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.      る       .さん のコメント

…………。。。。

…もう終わりですよ日本は。。。
キャンセル·カルチャー?キャンセルカルチャー?σ(ФωФ;)チョットカッコツケテ キャンセル·カルチャー ニスルニャ…


けれども、過日の「名古屋ゴー宣DOJO」お疲れさまでした。🎉

「権利」と「権理通義」、「平等」と「同等」、
はあ!なるほど!勉強になったなあ!と。
権理通義は義心・公心であり、権利は利己心・私心の主張ということですか。ヒュ~♪(*’▽’ノノ゙☆°⌖꙳✧˖

前回の「大東亜戦争」にしても、「キャンセル・カルチャー」にしても、
それこそまるで『1984』のように、支配する側の者にとって都合の悪い言葉は、現実にどんどん消去されていっているということですな。
その言葉にまつわる思想、思考回路ごと。

そうしてただただ権力者、マスメディアも含めて権力者のエゴに支配・洗脳されやすい学歴秀才・学歴畜群ばかりが量産され、
ほとんど騒ぎ立てる者もないまま、皇室も消滅させられて。。。。

その果てに出現するものとは?

嗚呼!もう日本はおしまいDEATH!と。。。


『日本人論』、ヒガシこと東山紀之社長は読んだのかどうか?
個人的な話で恐縮ながら、私はジャニーズにそれほど思い入れはないですが、
ヒガシは子供心にカッコいいなあ!と憧れていたものでして、あの記者会見のベタ折れ具合は悲しい限りでしたが、
あの後、本当に読んでいたとしたら、そりゃ嬉しい限りですなあ。ヒッガシ!ヒッガシ!♪o((〃∇〃o))((o〃∇〃))o♪イイゾ!ファイト!💪

できることなら、モビーン・アザーや日本のマスコミ連中に対するシールドとして、前面に掲げてみせてくれたら、心踊るのですけどなあ!と。
「うおっとっと~い!誹謗中傷ですとな!?そっちこそ言論封殺じゃね?あんたらの手口はお見通しよお!これにしっかり描いてあるんだからなあ!なあ!」と、チンマイ メダカミタクオモッテルッシュカ?(σ°"皿°)dミ グッピー ンナヨ!…ミタイナ
モビーン・アザーのあの口をもっとひん曲げてやれ!ヤツガシラガニナッタノハ…σ(°″゜)カレノナカデナニカガコワレタトイウ エンシュツカナ!?🪛🧙‍♂️
玉川徹の額をもっと後退させてやれや!みたいな。アノ“バカ”ハ…σ(´゜°`;)アンテイテキニ ケイショウサレテイクモノ…?👼👥️


けれど、どうなんでしょう?と。
『日本人論』、Amazonではベストセラー1位になっていますが、重版はまだかかっていないとのこと。
それって実際のところ、どれくらい売れているものなのでしょうか?

そもそも、マスコミは一切取り上げない、取り上げようともしない。
この『日本人論』に限らず、『愛子天皇論』などもそうですが、果たして・・・


そう、私は自分自身ではまだまだライトな『ゴー宣』読者だと認識しておりますが、タシカニ コアナカタガタニ…(((*´艸`*;)°。゜オチカヅキニナルノニ チョットニノアシヲ…💔
言うてももう読者歴29年、客観的に見れないところがあってもおかしくはない、気づきにくいということがあってもおかしくないかもしれません……。

かつて朝日新聞は、『戦争論』にはフルパワーで反発したけれど、結局論破できず、
以降、「小林よしのり」をスルーするようになったと。

それってもしかして、いや多分恐らく、世間一般、というかマスコミ大衆においては、
「小林よしのり」というのは、もう既にキャンセルされた存在なのかも???

………
もう終わりじゃないですか、そうだとしたなら、日本は。。。。💨=͟͟͞͞🇯🇵=͟͞🕳


けれど、『1984』或いは北朝鮮のような閉鎖した国ならともかく、
過去を完全にキャンセルなどできるのか?と。

沙弥は一郎の過去を完全にキャンセルし、蜜子と夫婦にすることに成功した…ように見えるけれど、
真黒刑事や工藤漫珠、どんなに逃げようとも、目を向けまいとしても、過去に必ず追いつかれてしまうものではないか?と。

そう、過去から逃げれば逃げるほど、幸せも逃げていく。人生も逃げていく。
過去に向き合ってみれば、案外「大したことじゃない」で済むことかも知れなかったり?


それでも、過去を否定した、その先にあるものとは果たして・・・?🛣ꉂꉂ💋


(🕶)(🕶)


ところで、大須賀様とゴー様、よしりん師範の仰られたように、今回はいい感じでしたな♪オナジドクシャトシテ…٩(ˊᗜˋ*)وジツニウレシイ♪タノシイ♪タノモシイ♪ココロオドル♪ウラヤマシカ~♪🍲
言うても、お二人ともプロの現場でそれなりに場数は踏んでいらっしゃるでしょうから、当然の結果とも言える?👠👠👠👠スタタタン♪

誰だって最初は、質問者の皆様のように、あの小林よしのり大先生を前にしたら、
緊張しきりで上手く要領よく伝えられないものでしょうから・・・。ソリャ ワタクシナンテ キットマイアガッテ…🌪σ(´﹏`*;)ゞ°。゜シ ドローン モ ドローン デシュヨ…☄️

けれど今回は、いよいよ「ゴー宣DOJO」の舞台においても、本領を発揮されたと。
もう私的には今後は、「大須賀師範」「ゴー師範」、DOJOの外では「ゴー先生」「大須賀先生」でいいんじゃないかと。アツクナッテキタコロダシ…🌻🎋ሣ( ᢲ )ሥ🎐👙サマー ニナッテキマシュタネ~♪ミタイナ

だふね隊長、よっしー様、しろくま隊長、後に続かれたし!🏆


ただ、今回私めにとって最も印象深かったのは、泉美木蘭師範!ヒサシブリトイウコトモアッテカ…ꉂꉂ(ᵔ▿ᵔ*)9トッテモ ハリキッテイラシタカンガ💃
やっぱり論客としてもエンターテイナーとしても、木蘭師範は一つ頭抜けているよなあ!と、もう感心しきりでした♪アノスバラシイ ハンシャシンケイ…°⌖꙳✧˖( ॣ•͈∀•͈ ॣ)ミンナ ホレ ボレーショット リマシュヨ…☀️🎾

「歌謡曲を通して日本を語る」を始め、次から次へと新しいことに挑戦していって、
ついつい私めも目新しいものへと関心が行きがちになっていましたが、
今回、実に久しぶりによしりん・もくれんの素晴らしい掛け合いを見せつけられまして、
たまには一旦立ち止まって、以前の喜び・楽しみを振り返ってみれば、また得られるもの、学べるものはあるものだよな~♪と。
♪3ポアルイテ 2ホサカマル…(o゚∀゚)=○)´3`)∴ジンセイハ ワン·ツーパンチデスナ🎡🚶‍♂️🚶‍♀️🚶🚶‍♀️‍➡️🚶‍♂️‍➡️🍦

秋の「歌謡曲を通して日本を語る 福岡LIVE」、
もくれん ON STAGEもあり得る!??
或いはもくれん・チェブリンの夢の共演とかも!?!?
モクレンセンセイノウタゴエ…🦫\\\\щ(✧∀✧)੭ꠥ⁾⁾////キキタイ!キキタイ!キキタアア~~イ!!ミタイナ🚅


で、今回の「トンデモ見聞録」、DOJOで語られたことの深掘りですな。

フランス革命後に、GODを否定した人々が、その代わり理性をGODの代わりにして、
理性アレルヤ!アーメン!天のいと高きところにホザンナ!と。
・・・アホか!と。

いや、アホというか、
要するに長い歴史の中で、欧米人はキリスト教以外の信仰の仕方というものを知らないから、そういうことになっちゃったということなのではと。

ジャコモ・プッチーニ作曲の歌劇『蝶々夫人』は、
日本、より正確には“欧米人の幻想の中の日本”が舞台ですが、タシカ ゲンサクハ…ੴ🇺🇸ノショウセツダッタカト……ミドク
その中で、日本人女性の「蝶々さん」が、キリスト教の「主よ、我を見守りたまえ」のノリで、「イザナミ…イザナギ…猿田彦…」とお祈りを捧げるシーンがあります。

我々日本人からしたら、違和感だらけのなんかとっても気持ち悪い日本人像なのですが、🩸
あれも、欧米人が他の宗教・信仰を全然知らないということからあんな風になっちゃったということなのでしょう。


或いは、リヒャルト・ワーグナー作曲の楽劇『ニーベルングの指環』と『ローエングリン』。

前者では、主神ヴォータンが契約の文字を刻んだ槍の絶大な権力によって世界を支配していたけれど、“オーディン”ノホウガトオリガイイカ…📺️🎮️ϵ( 'Θ' )϶ザンテツケンハ ナイケドネ…
その槍を英雄ジークフリートによって破壊されてしまい、最後は居城ヴァルハラが炎上し、
そして妻の婚姻の女神フリッカ、美の女神フライア、幸福の神フロー、雷の神ドンナー、戦の女神のワルキューレたちともども、神々の世界は没落したと。

そして後者では、十字架にかけられたイエス・キリストから流れる血を受けた聖杯を守護する騎士のローエングリンと、
ヴォータンら前述の『ニーベルングの指環』の神々を信仰し、その神聖の座を奪ったキリスト教と、かつての神々に背信したキリスト教徒を憎む魔女オルトルートが対決すると。


詳しいことは知りませんが、欧米にも元々多神教はあって、
けれど異教を認めないキリスト教原理主義によって駆逐されてしまった、という歴史があるのかなと。『ヒノトリ』ニモ…σ(゜щ°;)ソレニニタハナシガアッタカト…

そんな歴史の中で、異教はオールキャンセル、異端はオールキャンセルという感覚が継承され、
十字軍、魔女狩り、異端審問からフロンティアスピリッツ、ナチス・ドイツ、グローバリズム、
そして今日のキャンセル・カルチャーと、現代まで繋がっていることかと。

かつては宣教師がまずやってきて、然る後に侵略・植民地化というような大航海時代の感覚、
現代においても、
「同等」のインターナショナリズムでなく、すべてキリスト教の価値観で「平等」におしなべて平定することこそが正しい、神の道と、
多少形を変えても、その押しつけがましい感覚は今も欧米人には残っているのかと。コレモ…a(ಠДಠ;)『センソウロン2』ニアッタカト……


闇はけしからん!主はすべてお見通しだ!すべてGODの光の元に平等にさらせば、すべては天国は地上に到来し平和になるのだと。
…おいおい、キリスト教にせよ理性主義にせよ、その行き着く先はディストピアなのか?と。
結局、欧米人の文明とは、ディストピアを目指す宿命にあるのか?と。

人権も、正義も、リベラリズムも、はたまた学歴社会だって、
どんな綺麗事も突き詰めていったら、とどのつまりは全体主義、ディストピアを目指すことになるのだろうなと。

単一のイデオロギーで、闇が、陰翳が一切無くされてしまえば、
その他のカルチャーは全てキャンセルして、痕跡を一切消してしまったら、
もはや思考も思想も何も要らない生き物になって、権力者の牧場で畜群となって、ただ与えられた餌を食らって生きるしかなくなる?


というわけで、『日本人論』について私見を述べさせて頂けますなら、
『日本人論』がもっと読まれ、「キャンセル・カルチャー」とは凶暴に文化を殺す凶悪な死神の鎌であり、
その先に死の世界、ディストピアを建設するイデオロギーがあるということを分からしめるべく、
ディストピアの古典的名作『1984』も一緒に薦めるというのも、なかなかイケてるのではないかな?と。ドントシンク…(๑•̀ •́)و…フィィイル!


(▼″▼)(●″★)(✪″❂)


学歴秀才・・・


私は建設現場で働いていますが、
そこでは健康な身体と算数と国語さえある程度できれば、学歴なんか屁の突っ張りにもなりません。チュウソツ·コウソツバカリ…(∵;)ワタシトオヤカタクライ…ブラームス『ダイガクシュクテンジョキョク』👨‍🎓🎶
それよりも経験値の方がよっぽど重要視されますから。コナイダノゲンバ…8ワリカタ…(; ꒪˘꒪)🇨🇳ジン·🇻🇳ジン……モウオワリデスヨ ニホンハ。。。

この前、ある釣りの動画で、こんなことを言ってました。
魚があんまりいないところで、いくら釣りしたところで、上達なんかするわけない。
魚をかけてかけてかけまくって、場数をたくさん踏んで、それで釣りは上手くなっていくものだと。🎣🎣🎣🎣🎣🎣🎣🎣🎣🎣🎣🎣щ(`∀´)9❀レベルアーップ!👾ミタイナ

20世紀最大の指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンは若い頃、作曲家リヒャルト・シュトラウスの前でその楽劇『エレクトラ』を演奏し、演奏後に、44歳上の作曲者本人にアドバイスを求めたところ、
「まあ、もう五年も指揮していれば変わってくるよ」と、
とにかく経験・研鑽を積んでいくことの重要性を学んだそうな。


以前本で読んだ覚えがあるのですが、
人が何かを学ぶのにおいて、
①視覚で学ぶ
②話を聞いたり書いたり、言葉で学ぶ
③実践して身体で学ぶ
の3通りがあると。

どれが得意かは人によるし、どれか一つというよりも3つすべて駆使して学ぶのがベストであると。ワタシハタブン③…๛(´・・`)ドウガミテモ ツリバニイッタラ ホトンドボウキャク。。。。🐔
しかし、実際の学校教育は②ばかりに重点を置きすぎているようなので、
実際には能力があっても、単純計算で学生の三分のニは勉強を苦手と感じてしまうようになるんだとか。


学歴秀才としてもてはやされているからって、所詮はそんな学校教育という一つの基準のみにたまたま上手く適合できたってだけのこと。
そして「学歴」というのが、権威主義者からしてみたら、一番分かりやすい基準というだけのこと。ルパン3セイハ トウキョウダイガクシュッシン…(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤*)トウザイケイホクダイガクシュッシン……👅

例えば、漫画家小林よしのりと、弁護士倉持麟太郎或いは茅野豪、
よしりん先生は法律関係は弁護士お二方には敵わないけど、一方で、弁護士お二方は漫画のスキルでよしりん先生には到底敵うわけない。
どちらが優れているか?といったら、そんなの経験が違うってだけの話じゃんということ。エサヅリト ルアーヅリ…(ू•‧̫•ू⑅)タンニ コノミノチガイヨ…

人それぞれ経験してきたことは違うわけで、
それより、日々の中で常に何かを確実に一つ一つ得て積み重ねてきたか、人間として日々成長・成熟しているか、
それとも他の動物のごとく、同じ1日同じ一年をただ惰性で漫然と繰り返してきたか、
「ゴー宣DOJO」に参加し、思想すれば、そりゃどんな人でも走り出したくなるものさ♪なんて。デショデショ♪( •ॢ◡-ॢ)-🧚‍♂️🧚‍♀️デガショウ♪デヤンショウ♪


また、釣りの動画での話ですが、
一つのメソッドを教わって、それを実践してもなかなか釣れるようにはならないけど、
そのメソッドをとにかくひたすらやり込んでやり通しているうちに、ある時突然釣れるようになってきて、自信を持てるようになると。
一匹釣ったら、二匹目三匹目が釣れるようになり、十匹目の時には一匹目のときより早く釣れるようになると。

そうやって「通電」すると、つまり釣った感覚を完全にモノにできると、釣れるようになって、
教科書的なメソッドというのは、実はその先にあるものなんだと。

言われてみたら、暗記ばかりの学校教育で「通電」したものなんて・・・
私は生物だけはやたら得意でしたから、あれだけはなんか通電してたのかな??🐑⚡୧😈9⚡🌺


とにかく、教科書の知性・知識が通り一遍ななものでなく、
その知識をちゃんと活用できるよう、庶民の「感性」「悟性」にちゃんと通電しているかどうか、ということでしょうか。アア…ツマリハ…(∗❛ัᴗ❛ั∗)「オンシ🐜サン」ノハナシデスナ…🔎

でないと頭でっかちになって、それを技の一つとして幅広く使いこなせず、『ルロウニケンシン』ノ「ガトツ」ダッテ…( ॣ•͈૦•͈ ॣ)0シキカラ3シキマデネ…
「わたしは信じる、ひとつの主を、ひとつの理性を、アーメン」となると・・・・ヨウハ…((*`Ψ´))σジュンスイマッスグクンネ…🤍👩‍🏫🧑‍🏫🤍

ですから、あの世間知らずな山口真由なんていい例で、
学歴だけみたら彼女は確かにどえらいものですが、いわばそれって他の一切合切をキャンセルしてきたようなものだから、
それこそ先述の『蝶々夫人』のヘンテコな日本人像みたく、
それこそザビエルやモビーン・アザーなどの、異教を認めず問答無用で他の信仰、信仰の様式をキャンセルしてきたキリスト教の歴史を持つ欧米人のように、
日本の庶民感覚に通電してないところがあって、ところどころ世間ズレしちゃって、竹田恒泰みたいなものを……ということに。。。

我々も「権理通義」なんて言葉を教わったからには、
通電して自分の血肉となるまでとことん使い倒してみましょうやと。『キメツノヤイバ』ノゼンイツ…( ੭•͈ω•͈)੭⚡“1ノカタ”ヲ シンソクマデショウカ…ミタイナ


No.76
1週間前
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第502号 2024.4.30発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…一昨日に投開票が行われた衆議院補欠選挙の東京15区は、小池百合子都知事が推した作家の乙武洋匡が、なんと百田尚樹の「日本保守党」の候補をも下回る5位落選という大惨敗を喫した。もうこれで小池百合子の影響力など完全に消え失せ、国政復帰など夢のまた夢になったとも言われているが、その選挙の前にまたも話題が再燃していたのが、小池の「学歴詐称疑惑」だった。法的にいえば、公職選挙の候補者が経歴を詐称した場合、公職選挙法違反の犯罪となり、有罪確定の場合は当選無効となる。しかし、そもそもわしは学歴なんかクソ食らえと思っているから、その攻防そのものがバカバカしくて見ていられなかった。なぜいつまで経っても「学歴信仰」が蔓延るのだろうか? ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…過去、キリスト教を布教させようと数多の宣教師が日本に渡ってきたが、当時の日本人は、他国の文化に対してまったく不寛容な宣教師の傲慢さを見抜き跳ねのけてきた。ところが、それから500年近く経った現代の日本では、「人権」という言葉が「ただ1つの真実」として猛威を振るい、警戒心を抱かれることもなく、「人権遵守」のために、日本人みずから自国の文化をキャンセルしてしまうまでに布教と洗脳が進んでいる。ではその「人権」概念が生まれたフランス革命において、いったい何が起きていたのか知っているだろうか? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」…1000万部もコミックが売れると、原作者の生活水準はどのくらい変化するもの?障害者は人権を盾にしなければ戦えない!刑務所で何年も安らかに最期まで過ごしている凶悪犯などについてどう思う?家族でテレビのチャンネル争いをした記憶はある?自分が好きな歌手が憲法9条護持の左翼であっても気にしない?女性の管理職が増えるのは構わないが、それは実力が認められる形で行われるべきでは?日本の大ヒット漫画を生み出している作家は社会的にもっと評価されていいのでは?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第531回「まだ学歴信仰?」 2. しゃべらせてクリ!・第457回「春はとにかくめでたいぶぁい! 歓迎の嵐ぶぁ~い!の巻【後編】」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第325回「フランス革命に見る“人権カルト”の誕生」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第531回「まだ学歴信仰?」 「作家の全てはそのデビュー作に表れる」 とよくいわれるが、その言葉は確かに当たっているなと、わしもデビュー50周年を前にした今、そう思っている。  一昨日に投開票が行われた衆議院補欠選挙の東京15区は、小池百合子都知事が推した作家の乙武洋匡が、なんと百田尚樹の「日本保守党」の候補をも下回る5位落選という大惨敗を喫した。  もうこれで小池百合子の影響力など完全に消え失せ、国政復帰など夢のまた夢になったとも言われているが、その選挙の前にまたも話題が再燃していたのが、小池の「学歴詐称疑惑」だった。  今となっては、もう小池がカイロ大学を出ていようがいまいが、そんなことはどうだってよかったということになるが、わしとしては「学歴」なんてものが何度も何度も持ち出されて来ること自体が、不快でたまらなかった。   法的にいえば、公職選挙の候補者が経歴を詐称した場合、公職選挙法違反の犯罪となり、有罪確定の場合は当選無効となる。  もしそうなれば小池の政治生命は完全に終わることになるから、小池の失脚を狙う側は何度でもその問題を持ち出すだろうし、小池は必死で防御するだろう。   しかし、そもそもわしは学歴なんかクソ食らえと思っているから、その攻防そのものがバカバカしくて見ていられなかった。  卒業しているかどうかなんて、卒業証書か関連の書類を出せば一発で証明されて終わる話なのに、それがこれだけ何度も蒸し返されるということは、小池の側が未だに卒業したという決定的な証拠すら出せていないのだろうと思えるが、もし本当に学歴詐称だったとしたら、小池は日本国内の学歴では足りないから「カイロ大学卒」なんて学歴を持ってきて、箔をつけようとしていたということになる。  そしてこれに対して、学歴が違うということばかり責め立てていたら、 結局はどっちが勝とうが「学歴が大事」という印象を広めるばっかりになるわけで、わしにはそれが許せなかったのである。  繰り返して言うが、わしは学歴なんてクソ食らえと思っている。   そして、そのことはもうデビュー作『東大一直線』で描いている。  そもそも『東大一直線』は、学歴社会を批判するために描いた作品だった。   主人公・東大通は、この社会は受験戦争に勝った学歴のある者の天下だということを 脳の右半球の直感 で悟り 、学歴のない奴はクソだと言いながら、受験勉強に猛進する。 ところが肝心の受験勉強に必要な、 脳の左半球の論理的能力 がパーだった というキャラである。  その姿を通して受験戦争の滑稽さを描いた作品は大ヒットして、続編『東大快進撃』では東大安田講堂の崩壊を描いて終わっていった。  わしはこれで学歴社会のバカバカしさは描き尽くしたのだが、それから40年以上経ってその認識が浸透したかといったら、全然である。やっぱり今も学歴がもてはやされる世の中は続いているのだ。   テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」が山口真由をコメンテーターにして、この人は東大を出て、ハーバードも出て、とにかく凄い人なんだというイメージをこれでもかとばかりに大衆に刷り込んだのも、その典型例といえる。  わしから見れば、山口真由なんかただのバカとしか思えない。何しろ皇室に関することを竹田恒泰の本を読んで勉強して、間違った事ばっかり言っているような始末なのだから。  わしは学歴というものに何の憧れもなければ、何の幻想も持っていない。テストの出題者が求める解答を書く技術に長けているだけで、そもそも出題者が間違っているのではないかという疑問など、間違っても浮かばないのが学歴秀才というものなのだ。   ところが未だに新聞には毎年、大学入学試験の問題と解答が何面も使って掲載されていて、あれを見ると、無駄に紙面を使うなと言いたくなる。  そして、それよりもっとわからないのは 週刊誌の大学合格者報道だ。  かつては「東大合格者全氏名」なんてものが載っていて、さすがにこれは個人情報保護ということでやらなくなったが、その後も 「大学合格者高校別ランキング」を毎年「週刊朝日」と「サンデー毎日」が競って載せてきた。  しかし昨年「週刊朝日」が休刊になり、もうそんなバカな企画は一誌だけになったかと思っていたら、なんと朝日はこれを「AERA」に移して継続したものだから、びっくりしてしまった。  しかも 「AERA」はその号だけ定価もページ数も増大した特別号にして、全192ページの雑誌のうち116ページをその特集に費やしていた。 そしてその号の巻頭特集は「上司と部下 飲み誘うのムズすぎ問題」というあまりにもどーでもいい記事を組んでいて、どっからどう見ても「大学合格者高校別ランキング」のためだけに出された雑誌という体になっていた。  どの高校から名門大学の合格者がどれだけ多く出たかなんて、報道する必要があることとは到底思えないが、しかしそれが、これだけ特別扱いするほど商売になる企画らしい。あまりにもバカすぎて、わしには意味が一切わからない。  学歴信仰のインテリ知識人がいかに醜いかという実態は、有難いことに香山リカがしっかり見せてくれた。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!