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magomeさん のコメント

ライジングvol.49配信お疲れ様です。麻生氏の発言や安倍氏の行動を見ていると、相撲用語でいう「死に体」がぴたりと当てはまるのだと感じました。靖国神社には平成7年以来、毎年欠かさず参拝している身なのですが、8月15日の参拝は何時しかしなくなりました。
小泉純一郎元首相が8月15日に公式参拝した日から、また参拝しようと思ったのですが、第一次安倍政権時に裏切られ、さらに8月15日の靖国神社がネトウヨ、ネトバカの巣窟となってから、もう二度と行くまいと思っていたのですが、これは間違っているのでしょうか?
平成7年8月15日に参拝したときは軍人、軍属として戦争を体験された方々が数多く参拝され、若者と戦争経験者を結ぶ貴重な日の貴重な場であったので祖父母以外から戦争経験を聞ける、戦争経験者の人柄と触れることが出来る時と場所であったことから、私にとってはお盆と並ぶ貴重な日々でもありました。
しかし、戦争経験者の多くがご高齢となり、鬼籍に入られるなどして8月15日に参拝されなくなり、また、我々若者を含む多くの人々が戦争経験者から戦争の話を聞ける機会が失せてしまい、もう8月15日参拝することがなくなりました。
安倍氏の行為を見ていると、全てとは言えませんが、強行に8月15日の参拝を期待する現在の方々の意志をそのまま表しているように思えてなりません。それは「意味や同義などどうでもいいからなにがなんでも参拝しろ」というもので、自分たちは祖父母の意志を繋ぐために、また、貴重な戦争経験を我々に語ってくださった方々のために8月15日を含む、ことある度に自然に護国神社や靖国神社に参拝するようになったのですが、近年の状況を見てみますと、肝心の戦争経験者の意志が抜け落ちているように感じます。
このように、気持ちを受け継ぐという意志が抜け落ちていると形式上のものとなり、参拝を含む儀式も成り立たなくなり、結局は中国や米国の許しを得なければ参拝できないという体たらくになるのだと思います。
安倍氏に限らず、多くの方々が意志を受け継ぐという共同体の概念を失った結果、安倍氏のような人が首相に選ばれてしまうのだと思いますし、自民党に代わる野党が存在しないのだと思います。
麻生氏の発言は「桜井氏に対する皮肉」と解釈する人もいますが、逆に言えば麻生氏を熱烈に支持している人が麻生氏に逆に馬鹿にされているのだという意味でもあると捉えました。要するに麻生氏は桜井氏を始めとする支持者に「君たちは私にワイマールを潰したナチスのようなやり方でやってくれるのだろうと期待しているものを見る目がない阿呆なのだ」と言っていると思うのです。
「風立ちぬ」が次回のゴー宣道場の本題となったことに少し意外性を感じました。本作品は、上映間もない7月下旬に映画館で見ました。実は私にとって「風立ちぬ」は7年ぶりに映画館で見た作品であり、アニメでは映画館で見た作品として実に22年ぶりの映画作品だったのです。
「風立ちぬ」は評論家の間でも主人公の配役を問題視する人が少なくなかったと思います。しかし、堀越二郎の人柄を知れば、他のアニメでは見られない、堀越二郎をそのまま演じた演出だったと見た後で思いました。もし、これが他の声優であった場合は堀越二郎を起用した意味が薄れ、かつて、昭和61年に放映されたアニメの「風立ちぬ」と大差ない作品となったと思いました。恐らくは技術者を主人公に起用したアニメは本作が初なのではないのかと思います。ほかのアニメ作品では設計者、技術者は決まって脇役で主役を務めるのはいつも操縦者だからです。恐らく、どの声優を探しても主人公級の設計者、技術者を演じきることができる声優はいなかったのだともいます。
「女性天皇の時代」運よく、文教堂で歴史人とともに購入することが出来ました。読んでみた感想としては「もし、日本の皇室が支那と同じく男系固執だったら」と思うと逆に恐ろしく思えてきました。朝鮮半島のように近年まで支那の柵封体制の中に組み込まれていたことも十分起りえたでしょうし、易姓革命も度々発生していたのではないのかと、推古天皇から語桜町天皇までの御活躍を読んで思いました。
長文失礼しました。お盆も休まずに仕事しているのでしょうが、暑さにも負けずに頑張ってください。次回も楽しみにしています。
No.66
130ヶ月前
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第49号 2013.8.13発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、よしりんの心を揺さぶった“娯楽の数々”を紹介する「カルチャークラブ」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、珍妙な商品が盛り沢山(!?)の『おぼっちゃまくん』キャラクターグッズを紹介する「茶魔ちゃま秘宝館」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』、秘書によるよしりん観察記「今週のよしりん」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※大サービス!!「ゴーマニズム宣言」2本立て!第1弾は麻生太郎の「ナチスの手口見習ったらどうかね」発言に見る二重三重の無知を指摘!果たして「反語的意味」という言い訳や「撤回」で済まされるほど、一国の副総理の発言は軽いものなのか!?マッチョを気取る政治家に潜む危険性を直視せよ! ※「ゴーマニズム宣言」第2弾は「安倍晋三、8月15日の靖國参拝見送る方針」さらにはそれを「中国側に伝達」という重大な問題を徹底的に斬る!歴代首相の誰もやらなかった売国行為を行なってしまった安倍晋三。さらにはそれを擁護し、中国への低頭外交も厭わなくなった自称保守派の自堕落。アメリカ・中国への二重低頭外交が始まった…! ※読者からの質問に、よしりんが直接回答する「Q&Aコーナー」!よしりんにとって描くことが難しいものって何?田舎VS都会論争再び!?地域活性化の具体的アイディアとは?大学教授と原爆を巡る口論をした大学生の憤り!よく歌う演歌は?よしりんがまとめサイトに書き込み!?「自分へのご褒美」に替わる新しい表現とは?“グリーンピース”はお好き?“脱アンチ発言”の真相とは?…等々、硬派な質問から脱力系の質問まで登場! 【今週の目次】 1. ☆豪華2本立て!☆  ゴーマニズム宣言・第50回「麻生太郎の妄言ナチスジョークの国辱」 2. ☆豪華2本立て!☆  ゴーマニズム宣言・第51回「靖國参拝は中国の許可が必要になったのか?」 3. しゃべらせてクリ!・第11回「上からぽっくん!の巻」 4. よしりんウィキ直し!・第3回「『人物』『趣味・好きなもの』『生活・健康』編」 5. Q&Aコーナー 6. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 7. 読者から寄せられた感想・ご要望など 8. 編集後記 第50回「麻生太郎の妄言ナチスジョークの国辱」  麻生太郎副総理兼財務相の「 ナチスの手口見習ったらどうかね 」発言は、さすがに自民党の御用新聞である産経新聞ですら擁護する気になれなかったようだ。  産経は8月3日の社説で「お粗末な失言であり、撤回したのは当然である」「発言は日本のイメージや国益を損なった。麻生氏は重職にあることを自覚し猛省してほしい」「ナチスの行為を肯定すると受け取られかねない表現を用いたのはあまりに稚拙だった」「『いつの間にか』『誰も気づかないで』憲法が改正されるのが望ましいかのような表現は不適切だ」と批判している。珍しく、実に真っ当な社説である。  ところがこんな麻生の失言まで徹底擁護する、デリカシーの欠けた自称保守言論人がいる。 櫻井よしこ だ。  そもそも麻生の今回の失言は、櫻井が理事長を務める「公益財団法人 国家基本問題研究所(国基研)」のセミナーで飛び出したもので、櫻井はその主催者兼司会者という当事者中の当事者だった。  立場上、擁護しなければならないのかもしれないが、その理屈はあまりにもデタラメだ。 何しろ麻生の発言は正当なもので、朝日新聞が発言を「歪曲」して騒動を起こしたと言い張るのだから!  櫻井は8月5日の産経新聞コラム「美しき勁き国へ」で「 朝日の報道は麻生発言の意味を物の見事に反転させたと言わざるを得ない 」と断じ、「 朝日は前後の発言を省き、全体の文意に目をつぶり、失言部分だけを取り出して、麻生氏だけでなく日本を国際社会の笑い物にしようとした 」と非難している。   完全にネトウヨと同レベル、「都合の悪いことは何でもかんでも朝日新聞の陰謀!」という「朝日新聞陰謀論者」になっている。  しかし今回は産経の社説も朝日とほぼ同じ批判をしているが、産経は「陰謀」じゃないのだろうか?  朝日新聞が過去に政治家の片言隻句を文脈から切り取り、歪曲して「失言」をでっち上げたことがあるのは周知の事実だ。だが今回の麻生の発言は既に全文がネットに上がっていて、正当化しようがないシロモノなのは明白である。  ところが櫻井は「 一連の発言は、結局、『ワイマール体制の崩壊に至った過程からその失敗を学べ』という反語的意味だと私は受けとめた 」と言うのだ。  反語的意味?????  ほとんどガキの言い訳だ。こんな言い逃れが通じるのなら、言いたい放題暴言吐いて、非難されたら「 それは反語的意味で、真意は、逆のことを言いたかったのだ 」と言えば済むことになってしまう。   ところが「国基研」は団体の見解としても、「あれは反語」だと表明しているのだから、あきれ果てる。  音声で聞くと麻生はいかにも冗談・軽口といった口調で「 あの手口、学んだらどうかね 」と言っており、それに対して会場から笑い声が上がっている。   だが一国の副総理が公の場で 「 ナチスの手口、見習ったらどうかね 」 なんて、たとえ冗談でも言えないことくらい常識のはずだ。しかもこの発言は文字に起こすと冗談とは一切伝わらない。  さらにナチス云々を別にしても、 憲法を「誰も気づかない間に変わった」手口に学んで改正しろというのは、あまりにも不謹慎、不適切であり到底正当化できるものではない。  こんなことを軽率に口にできること自体が、憲法改正について真面目に考えていない証拠であり、冗談めかして言いながら実際には「 誰も知らないうちに、こっそり憲法改正できたらいいな~ 」というのが本音だとしか思えない。   これに笑っていた客席の感覚も異常だし、まして、これが「反語的意味」なんて解釈はどうひっくり返ったって不可能である。  麻生の発言は二重にも三重にも無知が絡まり合っていて、もう一点根本的な誤りがある。朝日も産経も社説で指摘し、東京新聞(8月8日)が詳しく解説していたが、 麻生はナチスの台頭に関する世界史の常識を全然知らないのだ。  麻生は日本の憲法改正論議を「狂騒の中でやってほしくない」としたうえで、「 ある日気づいたら、ワイマール憲法がナチス憲法に変わっていたんですよ。誰も気づかないで変わった 」と言っている。   まず第1に、「ナチス憲法」なんてものはない。ナチスは「全権委任法」を成立させて、ワイマール憲法を事実上死文化させたのである。   しかもそれは「誰も気づかない間に」行なわれたのではない。それはまさに狂騒の中での出来事だったのである。  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!