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OZI_elliottさん のコメント

いつもながらの、内容の濃い配信有難うございます。
私も「河野談話」全文、初めてきちんと読んだ口です。
お恥ずかしい。掲載して頂いた事に感謝します。

さて、今回AKB48総選挙予想との二本立ては
合わせて読み応えがあり、意味もあったと思います。
選挙予想のコメントのひとつひとつを読んでいると
小林先生ほど、女性が生き生きとしている様を喜ばれる?方
もいないよなあと、軽く畏敬!の念も憶えます。

実は、ゴー宣の裏歴史は女性への(小林先生流の)応援歌ではないか?
と最近、感じ初めているところです。

秘書のピャーポさんを守れなかった苦渋。
初めて「慰安婦問題」に切り込まれた頃に描かれた。
当時の慰安所の実相は、日本軍、軍人への誤解を晴らすのみならず
慰安婦への尊厳もしっかり感じられ、目から鱗でした。

小林さんの女性への眼差しは、いわゆる。
守れ!と言われている「女性の尊厳」や
近代的価値のフェミニズムなどの範疇にはとらわれないものです。

上手く言葉で説明は出来ませんが大きな意味での「人間肯定」があるのは
間違いの無いところでは?

小林さんが「新天皇論」を著し、
今またさらに「AKB論」に力を注いでおられるのは
当然の帰結ではないか?と。

「大東亜論」と共に現時点でのゴー宣の集大成になりそうな予感の
「AKB論」がとても楽しみです。
No.39
139ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第38号 2013.5.21発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、AKB48ブームから現代社会を掘り下げる(本当は新参ヲタの応援記!?)「今週のAKB48」、よしりんの愛用品を紹介していく「今週の一品」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、珍妙な商品が盛り沢山(!?)の『おぼっちゃまくん』キャラクターグッズを紹介する「茶魔ちゃま秘宝館」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』、秘書によるよしりん観察記「今週のよしりん」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※橋下徹の「慰安婦発言」で、思いがけず明らかになった安倍政権&自称保守派の本性!彼らにとって、河野談話の見直し、そして管官房長官下での新たな談話は、本当に必要なのか?今週の「ゴーマニズム宣言」は、アメリカの怒りを恐れて「戦後レジーム」に逃げ込んだへタレ政権の実情を暴く! ※今まで散々好き勝手に「デストローイ!」してきたスサノオノミコトが、愛のパワーで生まれ変わる…!作家・泉美木蘭の「ザ・神様」は、いよいよ魔物・ヤマタノオロチとの闘いへ!「英雄スサノオ伝説」の始まり!! ※『What’s マイケル?』『ぼのぼの』『勝手にシロクマ』『ナマケモノが見てた』さらに『少年アシベ』のゴマちゃん…そうだ!わしも「動物漫画」を描こう!今週の「よしりん漫画宝庫」は、よしりんが描く異色の「動物漫画」をご紹介!小林よしのりは「大衆志向」か、はたまた「芸術志向」か!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第40回「安倍政権は河野談話そのものの主張をしている!」 2.  ☆新企画☆ しゃべらせてクリ!・第1回 3. もくれんの「ザ・神様!」・第9回「戦え、愛のために! ~英雄スサノオのヤマタノオロチ伝説」 4. よしりん漫画宝庫・第38回「『忠牛ばっふぁ郎』①『忠牛ばっふぁ郎』①動物漫画描くならバッファローだ!」 5. Q&Aコーナー 6. 今週のよしりん・第38回「お世辞なんて言えないよ」 7. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 8. 読者から寄せられた感想・ご要望など 9. 編集後記 第40回「安倍政権は河野談話そのものの主張をしている!」  橋下徹がなぜ突然「慰安婦問題」に関する発言を始めたのかはわからない。  安倍政権の支持率が高すぎて、自らが率いる「日本維新の会」が埋没気味になっていることから、夏の参院選に向け、安倍が歴史認識問題で後退してきたところに目をつけて「右派」の取り込みを狙ったという見方もあるが、この際、動機は問わない。  橋下の発言には杜撰な部分も多々あるし、そもそも先週の「ライジング」の『ゴー宣』で詳述したように、 慰安婦問題で「強制連行はなかった」という議論は、正論ではあるが国内論壇にしか通用せず、国際政治上はマイナスにしかならない「周回遅れの議論」であることも間違いない。  とはいうものの、橋下の子供じみた「蛮勇」にも見える発言が、思いもよらない効果を発揮しているので、このまま退かずに頑張る限りは援護射撃しようと思っていた。  だが慰安婦問題を語る橋下は、しゃべればしゃべるほど、あちこちで論理の綻びが見え、日曜朝の報道番組を見てたら、「慰安婦問題で政府はきちんと謝罪しなければいけない」とも言っていたから、どこまで理解しているのか怪しいし、危なっかしすぎる。まあ、「蛮勇」とはこういうものかもしれないが。   橋下の「蛮勇」的発言は、安倍政権や産経新聞など自称保守派の卑怯さを、白日の下に晒すことになった。  何しろ、以前は橋下と同じようなことを言っていたはずの安倍晋三や稲田朋美や高市早苗など、自称保守の自民党議員たちがたちまち手のひらを返し、はしごを外し始めたのだから、その恥も外聞もない露骨さにはもう笑ってしまう。   とにかく、アメリカが怒るから、怖いのだ!  結局、自称保守派の歴史認識問題なんて、アメリカの目が届いていないところでこそこそっとしか言えない、内弁慶ボーヤの火遊びでしかなかったのだ。アメリカに一言「こらっ!」と言われたら、血相変えて火を消すのだ。   第1次政権時代と同様、安倍晋三が首相になったがために、またしても歴史認識問題は破滅的に悪化していく。  そんなことなら、最初から何も言わないほうがずっとよかったではないか。ヘタレのくせに口先だけで勇ましいことを言いたがって禍根を残すくらいなら、ヘタレらしく分をわきまえて「寝た子を起こすな」「触らぬ神に祟りなし」をモットーとしてほしかったが、もう手遅れである。  産経新聞も、それまで慰安婦とは「公娼制度」があった時代における「商行為」だと主張していたはずだが、それがなかったかのように橋下発言を非難している。  5月15日の社説では、「 慰安婦問題をめぐっては、宮沢喜一内閣当時に根拠もないまま強制連行を認める河野洋平官房長官談話が発表され、公権力による強制があったとの偽りが国内外で独り歩きする原因となった 」と書いている。  その上で、閣僚の稲田朋美、下村博文が、橋下徹を批判したことについて、こう評価するのだ。  「 稲田、下村両氏は自民党内の保守派として河野談話の問題点を厳しく指摘したこともあるが、橋下氏の考えとは相いれないことを示すものといえる 」  自民党議員の慰安婦問題の認識と、橋下の認識は、それほど違っているのだろうか?  さらに、「 裏付けなく発表された談話が、韓国などの反日宣伝を許す要因となっている状況を安倍政権は見直そうとしている。いわれなき批判を払拭すべきだという点は打倒としても、橋下氏の発言が見直しの努力を否定しかねない 」と、まるで橋下の発言のせいで河野談話の見直しが妨げられるかのような批判までしている。  ここで、わしは呆れ果てる事実に気がついた。   産経新聞、そして自称保守派は誰一人、「河野談話」の全文をきちんと読んでおらず、談話に何が書いてあるのかを、一切理解していないのだ!!  この社説でも書いているように、 自称保守派は 河野談話 を必ず「 慰安婦強制連行を認めた談話 」という。それは間違いとまでは言えないが、正確とは言い難い。むしろミスリードと言ったほうがいいくらいだ。  「強制連行」の問題は、「河野談話」全体の中においては瑣末な一部分と言っていい程度のウェイトしかないのである!  ここに河野談話の全文を掲載する。本文860字しかない短いものだが、時間のない人はざっと読み飛ばしてもらってかまわない。なお、読みやすくするために段落ごとに1行開け、それぞれの段落に番号を振った。      慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話                             平成5年8月4日 ①いわゆる従軍慰安婦問題については、政府は、一昨年12月より、調査を進めて来たが、今般その結果がまとまったので発表することとした。 ②今次調査の結果、長期に、かつ広範な地域にわたって慰安所が設置され、数多くの慰安婦が存在したことが認められた。慰安所は、当時の軍当局の要請により設営されたものであり、慰安所の設置、管理及び慰安婦の移送については、旧日本軍が直接あるいは間接にこれに関与した。慰安婦の募集については、軍の要請を受けた業者が主としてこれに当たったが、その場合も、甘言、強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、更に、官憲等が直接これに加担したこともあったことが明らかになった。また、慰安所における生活は、強制的な状況の下での痛ましいものであった。 ③なお、戦地に移送された慰安婦の出身地については、日本を別とすれば、朝鮮半島が大きな比重を占めていたが、当時の朝鮮半島は我が国の統治下にあり、その募集、移送、管理等も、甘言、強圧による等、総じて本人たちの意思に反して行われた。   ④いずれにしても、本件は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題である。政府は、この機会に、改めて、その出身地のいかんを問わず、いわゆる従軍慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し心からお詫びと反省の気持ちを申し上げる。また、そのような気持ちを我が国としてどのように表すかということについては、有識者のご意見なども徴しつつ、今後とも真剣に検討すべきものと考える。   ⑤われわれはこのような歴史の真実を回避することなく、むしろこれを歴史の教訓として直視していきたい。われわれは、歴史研究、歴史教育を通じて、このような問題を永く記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さないという固い決意を改めて表明する。   ⑥なお、本問題については、本邦において訴訟が提起されており、また、国際的にも関心が寄せられており、政府としても、今後とも、民間の研究を含め、十分に関心を払って参りたい。  この談話の中で、「 強制連行 」を認めたとされるのは段落②の後半、「慰安婦の募集については」以降の 「強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり」 という部分である。  そして、それを日本の公権力が直接行ったと認めたとされるのは、それに続く 「官憲等が直接これに加担したこともあった」 である。  しかし、こうして解説されて、ようやくこれが「日本国による強制連行」と読めることがわかるといった感じではないか。この部分が修正されたとしても、談話全体の印象はそれほど変わらないはずである。  それよりも、決定的に重大なのは、段落④の最初の部分だ。  「いずれにしても、本件は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題である」   つまり河野談話では、慰安婦問題の本質とは 「多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた」 ことにあるとしているのだ。  段落①から③までで述べている、慰安婦の募集、移送、管理等の実態がいかなるものであるにせよ、 「いずれにしても」「多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた」 ことが問題だと言っているのである!  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!