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mantokunさん のコメント

2日連続の開催、大変お疲れでした。昨日は急遽休日出勤したため視聴もまだなのですが、今日は全てリアルタイム視聴できました。
女性活躍は会社で出世することではない。子供を産み育てているお母さんはそれだけで偉業を成しているんだから、もっと社会が尊敬しなくてはならない、という趣旨の小林先生のご発言に感動しましたし、心底同意します。だふねさんが涙ぐまれていた姿に、お母さんたちが社会からそういう扱いを受けていないことを(独身で子供もいない)私は知り、改めてショックを受けました…。電車内のベビーカーに嫌がらせしたり、公園で子供が遊ぶ声を騒音公害と訴えるなどのニュースを目にしていても、一部の変な人がやっていることだと思っていて、世のお母さん方がそこまで肩身の狭い思いをしていることを理解できていませんでした。
女性活躍とは、単に働き手不足を補うための労働力動員を狙った権力者側の都合のいい言葉であり、そのくせ出産や育児に対する保障は企業に丸投げ。育休付与や時短勤務対応ができるのは余力がある大企業企業だけであり、中小零細企業にそんなことを要求しても潰れろと言ってるのと同じこと。国が言う少子高齢化対策だの女性活躍だのなんて口先だけで、実際は全く真剣に考えていないことが、ここにも表れています。
一方でフェミニズム勢力はどうかといえば、彼らは基本的に左翼で国家を否定するので、国力増進と一体である出産や子育てを奨励するようなことは積極的には言いたくないのだろうなと思いました。

しかし、少なくとも金銭的な手当に関しては国が出さない限り、体力がない弱小企業は妊娠した女性社員は解雇せざるを得ないのは仕方ないことなんですよね…。そうしたら新自由主義社会では、子供を産むことは単にコスパが悪いことになってしまい、どんどん女性は子供を産まなくなる。行き着く先は国家衰亡です。まして日本は、周りを侵略を是とする敵性国に囲まれている状態なのに、人口が減り続け弱者男性まで増えたら、それだけでリスクが高まります。ウクライナの状況を見ていたら、人権大事と謳うだけの国際社会なんて当てになりません。

だふねさん、よっしーさんのご夫婦仲の良さは素直に羨ましく微笑ましく、そういうご夫婦の姿を子供の頃から身近に見て育てば、コスパの観点ばかりでなく、もっと結婚や出産に対してポジティブな見方をできる人が増えるのではないかと思いました。

チェブリンさんのパワフルぶりにはお話を聞いていて本当に驚嘆しました。お仕事と運営関連だけでも多忙なのに、そこにピアノと歌の練習までとは! 毎回そのレベルが上がっているのはさらにすごいことで、チェブリンさんがあらゆることに常にどれだけ真剣に取り組まれているのか、改めて伺えました。

また、小林先生が紹介された岸端さんのご発言にも感銘を受けました。私は多分、自分で自分の決定を引き受けられないところが多々あって、つい他人にそれを投影してしまうところがあります。今回の登壇者の方々のバイタリティと、色々なことを引き受ける内面の強さについてお聞きすることができ、女性活躍というテーマタイトル以上に、日本人として、女性として、「どう生きていきたいか?」を真剣に考える上で、非常に学ぶことが多い回となりました。
開催直前に色々考えることもありつつの視聴となりましたが、素晴らしい内容でした。皆様どうもありがとうございました。
No.77
7ヶ月前
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第504号 2024.5.21発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…5月26日のゴー宣DOJO「女性活躍とは何か?」に向けて、世界経済フォーラムが毎年発表している「ジェンダーギャップ指数」の最新版(2023年)を確認してみた。「ジェンダーギャップ指数」は、客観的に日本の姿を眺めるための材料の1つで、特に女性閣僚の少なさは「見慣れてニヒリズムに陥っている場合じゃない、本当にまずい」と自覚するきっかけになると思うが、収集されているデータは、世界各国の国情や実態を踏まえたものではないということには注意が必要だ。今回は、他国の様子を日本人の目線でかいつまんで眺めながら、日本の「女性活躍」とはなにかを考える材料の1つになればと思う。 ※「ゴーマニズム宣言」…いわゆる「ジャニーズ問題」が騒がれ始めてから、1年になる。このタイミングでメディアには「問題」を蒸し返そうとする論調が相次いでいるが、それはひとつ残らず無意味であり、卑怯であるというしかない。5月16日の朝日新聞は、「耕論」として1ページ全面を使った議論を掲載した。そのタイトルは「終わらないジャニーズ問題」だ。実際は「終わらない」というより、「終わらせない」が本音だろう。朝日新聞は、キャンセル・カルチャーを認めるのか?歴史を消滅させ、過去の人物を犯罪者に仕立て上げてもいいと主張するのか?法は関係ないのか?人民裁判でいいってことなのか?企業・スポンサーが下りたら、その人間は犯罪者にさせられるということでいいのか?朝日新聞はそれを全部認めた上でこの特集を組んでるのか?そこに全く答えていないことこそが、一番の問題なのである。 【今週の目次】 1. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第327回「ジェンダーギャップ指数から眺める北欧、ルワンダ、台湾、日本」 2. ゴーマニズム宣言・第533回「ジャニーズ問題から1年の朝日新聞」 3. しゃべらせてクリ!・第459回「沙麻代ちゃん怒りのハイキック! ぽっくん飛びまーしゅ!の巻【後編】」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第327回「ジェンダーギャップ指数から眺める北欧、ルワンダ、台湾、日本」  5月26日のゴー宣DOJO「女性活躍とは何か?」に向けて、世界経済フォーラムが毎年発表している 「ジェンダーギャップ指数」の最新版(2023年) を確認してみた。  調査対象146か国で、「政治」「経済」「教育」「医療」の4部門における男女格差状況を数値化したものだが、トップに名を連ねるのは、アイスランド、ノルウェー、フィンランド、スウェーデンなどの北欧諸国で、 日本は総合125位、前年の116位から後退。G7では最下位だった。韓国も中国も下回っており、2006年の調査開始以来で過去最低となっている。  特に「政治」の分野が深刻で、衆院の女性議員比率が1割にとどまり、女性閣僚がほぼいないこと、過去に女性首相がいないことが点数を押し下げ、146か国中138位と世界最低レベルになっていた。  また、「経済」の分野でも、管理職に従事する女性の少なさが146か国中133位となっている。  総合125位の日本とほぼ同スコアで並んだのが、126位のヨルダンだ。奇しくも、 「王族の男系男子継承を絶対としている立憲君主国」 という、世界でも極めて少数派の「お仲間」である。 「ジェンダーギャップ指数」は、客観的に日本の姿を眺めるための材料の1つで、特に女性閣僚の少なさは 「見慣れてニヒリズムに陥っている場合じゃない、本当にまずい」 と自覚するきっかけになると思うが、収集されているデータは、世界各国の国情や実態を踏まえたものではないということには注意が必要だ。  以前から、上位に名を連ねるアフリカの国ルワンダが 「女性議員が6割、世界一」 として持ち上げられており、今年になってからもメディアで取り上げているが、 ルワンダで女性が社会参画するようになった直接的なきっかけは、1994年の民族大虐殺で男性が大勢死んだことだ。  ベルギーが統治していた時代に、もともと平和だった民族同士の対立を煽るような政策が敷かれ、ナタで隣人を殺害するような大虐殺につながった。その結果、多くの男性が死んで、人口の男女比が3:7にまで偏り、働き手がいなくなったのだ。  それまでルワンダの女性は、子供を産み家事をするための存在で、勉強は許されず、財産を持つこと、銀行口座を持つことさえも許されていなかった。だが、女性が動かなければ国が立ち行かない現実にぶち当たり、カオス状態で急激な女性の社会参画がはじまったわけだ。  それから30年たち、大虐殺の記憶のない世代が中核を担いはじめるようにもなって、若い女性が主体的に政治に参画したり、キャリアアップに励んだりするケースが増えている。   ただ、ルワンダの場合、主にそれは都市部での現象である。 首都キガリについては、 「アフリカのシンガポール」 という呼び名で、近代的な都市で活躍する女性も多いという持ち上げられ方をするのだが、農村部では、多くの少女がレイプ被害や早期結婚を経験しており、父親の違う子どもを数人抱えて、定職のない貧困のシングルマザーも多いという現実があるのだ。  女性議員の人数だけに着目すると、そんなギャップを覆い隠した「ジェンダーギャップ指数」に踊らされてしまう。  男女格差の少なさで、毎年「ジェンダーギャップ指数」のトップクラスに名を連ねているのは、 アイスランド、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン などの北欧諸国だ。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!