ってことにしちまえ〜!!ってことのようです。
パネルにあげる症例が、全て怪しいワクチン接種のようでしたし、コロナの罹患歴ばっかり示してワクチン接種歴は絶対に書かれていませんでした。
『後遺症になっている人にワクチンを打つという研究も行われている。』
などと言い出す北村。
『何も変わらなかった人がほとんど。』
『悪くなる人もいた。』
オイオイオイオイ!
羽鳥
『さ、新型コロナのゴニョゴニョゴニョゴニョ…
後遺症!!(←声がデカくなった)についてやっていますけれども…』
パネルコーナー、自己負担が増えると言いまくり2類から5類へ落とすことを妨害しようとする前半と、ワクチン後遺症は全てコロナ後遺症ということにスリ変える後半でした。
LINE質問コーナーでガンガン質問を送ったのですが、質問コーナーがなかったです。
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