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がんTさん のコメント

毎週の返信と質問への回答、ありがとうございます。
私は壇蜜と同じ昭和55年生まれ、団鬼六先生と同じ滋賀県民です。毎週、よしりん先生の談志師匠の如き批評精神には感服しております。今週は「男系」「男尊女卑」といった言葉が出たために、つい呼応してしまいます。安倍晋三は今や、「我、覇者なり」といった、だんじり野郎(「すべらない話」ファンなら喜ぶ)の心境でありましょう。このままでは男系固執派が、ブレーキの壊れたダンプカーの如き暴走を繰り広げる懸念が十分に考えられます。そうなれば、「レインボーマン」の死ね死ね団も顔負けの国体破壊です。このような人々が、モロボシ・ダンがウルトラセブンに変身するように「女系宮家創設」に意見を転換することはあるのでしょうか。それには矢吹丈に対する丹下段平のように、初歩から教えていくのみでありましょうか。しかし、そんな猶予はなく、壇ノ浦の平家のように、滅亡へ向かってしまう…。断じて認められません。と、文章が「だん」系になりました。
いささかぎこちないのですが、こんな形でしか先生への賛意を表明できない、論理に乏しい私です。付き合って頂ければ幸いです。
これからも頑張ってください。
No.62
145ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第22号 2013.1.22発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、AKB48ブームから現代社会を掘り下げる(本当は新参ヲタの応援記!?)「今週のAKB48」、よしりんの愛用品を紹介していく「今週の一品」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、『おぼっちゃまくん』があなたの人生相談に真剣回答!「おぼっちゃまくん人生相談~言われたとおりに生きるぶぁい~」、読者との「Q&Aコーナー」、秘書によるよしりん観察記「今週のよしりん」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「女性宮家創設」を潰した安倍晋三。彼の言う「改憲」や「戦後レジームからの脱却」、「皇室への尊崇の念」がホンモノかニセモノかという判断の全ては、この「女性宮家創設」問題にかかっている!天皇皇后両陛下の悲願に対して、安倍晋三は果たして、聞く耳を持っているのか!? ※新連載開始!作家・泉美木蘭さんがこの「ライジング」にも登場!無限に想像をふくらませ、とことん笑える「日本神話」の世界を語っていきます! ※「よしりんに直接答えてもらえる!」ということで読者に大人気の「Q&Aコーナー」。政治家の人物評、経済問題、漫画制作の裏話、映画や音楽の話、大問題となっている体罰について、果てはプライベートのマル秘話まで!?答えちゃいます! 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第25回「天皇皇后両陛下の悲願は『女性宮家創設』である!」 2. 今週の一品・21品目「啓翁桜」 3. おぼっちゃまくん人生相談~言われたとおりに生きるぶぁい~・第109悶~第114悶 4.  ☆新連載☆  もくれんの「ザ・神様!」・第1回「とんでもねえ困りもの!アマテラスの弟・スサノオは最古のニート?」 5. よしりん漫画宝庫・第22回「よしりんは『男尊女卑』と『暴力』がキライ!」 6. Q&Aコーナー 7. 今週のよしりん・第22回「『蓄積』と『排出』に関するお話」 8. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 9. 読者から寄せられた感想・ご要望など 10. 編集後記 第25回「天皇皇后両陛下の悲願は『女性宮家創設』である!」  総選挙に圧勝した直後から、安倍晋三はそれまで大言壮語していたタカ派発言をことごとく封印しにかかった。  「できることしか書かない」 と断言していた政権公約に明記していた「竹島の日」の政府式典開催は、まだ政権も発足しないうちに「見送り」を表明し、尖閣諸島の公務員常駐は当面「検討」に留めるとトーンダウンした。  靖国神社の春季例大祭の参拝も見送り、河野談話を否定する新談話も出す気配がない。  とにかく参院選が終わるまで中国・韓国との間に波風立てるような「厄介事」は先送りという態度だ。  自称保守やネトウヨは、健気にも安倍を信じて我慢する気らしいが、参院選後となれば、なおさら実行不可能になるだけだ。  アメリカ・中国・韓国の間ですでに外堀は埋められつつある。安倍が未だに訪米できないのも、オバマ政権が安倍を同盟相手として危惧しているからだ。  安倍が河野談話を修正したりすれば、オバマ政権は明確な形で抗議声明を発表せざるを得ないだろう。  とにかく安倍晋三や、自称保守・ネトウヨの現実感覚のなさは度を越している。   そんな安倍が唯一断行したことが、野田政権下で進められていた女性宮家創設方針の白紙化である。  とにかくこれさえやっておけば、安倍の支持母体である男系絶対派のネトウヨ・自称保守たちは当面多少のことは多めに見てくれるという魂胆なのだ。皇位継承が側室抜きの男系限定で続くと考えることも、また現実感覚のなさの現れなのだが。  毎年1月1日、皇居・宮殿「松の間」では、天皇皇后両陛下が皇族方や首相ら三権の長などからあいさつを受ける「新年祝賀の儀」が行われる。  当然、今年は安倍が首相としてその場にいたわけだが、安倍は皇后陛下の頭にティアラがなかったことに気付いただろうか?  「週刊女性」1月22日号では、宮内庁関係者がこのように明かしている。 「『頸椎症性神経根症』が悪化されているようです。  一昨年から腕の痛みやしびれを訴えられていましたが、首に激痛が生じることもあるようです。  医師団は首の負担を軽くするための対策を講じており、美智子さまが新年祝賀の儀にティアラをはずして臨まれたのも、その一環です」  皇后陛下が新年祝賀の儀で着用されていたティアラは菊をデザインし、クラウンの高さが7~8センチほどもあり、厚みのあるしっかりした作りで、重さは300グラムほどはあると思われ、かなり首に負担がかかるらしい。しかし、例年着用していたティアラをはずされたのは、かなりの事態であると見なければならない。  同誌の記事が紹介している、美智子さまの知人の発言は重大である。 「ティアラの件をうかがって本当に驚きました。ご辛抱強い美智子さまが決断されたということは、相当のお痛みなのでしょう。  積み重なったご心労も、ご体調悪化の原因になっているのではないかと思われますが、最近、野田政権が進めていた『女性宮家構想』が白紙になってしまったことも、両陛下にとってはご心痛だったと思います」  野田政権が進めていた女性宮家創設が、 天皇皇后両陛下のご意向を受けてのものだった ことは、今や周知の事実となっている。  「女性セブン」1月31日号には、宮内庁関係者のこんな談が載っている。 「‘11年10月に羽毛田前長官が野田前首相と面会したのは、陛下のご意思を伝えるためだったといわれています。  陛下は将来の皇室のことを考えられ、ご自分で伝えられない代わりに、その思いを長官に託されたのでしょう」  実際、女性宮家創設の議論が始まると両陛下は側近に安堵の表情を見せられたということで、こんな皇室関係者の談も載っている。 「美智子さまも親しい知人に〝いろいろありましたけど、たくさんの方々の努力のお陰があって、少しずつ動き始めているようです。これで私たちの気持ちも、少し楽になりました〟と胸の内を吐露されたそうです。  両陛下にとって女性宮家創設は、将来の皇室を考える上で大きな意味をもつものとお考えだったに違いありません。しかし、今回の突然の〝白紙〟の知らせに、両陛下はずいぶん困惑なさっているようです」  この事態を受け、風岡宮内庁長官は 「女性皇族の婚姻後の離脱問題、皇室の実態、課題について現状の説明をしたい」 として、安倍と面会する意向を表明した。天皇陛下のご意思を斟酌した上での行動であることは、もう言うまでもない。  果たして、安倍晋三は天皇陛下のご意思に対して、聞く耳を持っているだろうか? どうも、悲観的にならざるを得ない。   安倍は産経新聞の単独インタビューで 「皇位継承は男系男子という私の方針は変わらない」 と発言している。  本当に尊皇心のある人間なら、皇位継承資格について、一国民の分際で「私の方針」を主張することなど、考えもつかない不敬なことのはずだ。   本来、皇位継承資格を規定する皇室典範は「皇室の家法」であり、最終的に皇位継承について決める資格を持つのは、天皇陛下だけなのである。  ところがGHQが押しつけた憲法第2条では、 「皇位は、世襲のものであって、 国会の議決した皇室典範の定めるところにより 、これを継承する」  とされ、皇室典範は国会が議決する国政問題となってしまった。  さらに第4条で天皇は「国政に関する権能を有しない」とされたため、天皇陛下は皇室典範に関する意見すら表明できなくなってしまったのである。  「大臣」とは天皇の「臣下」のことであり、総理大臣とてあくまでも天皇の臣下である。 そんな安倍晋三が皇位継承問題で「私の方針」などと言えるのは、安倍が大嫌いなはずのGHQの「押しつけ憲法」のお蔭なのだ。   もし安倍が「押しつけ憲法の改正」を本気で望んでいるのなら、まず改憲すべきなのは、9条よりも2条だ!!  護憲論者は必ず「押しつけ憲法だろうと、いいものはいい」と批判するが、もし安倍が憲法第2条を押し戴いて皇位継承問題に「私の方針」を主張し続けるなら、もう護憲派の批判に反論する資格はない。安倍自身が「押しつけだろうと、いいものはいい」と思っているに他ならないことになるのだから。  安倍は天皇陛下のご意思に耳を傾けるつもりがあるのか、それとも一国民の分際であくまでも「私の方針」を押し通すのか。  もし後者であれば、安倍は天皇陛下のご意思よりも、自分の意思の方が尊重されると考えていることになる。   これこそ天皇を蔑ろにした「国民主権」の感覚であり、これこそまさに「戦後レジーム」そのものではないか!  安倍晋三が風岡宮内庁長官と面会し、天皇陛下のご意思を汲み取って行動するか否かに、安倍の言う「改憲」や「戦後レジームからの脱却」、そして「皇室への尊崇の念」がホンモノかニセモノかという、判断の全てがかかっていると言っていい。  それでもあくまでも女性宮家創設白紙の方針を変えないというのなら、安倍は中国・韓国のご意向に配慮して全てのタカ派方針を封印する一方で、 天皇皇后両陛下のご意向だけは無視する ということになる。  民主党政権ですら、ここまでの売国・亡国政権ではなかったのだ!!  もはや安倍を支持し、男系絶対を唱える自称保守の者たちは、何が「尊皇」であり、何が「戦後レジーム」なのか、一切分からなくなっている。というより、もう自分の頭でモノを考えることができなくなっている。  ただ奇怪な信仰だけが出来上がってしまっていて、 安倍晋三を教祖とし、皇統の「男系血脈」を妄信する新たな宗教が発生してしまった。   彼らには「尊皇」はない。 「尊男系血統」 しかないのだ。  野田政権下の内閣官房は女性宮家創設問題について国民に「パブリックコメント」を公募し、その結果を公表した。 http://www.cas.go.jp/jp/pubcom/pdf/241218kekka.pdf  前述のとおり、「皇位継承」は本来「皇室の家法」だから、国民の意見を公募すること自体がおかしいのだが、現状の法制度がそういうおかしなものである以上は、手続き上やらなきゃしょうがないのだろう。  このパブコメに投稿するのなら、本来国民が口出しすべきものではないことを前提に、皇室への敬意を保った書き方をするのが尊皇心のある国民というものだ。  ところが、男系固執の自称保守派がやったことは、それとは全く違っていた。   日本会議などが「例文集」を配布し、一人で何通応募してもOKだと煽り、組織票作戦を展開したのである。中には一人で2000件も応募したケースまであったと報道されている。   天皇陛下が決めるべき皇位継承問題に対して、組織票の動員をかけ、「数の圧力」で押し切ろうとしたのだ!  まさに国民主権病、戦後レジームの極致である!!  しかし、内閣官房は意見の内訳について集計を行わなかった。結果報告には 「同一の方が多数の御意見を提出されたり、同内容の御意見を幾度も提出された事例が多く見られ、御意見を提出された方の実数は把握していません」  と書かれている。あまりに露骨な組織票作戦に、数を集計しても無意味と当然の判断を下したのだ。  さらに報告書には、こう書かれている。 「全体的な傾向としては、皇位継承の在り方と切り離して議論を行うという今回の検討の前提に疑義を唱える立場から、論点整理で示された考え方自体に反対するとの御意見が極めて多く寄せられました。なかでも、いくつかの類型による定型文を用いたものが多くを占めていました。」  これは明らかに、 「論点整理」に示されなかった「旧宮家系国民男子の皇籍取得」を検討しろという意見が殺到したということだろう。 しかもその多くが「いくつかの類型による定型文を用いたもの」だったというのだ。  日本会議は、恥ずかしくないのだろうか?  男系固執派は、自分の頭でモノを考えることができないし、自分の考えを文章に綴ることもできない。ただ人が書いたものをコピペして、大量に送りつけるという恥知らずな圧力行動しかできないのだ。  それと正反対の行動をしめしたのが、「ゴー宣道場」に集う門弟たちである。わしはこのパブコメに投稿せよなどとは一切言わなかったのに、全く自発的に投稿し、その後で「こんなのを送りました」とメーリングリストで公表した。  そこには書く人ごとに視点も論理構成も異なり、全く定型文とは違う、自分の言葉が綴られていた。中には、内閣官房の結果報告書に引用された者もいる。  一部であるが、ここで紹介しておきたい。  日本に生まれ、大切に育てられ、そして結婚し家庭を持ち、3人の子供達を生み育て、さらにその子達も家庭を持って子供を育てようとしている、---そんな年齢になった一主婦です。  本当にこのままいくと「皇太子不在」になってしまうことは、恐ろしいことだと思います。ものごころつくかつかないうちから、将来天皇になっていく存在なんだと、空気のように包まれて成長していかれるからこそ、「天皇」は継承されてきているのだと思います。  あれもありこれもあり、どうなるかわからない・・・の環境で、どうして「継承していくことを空気のように当たり前の運命として受け入れる」感覚が育つでしょうか。感覚は急に出来るものではなく、「育まれる」ものだと思います。  また、後からとってつけたような「品」などあり得ません。そこはかとなく光がさすようにあふれてくる生まれついての「品」でなければ、国民は受け入れないでしょう。  それなのに、候補と成り得る方々は、今は宙吊りにされたまま、ものごころつくお歳にとうにさしかかって(すでになって)おられるのです。こんな残酷なことがあろうか・・・と思います。一刻を争う時なのではないでしょうか。---子供はたちまち大人になってしまいます。  長い歴史の中で受け継がれ醸成されてきた日本の国柄。これを安定して受け継いでいくことが、何より重要であり、日本国民の一人として心から希求いたします。  女性宮家を創設し、将来に向けて皇統が断絶することないよう継承可能性の幅を設けた上で---皇位継承は【直系長子優先】(男・女にかかわらず)がふさわしいと考えます。  皇位継承は直系長子優先がふさわしいと思います。  軍国主義の時代なら、男子優先はやむを得なかったでしょうが、もともと日本は天照大御神を皇祖としていただく国。  日本はもともと儒教がベースの国ではないので、女性天皇を受け入れることができます。愛子様への国民の気持ちは「聖」なるものを感じています。(旧皇族の子孫には感じません)。  また、たとえば愛子様が誕生されたときに、思わず 「あ、女の子か、残念。雅子様、もう一回 がんばれ!」 なんて思ってしまった自分は、なんて残酷だったか。  このままでは 皇太子不在の時代を迎えることになります。  天皇陛下のおっしゃった、 「皇位の継承という点で,皇室の現状については,質問のとおりだと思います。皇位継承の制度にかかわることについては,国会の論議にゆだねるべきであると思いますが,将来の皇室の在り方については,皇太子とそれを支える秋篠宮の考えが尊重されることが重要と思います。二人は長年私と共に過ごしており,私を支えてくれました。天皇の在り方についても十分考えを深めてきていることと期待しています。』(平成21年11月6日)  また皇后陛下のお言葉 『伝統と共に生きるということは,時に大変なことでもありますが,伝統があるために,国や社会や家が,どれだけ力強く,豊かになれているかということに気付かされることがあります。一方で型のみで残った伝統が,社会の進展を阻んだり,伝統という名の下で,古い慣習が人々を苦しめていることもあり,この言葉が安易に使われることは好ましく思いません。』(平成21年4月8日)  また皇太子殿下のお言葉 『天皇陛下のおっしゃっておられることを真剣に受け止めております。秋篠宮とは様々な事柄について話し合う機会がありますし,今後ともそのような機会を持つことになると思います。将来の皇室の在り方についての私の考えは,前の質問とも関係しますが,その時代時代で新しい風が吹くように,皇室の在り方もその時代時代によって変わってきていると思います。過去から様々なことを学びながら,将来の皇室の在り方を追い求めていきたいと考えています。なお,ご質問のような,皇室の制度面の事柄については,私が言及することは控えたいと思います。』(平成22年2月19日)  皇室と国民とのつながり。  これこそが日本国民の幸せであります。  東日本大震災の被災地にて、復旧・復興に携わるものです。  平成23年3月16日の今上陛下のおことばを、職場に掲示しています。  3月11日以降、各界各層の様々な方が被災地に来られ、メッセージや支援を寄せて行きました。そのお一人お一人の言葉の全てが、被災地にとって心強い存在であったことは間違いありません。  しかし、先に述べました陛下のおことばは、それらのどんな人の言葉よりも普遍性があり、多くの人々が心から受け入れることができる響きがあります。  その響きの源は、お生まれになったときから国民と向き合う存在であった方、即ち皇統に属して育たれた方のみが育むことができる神性に依るものと思います。  皇室の活動が、陛下のお言葉と同じように敬意をもって国民に受け止められるためには、その活動を担う方々が、婚姻によって皇籍を得られる方を除いては、生まれた時から皇統に属しておられることが絶対的な条件であると考えます。  以上の考えに立った場合、宮家を継ぐことができる男子が悠仁様お一人でしかない以上、今後も安定的に皇室活動が継続されるためには、女性皇族の方に自らの意思により結婚後も皇室に留まっていただく他は無く、そのために女性皇族の方に宮家を創設していただくことは、ごく自然な流れであると考えます。  また、一つの家族の中で皇籍と臣籍が混在することも、家族の絆という面からも大いに難しいと思いますので、女性皇族の結婚相手及びそのお子様が皇籍を得られることも、また自然な流れであると考えます。  従って、今回の論点整理で提示された選択肢からは、1-A案を支持します。  なお、今回の意見徴集の範疇からは逸脱しますが、いわゆる旧宮家の皇籍復帰により皇室活動を維持すること、さらには旧宮家の方々を皇位継承の対象とすることは、先に述べました「生まれたときから皇統に属する方々が持ち得る神性」という観点から、選択肢には成り得ないものと考えます。  まだまだ紹介したい意見はあるのだが、長くなるのでこのくらいにする。  自分の頭で考えることを放棄し、日本会議の例文集のコピペの意見しか出せないような者たちが大手を振って「保守」を名乗り、天皇陛下のご意思を蔑ろにしている。  「尊男系血統」のニセモノ保守が、確実に皇統を絶やす方向へ誘導しようとしている絶望的な状況の中で、「ゴー宣道場」の門弟たちは、自分の頭で考えてコメントを書き、組織的にではなく、個人個人が自発的に応募する市井の民である。  その意義を考えると、せめて天皇陛下の悲願である「女性宮家創設」が成し遂げられるまでは、「ゴー宣道場」を続けたいという思いも捨てきれない。   「尊皇」も「攘夷」も消滅した日本の中で、せめて天皇陛下を尊崇する「尊皇」だけは甦らないものか?      天皇皇后両陛下の悲願は「女性宮家創設」である。   「尊皇」は天皇陛下を尊崇することであり、抽象論としての「男系血統」を尊崇することではない!  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!