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yan ryuさん のコメント

小林先生はじめ師範の先生方、設営隊の皆様、2日間連続のDOJO開催、お疲れさまでした。
遅くなりましたが、大阪ゴー宣DOJOの感想、こちらに書かせていただきました。

第117回「週刊文春を糾弾せよ!」第118回「女性活躍とは何か?」全く異なるテーマに見えてましたが、
実は根底では繋がっていたと感じました。
まず、「週刊文春を糾弾せよ!」では、倉持師範の赤裸々な体験談を伺い、そこまでやるのか!?と感じました。
家に小石を投げるって暴行罪にあたるのでは?そんな人たちの「表現の自由」が守られて平穏に暮らす権利が妨げられる
ということに憤りを感じました。
大衆の「嫉妬」「妬み」に火をつけて商売にする「嫉妬資本主義」というような週刊文春ですが、その大元を辿っていくと
「戦後民主主義」に突き当たるということに気づかされました。誰もが平等という平等思想(なのに一方で「個性が大事」
と押し付けられる面もありますが。)が妬み、嫉妬を増長させてしまっている。ユートピア思想は危険だと小林先生が以前から仰られていたことを思い出しました。第2部で「梨本勝はどこへ行ったのか?」と質問されていた方がいたのが印象的でした。昔から、ワイドショーで芸能人の不倫や不祥事は取り上げていましたが、みんな「そんなもんでしょ」みたいな感じでプロレスのような感じで観ていたのに、今ではそれがキャンセル・カルチャーに結びついてしまっている。小林先生の仰った「物語」の喪失が、リアルを危うくさせていて、その一つの現象がキャンセル・カルチャーであり、陰謀論の台頭とも感じました。この国に残された、神話から続く皇室と国民の物語…これだけはなんとしても護らなければ感じました。(くりんぐさんが質問された共同親権も絡んでくると思いました。)

そして、翌日の第118回「女性活躍とは何か?」
「女性活躍」と「女性の地位向上」は違うというお話は目から鱗でした!
資本主義への動員としての「女性活躍」は、結果的に非正規雇用に女性を押し込めてしまっている。
そして「女性の地位向上」は企業での出世ではない!一番、敬意を払わなければならない女性は子育てをしている女性!
なのにその人たちが追い詰められている現実…「子供は国の宝」当たりまえのことをどうして私たちは忘れてしまったのか?小林先生の言葉にハッとさせられ、だふねさんの涙にもらい泣きをしそうになったDOJOでした。

私は鉄道員として、公共交通に従事していますが、微力ながらそうしたお母さんたちの力に日々の仕事の中で力になれればと思います。そしてどうして、子育てをしている女性が白い目で見られなければならないのか?ここにも戦後民主主義が拡大再生産してきた、人々の「嫉妬」がありました。リベラルな社会が人々の嫉妬と妬みを増幅させてしまっている現実。
自分のなかにも戦後民主主義な感覚がまだあると感じます。その追度その都度立ち止まってタフネスに思想していかなければならないとこの2日間を通じて感じたDOJOでした。パブリックビューイングとニコニコ動画で視聴させて頂きました。
改めて師範の先生方、設営隊の皆様、ありがとうございました。
とりとめのない感想となってしまい申し訳ありません。

No.162
6ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第504号 2024.5.21発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…5月26日のゴー宣DOJO「女性活躍とは何か?」に向けて、世界経済フォーラムが毎年発表している「ジェンダーギャップ指数」の最新版(2023年)を確認してみた。「ジェンダーギャップ指数」は、客観的に日本の姿を眺めるための材料の1つで、特に女性閣僚の少なさは「見慣れてニヒリズムに陥っている場合じゃない、本当にまずい」と自覚するきっかけになると思うが、収集されているデータは、世界各国の国情や実態を踏まえたものではないということには注意が必要だ。今回は、他国の様子を日本人の目線でかいつまんで眺めながら、日本の「女性活躍」とはなにかを考える材料の1つになればと思う。 ※「ゴーマニズム宣言」…いわゆる「ジャニーズ問題」が騒がれ始めてから、1年になる。このタイミングでメディアには「問題」を蒸し返そうとする論調が相次いでいるが、それはひとつ残らず無意味であり、卑怯であるというしかない。5月16日の朝日新聞は、「耕論」として1ページ全面を使った議論を掲載した。そのタイトルは「終わらないジャニーズ問題」だ。実際は「終わらない」というより、「終わらせない」が本音だろう。朝日新聞は、キャンセル・カルチャーを認めるのか?歴史を消滅させ、過去の人物を犯罪者に仕立て上げてもいいと主張するのか?法は関係ないのか?人民裁判でいいってことなのか?企業・スポンサーが下りたら、その人間は犯罪者にさせられるということでいいのか?朝日新聞はそれを全部認めた上でこの特集を組んでるのか?そこに全く答えていないことこそが、一番の問題なのである。 【今週の目次】 1. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第327回「ジェンダーギャップ指数から眺める北欧、ルワンダ、台湾、日本」 2. ゴーマニズム宣言・第533回「ジャニーズ問題から1年の朝日新聞」 3. しゃべらせてクリ!・第459回「沙麻代ちゃん怒りのハイキック! ぽっくん飛びまーしゅ!の巻【後編】」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第327回「ジェンダーギャップ指数から眺める北欧、ルワンダ、台湾、日本」  5月26日のゴー宣DOJO「女性活躍とは何か?」に向けて、世界経済フォーラムが毎年発表している 「ジェンダーギャップ指数」の最新版(2023年) を確認してみた。  調査対象146か国で、「政治」「経済」「教育」「医療」の4部門における男女格差状況を数値化したものだが、トップに名を連ねるのは、アイスランド、ノルウェー、フィンランド、スウェーデンなどの北欧諸国で、 日本は総合125位、前年の116位から後退。G7では最下位だった。韓国も中国も下回っており、2006年の調査開始以来で過去最低となっている。  特に「政治」の分野が深刻で、衆院の女性議員比率が1割にとどまり、女性閣僚がほぼいないこと、過去に女性首相がいないことが点数を押し下げ、146か国中138位と世界最低レベルになっていた。  また、「経済」の分野でも、管理職に従事する女性の少なさが146か国中133位となっている。  総合125位の日本とほぼ同スコアで並んだのが、126位のヨルダンだ。奇しくも、 「王族の男系男子継承を絶対としている立憲君主国」 という、世界でも極めて少数派の「お仲間」である。 「ジェンダーギャップ指数」は、客観的に日本の姿を眺めるための材料の1つで、特に女性閣僚の少なさは 「見慣れてニヒリズムに陥っている場合じゃない、本当にまずい」 と自覚するきっかけになると思うが、収集されているデータは、世界各国の国情や実態を踏まえたものではないということには注意が必要だ。  以前から、上位に名を連ねるアフリカの国ルワンダが 「女性議員が6割、世界一」 として持ち上げられており、今年になってからもメディアで取り上げているが、 ルワンダで女性が社会参画するようになった直接的なきっかけは、1994年の民族大虐殺で男性が大勢死んだことだ。  ベルギーが統治していた時代に、もともと平和だった民族同士の対立を煽るような政策が敷かれ、ナタで隣人を殺害するような大虐殺につながった。その結果、多くの男性が死んで、人口の男女比が3:7にまで偏り、働き手がいなくなったのだ。  それまでルワンダの女性は、子供を産み家事をするための存在で、勉強は許されず、財産を持つこと、銀行口座を持つことさえも許されていなかった。だが、女性が動かなければ国が立ち行かない現実にぶち当たり、カオス状態で急激な女性の社会参画がはじまったわけだ。  それから30年たち、大虐殺の記憶のない世代が中核を担いはじめるようにもなって、若い女性が主体的に政治に参画したり、キャリアアップに励んだりするケースが増えている。   ただ、ルワンダの場合、主にそれは都市部での現象である。 首都キガリについては、 「アフリカのシンガポール」 という呼び名で、近代的な都市で活躍する女性も多いという持ち上げられ方をするのだが、農村部では、多くの少女がレイプ被害や早期結婚を経験しており、父親の違う子どもを数人抱えて、定職のない貧困のシングルマザーも多いという現実があるのだ。  女性議員の人数だけに着目すると、そんなギャップを覆い隠した「ジェンダーギャップ指数」に踊らされてしまう。  男女格差の少なさで、毎年「ジェンダーギャップ指数」のトップクラスに名を連ねているのは、 アイスランド、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン などの北欧諸国だ。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!