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あるでぃーさん のコメント

一読者の女性です。公論イベントにも参加させていただいた事があり、その際にはサポーターの皆さまのきびきびとした働きぶり、参加者に対するきめ細かい気遣い(東京会場でしたが、特に女性サポーターの方が素晴らしかったです!)、公論を盛り上げていこうというエネルギーには感銘を受けました。本日の「女性活躍とは何か?」も興味深く拝見したい思います。
先日ちぇぶさんが問題提議をされた「女育てブログ」について、議論の俎上に乗る事もあるかと思うので、僭越ですが、それに先立ち意見を二つ述べさせて下さい。

一つめです。
ちぇぶさんのブログの後も、サポーターの中核の方々のご意見が連日紹介されていますが、「公論のためであり、あくまで個人攻撃ではない」という名の元に、段々と個人攻撃的な要素がエスカレートしているように見えます。名前は出さなくても誰かはもうバレバレの茶番の様相を呈しているのでは?
お仲間主義の指摘は理解できますが、「その男は、なぜかDOJOには全然参加しないのにゴー宣ファンを気取っていて云々」の下りなどは今回の議論には全く必要ないのではないでしょうか。去年の「愛子さま祭り」を盛り上げ、コロナ論5の文庫本の後書きにも「世界のゴー宣ファンサイトが意見広告運動の突破口になった」と書かれた「その男」は、時にいろいろと失敗もやらかしながらも「ゴー宣」に大きな貢献だってしてきた男です。
執筆された方は、頭脳明晰な論客の方だとお見受けしますが、今回については何故そのような事をわざわざ書かれたのかその意図が理解できませんでした。
過去にどんな確執があったのかは私には計り知れませんが、「普遍的なテーマとして議論の俎上に乗せる」には相応しい語り口にはどうしても思えません。

二つめです。
ちぇぶさんのおっしゃる「男尊女卑に気づかない男」と「男尊女卑を支える女」は深くて鋭い着眼点だと思いますが、それは一部の覚醒した人を除き、愛子天皇を願うゴー宣読者でも、自分を含め多くの人が今現在もまだ手探りの途上にいる課題だと思います。
実際に女性リーダーの活躍を間近に見ていいるDOJOサポーターの皆さんは、それよりグンとレベルアップされているかと存じますが、たぶんそれでもまだ途上であるのは同じかと。(当該ブログは4月24、25日の『二十代の有能な女性を管理職候補として育成したい。』との旨の記述がそもそもの発端だと思いますが、そのコメント欄には、男社会で苦労され先日素晴らしい記事を書かれたゴー宣ジャーナリストの女性も、有能な女性取締役を複数抜擢されている男性の会社経営者の方も疑問なく好意的なエールの言葉を書かれています。ちなみに話題の当該ブログでもDOJOサポーターの女性もエールを送っています。)
ですので、個人の糾弾ではなく、そのような視点で議論が進むことを願っております。

そのブログの直後の4月26日の「女性活躍とは何か?」と題したよしりん先生のブログでは、「女性活躍というのは、彼女たち(各支部の設営隊長)のように、誰かに命令されてではなく、自ら挙手して責任を負う女性が増えることである。女性が活躍できる風土を男に作ってもらったり、リーダー力を男に育てられたりして、ようやく女性活躍が約束されるわけではない。男が育ててやると、意気込むのはパワハラである。男権主義者は、その辺に無頓着であり、無意識なのだが、それを見抜けない女がいることの方がもっと問題である」とあります。それは間接的に先のブログへの警告だと理解しましたが、言われるまでは、私はちょっと男性目線だなーという違和感に留まり、無意識の男権主義とまでは全く気づけませんでした。

日本人論のジャニーズ問題もそうでしたが、大きな問題も身近な話題から入ると非常にわかりやすく、頭デッカチにならずに感情を伴って理解することができるので、そこは有意義で大変ありがたいです。

ともかく、公論イベント史上、最上級に予測が不可能な今日のDOJO、ドキドキ刮目して待っております!
長文失礼しましたm(_ _)m
No.70
4ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第504号 2024.5.21発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…5月26日のゴー宣DOJO「女性活躍とは何か?」に向けて、世界経済フォーラムが毎年発表している「ジェンダーギャップ指数」の最新版(2023年)を確認してみた。「ジェンダーギャップ指数」は、客観的に日本の姿を眺めるための材料の1つで、特に女性閣僚の少なさは「見慣れてニヒリズムに陥っている場合じゃない、本当にまずい」と自覚するきっかけになると思うが、収集されているデータは、世界各国の国情や実態を踏まえたものではないということには注意が必要だ。今回は、他国の様子を日本人の目線でかいつまんで眺めながら、日本の「女性活躍」とはなにかを考える材料の1つになればと思う。 ※「ゴーマニズム宣言」…いわゆる「ジャニーズ問題」が騒がれ始めてから、1年になる。このタイミングでメディアには「問題」を蒸し返そうとする論調が相次いでいるが、それはひとつ残らず無意味であり、卑怯であるというしかない。5月16日の朝日新聞は、「耕論」として1ページ全面を使った議論を掲載した。そのタイトルは「終わらないジャニーズ問題」だ。実際は「終わらない」というより、「終わらせない」が本音だろう。朝日新聞は、キャンセル・カルチャーを認めるのか?歴史を消滅させ、過去の人物を犯罪者に仕立て上げてもいいと主張するのか?法は関係ないのか?人民裁判でいいってことなのか?企業・スポンサーが下りたら、その人間は犯罪者にさせられるということでいいのか?朝日新聞はそれを全部認めた上でこの特集を組んでるのか?そこに全く答えていないことこそが、一番の問題なのである。 【今週の目次】 1. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第327回「ジェンダーギャップ指数から眺める北欧、ルワンダ、台湾、日本」 2. ゴーマニズム宣言・第533回「ジャニーズ問題から1年の朝日新聞」 3. しゃべらせてクリ!・第459回「沙麻代ちゃん怒りのハイキック! ぽっくん飛びまーしゅ!の巻【後編】」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第327回「ジェンダーギャップ指数から眺める北欧、ルワンダ、台湾、日本」  5月26日のゴー宣DOJO「女性活躍とは何か?」に向けて、世界経済フォーラムが毎年発表している 「ジェンダーギャップ指数」の最新版(2023年) を確認してみた。  調査対象146か国で、「政治」「経済」「教育」「医療」の4部門における男女格差状況を数値化したものだが、トップに名を連ねるのは、アイスランド、ノルウェー、フィンランド、スウェーデンなどの北欧諸国で、 日本は総合125位、前年の116位から後退。G7では最下位だった。韓国も中国も下回っており、2006年の調査開始以来で過去最低となっている。  特に「政治」の分野が深刻で、衆院の女性議員比率が1割にとどまり、女性閣僚がほぼいないこと、過去に女性首相がいないことが点数を押し下げ、146か国中138位と世界最低レベルになっていた。  また、「経済」の分野でも、管理職に従事する女性の少なさが146か国中133位となっている。  総合125位の日本とほぼ同スコアで並んだのが、126位のヨルダンだ。奇しくも、 「王族の男系男子継承を絶対としている立憲君主国」 という、世界でも極めて少数派の「お仲間」である。 「ジェンダーギャップ指数」は、客観的に日本の姿を眺めるための材料の1つで、特に女性閣僚の少なさは 「見慣れてニヒリズムに陥っている場合じゃない、本当にまずい」 と自覚するきっかけになると思うが、収集されているデータは、世界各国の国情や実態を踏まえたものではないということには注意が必要だ。  以前から、上位に名を連ねるアフリカの国ルワンダが 「女性議員が6割、世界一」 として持ち上げられており、今年になってからもメディアで取り上げているが、 ルワンダで女性が社会参画するようになった直接的なきっかけは、1994年の民族大虐殺で男性が大勢死んだことだ。  ベルギーが統治していた時代に、もともと平和だった民族同士の対立を煽るような政策が敷かれ、ナタで隣人を殺害するような大虐殺につながった。その結果、多くの男性が死んで、人口の男女比が3:7にまで偏り、働き手がいなくなったのだ。  それまでルワンダの女性は、子供を産み家事をするための存在で、勉強は許されず、財産を持つこと、銀行口座を持つことさえも許されていなかった。だが、女性が動かなければ国が立ち行かない現実にぶち当たり、カオス状態で急激な女性の社会参画がはじまったわけだ。  それから30年たち、大虐殺の記憶のない世代が中核を担いはじめるようにもなって、若い女性が主体的に政治に参画したり、キャリアアップに励んだりするケースが増えている。   ただ、ルワンダの場合、主にそれは都市部での現象である。 首都キガリについては、 「アフリカのシンガポール」 という呼び名で、近代的な都市で活躍する女性も多いという持ち上げられ方をするのだが、農村部では、多くの少女がレイプ被害や早期結婚を経験しており、父親の違う子どもを数人抱えて、定職のない貧困のシングルマザーも多いという現実があるのだ。  女性議員の人数だけに着目すると、そんなギャップを覆い隠した「ジェンダーギャップ指数」に踊らされてしまう。  男女格差の少なさで、毎年「ジェンダーギャップ指数」のトップクラスに名を連ねているのは、 アイスランド、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン などの北欧諸国だ。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!